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イップスは反復練習とメンタルトレーニングでナイスパット

2011年11月29日 21:56

 「あれ!? うごかない?」

 舞台はゴルフトーナメントの最終組の最終ホール。

 このパットが入れば、長年の悲願である初優勝という場面で、過去の失敗が脳裏をよぎり、極度の緊張で手が動かなくなる現象。

 ゴルファー最大の難敵、イップスです。

 スポーツにおいて緊張やプレッシャーのかかる場面で、通常ではありえないようなミスをしてしまうのことを指し、神経に起因する心理的症状だと言われています。

 考える時間が長いゴルフでは、特に重症化しやすい。

 経験の豊富な上級者に多く、試合などの緊張した場面でミスが続き、技術的な問題が解決されないままだと、深みにはまります。

 パターに限らず、ドライバーやアプローチなどでも起こり、イップスが原因でゴルフ界を去る人もいるくらいです。

【イップスはこころの問題なのか、それとも技術的な問題なのか】


 パッティングに科学的なアプローチを取り入れたことで有名なデイブ・ペルツ氏は、ミスが起きにくい正しい打ち方ができれば、自ずと治ってくるという考えで、イップスは技術的な問題だと言っています。

 正しい打ち方を身につける方法として・・・

 人間が動作を習得するのに必要な反復回数は1万回以上。

 誤った動作を修正するには、さらに多い2万回もの正しい動作を繰り返す必要があるそうです。

 そもそも一般的なアマチュアの場合、ストローク練習でまったく同じ動作を1万回も繰り返したことがある人はごく僅かでしょう。

 特定の動作が身についてない大部分のアマチュアには、修正すべき誤った動作が存在しないので、イップスとは無縁で、心配はいりません。

 単なる練習不足と一蹴されてしまいます。

 2万回という反復回数は、1日100球のペースでも、半年ほどで達成できる練習量なので、競技志向の方にとっては、そう難しい回数ではありません。

 問題となるのは、イップスでは何も信じられない混乱した状態なので、本人が心から信頼できると思える練習方法をみつけることが大切となります。

 デイブ・ペルツ著『パッティングの科学』の中で、正しいパッティングストロークを身につける具体的な練習方法が紹介されているので、お悩みの方は一読されてみてはいかがでしょうか。

 確かな技術で自信を取り戻し、不安な状態から抜け出す方法として、軽度のイップスには効くかもしれません。

 

【脳機能の側面からみたイップス】


 プロゴルファーへの質問で、「パットの調子が良かった時期は?」と聞くと、ほとんどのプロが子供の頃だと答えるそうです。

 若い頃、パッティングは直感的に行なわれており、右脳優位の状態です。

 若い時に比べると、加齢と共に体が意図したようには動かなくなってきます。

 それを補おうと、レッスン書をあさるなど、理論に偏重しすぎると左脳が優位の状態となります。

 大人になってゴルフを始めたレイトビギナーも左脳優位の傾向があります。

 イップスに陥るプロは、練習熱心で理論派の方が多いらしく、いたたまれない気持ちになります。

 大人になればなるほど、理論立てて物事を考えてしまうのは仕方ないとしても、行き過ぎは禁物のようです。

 分析に左脳を使うことは程ほどにして、右脳優位で感覚を鍛える訓練を増やすことがイップス改善につながるかもしれません。

 そういえば以前読んだ本で、タイトルは思い出せませんが、意識と危険の関係について、脳外科の先生が書かれたことを思い出しました。

 交通事故にあった人の記憶が、事故の前後で途切れているのは、脳が当たる直前に回路を遮断するからで、あまりの痛さに耐えられないと脳が判断した結果だそうです。

 過度のストレスにさらされた時に、頭が真っ白くなり、呆然としてしまうのも、交通事故と同様に、恐怖のため回路遮断が起こり、ほんの短い瞬間ですが気を失っているらしいのです。

 散々練習してきたことが突然できなくなるイップスも、この回路遮断の説明で納得がいきます。

 

【緊張を恐怖と感じてしまう習慣が悪い】


 日本人の傾向として、欧米人に比べ、緊張しやすい体質の人が多いといいます。

 さらに、心拍のドキドキを緊張と捉え、緊張すると何もできなくなる悪いことだと思う風潮でもあります。

 メンタルトレーニングの分野では、緊張を悪いことと捉えず、緊張と恐怖を混同しないことが大切だとしています。

 一流のスポーツ選手はプレッシャーをうまく処理して緊張していないようにしているのではなく、ほどよい緊張状態を保って、逆にパフォーマンスアップに利用しています。

 胸がドキドキしてきたら、気持ちがノってきたと感じられれば、しめたもの。

 優勝争いをしている選手の飛距離が異様に伸びてくる原因も、緊張状態で分泌されるアドレナリンの影響であることはよく知られています。

 ゴルフの場合、計算しにくい飛距離アップは困りものですが・・・。

 先の脳外科の先生は、日々、命にかかわるような脳の手術に携わっておられるそうです。

 ミリ単位のミスも許されない脳の手術では、「手が動かない」なんて言っていたら、人の命は救えない過酷な状況です。

 脳外科の先生にとって、イップスなんてなんぼのもんじゃい!って感じなんでしょうね。

 外科手術と比べられたら、何も言えなくなってしまいます。

 でも、普通の神経の持ち主は傷が深くなる前に、技術的にしろ、精神的にしろ、早めに対処するのが一番でしょうね。


 イップスは反復練習メンタルトレーニングナイスパット!!

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