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アンピナブルエリアとは?〔ゴルフ用語説明〕

2020/12/02
ゴルフ用語説明〔あ行〕【その2】
 アンピナブルエリア(unpinnable area) とは ・・・

 グリーン上の場所でそこにピン(ホール)を切ってしまうと、パッティングに不公平が生じてしまう区域のことを言います。

 仮にグリーンエッジから1~3ヤードといったぎりぎりの内縁部分にピンを切った場合、ほんの僅かにショットがずれたミスとも言えない状況であっても、グリーンからこぼれ落ちる結果となってしまい、アンフェアです。

 また、こうした状況でグリーンにオンした場合、ほぼグリーンのファットサイドからのパッティングラインしか存在しないことになることも問題になります。

 パッティングでカップを1ヤードオーバーしただけで、グリーンオーバーになるような返しのパットが打てない状況は論外というわけです。

 マルチティアドグリーン(2段グリーン、3段グリーン)の段差部分など、傾斜がきつ過ぎて、カップインしなければ、その場に停止しきれない場所もアンピナブルエリアとなります。

 こうしたボールが止まらないグリーンの傾斜の例で、最も目にする機会が多いのはマスターズトーナメントかもしれません。

 世界中から集まったトッププロがピンをデッドに狙った結果、ほんの僅かなショートしただけで、傾斜でグリーンから転がり落ちてしまうシーンをよく見かけるはずです。

 こうしたグリーン上にオンしたとしてもボールが留まりきらずに動き出してしまう区域がアンピナブルエリアの代表例となります。

 メジャートーナメントのグリーンでは、芝の刈り高を低くした高速仕様のセッティングに仕上げているので、尚更、芝の抵抗を受けにくく、傾斜によって転がり落ちやすくなってもいます。

 それだけでなく、グリーンのコンパクションも上げるため、芝への水やりを制限しているので、ショットで落下したボールが硬く締まった地面に弾かれ、スピンコントロールや弾道の高さによるボールの重さを利用してもグリーン上に止めることを難しくしています。

 グリーン上とはいえ、こうした急傾斜のエリアは、実質的にはグリーン外同然ですから、そこを縁としてその内側数ヤードも本来的にはアンピナブルエリアと言えます。

 通常ならば、こうした傾斜からある程度離れた位置にピンを切るわけですが、マスターズトーナメントのような達人達の中からより優れた者を振り分けるふるいとして機能させるため、敢えて無理なピンプレースメントにしているところがあるわけです。

 この他、パズルのピース形状のようなグリーンで、ある地点からカップを狙う際にグリーン外を経由しなければならない丸く突出した位置にある部分はアンピナブルエリアななる可能性があります。

 これは平面を直線的に観察するのではなく、傾斜の影響を含めた立体的なラインに加え、芝目の影響をも含めた上での実質的なラインが存在するかどうかが問題となってきます。

 傾斜・マウンド・芝目を利用したとしても、グリーン上だけを転がして狙えない位置であるのならば、そこはアンピナブルエリアと言わざるをえません。

 これと同様の理由から、グリーンのど真ん中にバンカーがある設計も、本来、グリーン上のどこかの傾斜などを利用してバンカーの反対側を狙えるようになっているのがセオリーとなります。

 もし、傾斜などを利用してもバンカーの反対側を狙う余地がないのであれば、そこはアンピナブルエリアになります。

 ただし、そもそもがグリーン自体に平らな部分で真っ直ぐにしか転がらず、1パットで入るルートが存在しないのであれば、コースの設計自体に問題があるとみなされます。

 ゴルフではこうしたピンを切る位置やコース設計にも、プレーの公平性を十分考慮した造りになっているというわけです。
 

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shotmaker
Admin: shotmaker
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どんな見事な組み合わせでも結果が出ないこともありますし、傍目からはこれは?と思われるようなスイングでも結果が良いことも。

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ゴルフ用語説明〔あ行〕【その2】