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慣性モーメント的に有利なスイングのタメでナイスショット

2011年10月25日 12:06

 ゴルフレッスンでも、ゴルフスクールでも、スイングのタメが重要視されています。

 なぜ、タメがこんなにも重視されるのでしょうか?

 その理由はタメの有無がヘッドスピードと深い関係があるからです。

 ミート率やスイング軌道等の他の条件が同じであれば、ヘッドスピードが速いほど、飛距離は伸びます。

 飛距離アップには、まずヘッドスピードアップと言われるので、体力づくりに励んだり、クラブを軽量化したり、いろいろと努力を重ねている人も多いことでしょう。

 スイングのタメは、テクニックでヘッドスピードを上げる方法です。

 

【慣性モーメントの観点から見たスイングのタメ】


 慣性モーメントは、ゴルフではクラブヘッドの返りやすさやクラブの振りやすさなどを比較する指標として使われ、回転運動における回転のしにくさを意味します。

 スイング自体も回転運動として捉えることができるので、慣性モーメントで表すことができます。

 スイングの慣性モーメントが小さいほど、高速回転に適したスイングであることを意味します。

 昔読んだ、"とある本"では、仮にタメができている状態を左腕とクラブのなす角度で90°とし、タメの無い状態を150°とすると、両者の慣性モーメントの比は約1.5倍になるとしています。(この本では確かグリップやシャフトの重さを無視して、クラブヘッドと回転軸との距離で慣性モーメントを計算していたと記憶しています。)

 回転速度の比は慣性モーメントの平方根にあたるので、タメのあるスイングはタメの無いスイングよりもヘッドスピードは約1.22倍も速くなります。

 まったく同じ体力であっても、タメ次第でこんなにも差がでてしまうのは驚きでした。

 フィギュアスケートの選手もスピンで速く回転する時には、手の位置を中心に寄せて、重心を回転軸にできるだけ近づけているのは理にかなっています。

 ゴルフの場合では、長いクラブを持った状態で回転しなければなりません。

 クラブとクラブを持った腕の両方の重心をスイング軸に近づけて慣性モーメントを小さくする必要があります。

 "脇を締める"という教えも、脇が空いた状態では腕と体が離れ過ぎて、慣性モーメントが大きくなり、回転には不利な体勢を戒めていると言い換えることができます。

 また、"切りかえしは左サイドから"という教えも、慣性モーメント的に有利な教えと言えます。

これは、切りかえし以降に左肩が先行して回ると、肩が左腕を引っ張ることによって、左腕が体の近くを通りやすくなる利点を言っています。

 ダウンスイング中、右腕をたたんでいるのも、左腕が体の近くを通りやすくするのを助け、右腕をたたんでいること自体も慣性モーメントを小さくする動作となっています。

 アドレスの時、自然にクラブを構えると、ライ角との関係でクラブと腕のなす角度は150°程度です。

 ダウンスイングでクラブを加速させてやるのに、この状態のままては不利なので、クラブと腕のなす角度をできるだけ小さくする工夫が必要となります。

 手首などを使ってコックし、クラブと腕のなす角度を小さくし、直角を超えて鋭角になるのが、いわゆるタメという工夫。

 手首のところが蝶番のように、伸ばした腕とクラブがきれいに二つ折りになればよいのですが、人の体の構造上、道具のようにはいきません。

 また、ゴルフでは正確にボールをヒットすることが第一条件なので、その邪魔にならない範囲内で、速く回転する工夫を模索しなければならない点が難しいところでもありますです。

 ダウンスイングでは腕を体に近いところを通し、腕が腰の高さに降りてくるまではクラブヘッドが頭の近くにあるイメージで、慣性モーメントの小さいスイングを模索してみてるのはいかがでしょうか?

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 慣性モーメントの小さいスイングで ナイスショット!!


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