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ゴルフの成長過程を慣れとミスの関係から見ると?

2012年09月29日 13:15

 ミスをどうしたら減らせるかを考えていると、どうしてもその筋の専門家の意見が気になります。

 当たり前と言えば、当たり前ですが、失敗の研究は、ミスが直接、人命に係わる航空・鉄道・医療などの分野で発達していることがわかります。

 事故分析や事故予防における人為的な要因を考えるヒューマンエラー研究が、ゴルフのミスにも役立つかもしれないと、浅はかに考えてしまいます。(というか、私の場合、世の中のすべての事柄に対して、ゴルフに少しでも活かせないかを常に考えているといった方が正しいかもしれませんが・・・)

 その研究によると、経験年数が事故率・ミス率に関係していることが報告されています。

 これは「ベテランほどミスが少ない」という単純な相関関係ではなく、バスタブ状の曲線になっていることが興味深い点です。
慣れとミスの関係図
 図のように(A)初心者のときはミスが多く、(B)経験を積み、慣れとともに、ミスは減ってきます。(C)慣れすぎるとまたミスが増加する傾向を示しています。

 (C)の不思議な現象が生じる原因は、単に慣れによる油断によるものばかりではないそうです。

 理由は二つあり、より難易度の高い仕事がベテランに任されやすいというのが、一つ目の原因とのこと。

 ゴルフで言えば、バンカー越えのアプローチの場面、ボールを転がして寄せる技術しかなければ、パーを諦めてでも、安全にバンカーを避けてボギー狙いの戦術が選択されやすくなります。

 一方、ボールを高く上げて止めたり、スピンで止める技術を身につけている人は、その高度なテクニックによって、危機的状況を打破することができます。

 ただし、パーセーブできる可能性は高いものの、平易なテクニックに比べ、難易度が高いので、ミスの確率も高く、ミスした場合にはダボ以上のスコアになる可能性も排除できないといった具合です。

 二つ目の原因は、仕事に慣れすぎると柔軟性を失って、かえって危なくなるというものでした。

 こちらもゴルフに当てはめれば、ホームコースのみのラウンドに終始していると、慣れからホームコースの攻略に適応して、良いスコアが出るようになります。

 たまにホームコースとは違うタイプのコースをラウンドした場合に、応用がきかず、大たたきしてしまうことが多い方は、過度にホームコースに適応しすぎた結果、対応力の乏しい柔軟性が失われた状態に陥っている可能性があります。

 ヒューマンエラー研究の本では、初心者から熟練者への経路は、失敗を経験して初心に戻るようなA→B→C→Bの順に揺れ動きながら、成長していくものだとしています。

 ゴルフにおいても、ある程度、ホームコースに慣れてきたら、まったく違う地形のコースを回ることが上達の糧になりえます。

 ホームコースで培った技術を応用できないかを検討したり、自分に不足している技術を確認して、新たな課題を見つけることができれば、より柔軟性の高い対応力を身につけることができるかもしれません。

 ところで、事故を起こさないことがこの研究分野の課題ですから、失敗の代償を払わなければ、ミスへの教訓が学べないというのでは効率が悪いということで、その代替方法として、人に教える経験を積むことを勧めています。

 人に教えるためには、もう一度自分を見つめ直す必要が生じます。

 人に教えるからには、間違ったことは教えられないので、基本的なことでも改めて確認することも必要ですし。

 初心者にも理解できるように、わかりやすく説明するためには、自分の持つ知識・技術の根幹にあたるポイントは何かを考えることで、より物事に対する理解が深まります。

 『人に教えることで学ぶ』とは、よく言ったものですね。

 ゴルフでは教え魔は嫌われる存在なので、仲の良い知り合いとゴルフ談義を交わすことで、お互いの知識を深めるのがよろしいのではないでしょうか。

 何しろ、どこでも誰でも、ゴルフ談義は楽しいですしね。

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