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てこの原理でナイスショット

2011年10月22日 16:20

 今回はスイングを "てこの原理"に当てはめて考えてみたいと思います。

 "てこ"は、第1種、第2種、第3種という3種類の"てこ"に分類されます。

 まず、"てこの原理"と言うと多くの人が連想するのは、木の棒と石を使って大きな岩を動かすシーンあたりでしょうか?

 これは支点が力点と作用点の間にある"第1種てこ"と呼ばれているタイプのものです。

第1種てこ

 この"第1種てこ"では、力点が支点から遠く、作用点が支点に近い場合、力点に加えた小さな力が作用点で大きな力として働いて、大きな岩をも動かせるというわけです。

 ただし、ゴルフスイングで"てこの原理"を利用するには、"第1種てこ"を別の使い方で利用します。

 それは、力点を支点に近くして、作用点を支点から遠ざける方法です。

 この場合には、力点に加えた力が作用点で大きな『可動域』と『速さ』として働きます。

"てこの原理"を利用する場合の注意点として、ヘッドスピード(速さ)を上げたり、可動域を広げたいと考えるのなら、基本的に『力』は損することを受け入れなくてはなりません。 

 "てこの原理"を上手く利用できて、可動域が広がり、ヘッドスピードが加速している場合には、以前よりも重く感じ、力が必要になるのが正解です。

 『力』と『速さ・可動域』のどちらも得する方法は、自然法則にはありません。

 もし、軽く感じるようなら、スピード・可動域を得するタイプの"てこの原理"は利用できていないと考えてくださいね。


 スイングで"第1種てこ"を利用する場合、クラブが腰の高さに上がったバックスイングの中盤以降で行うと有効に機能します。

 グリップしている右手が支点となり、左手を伸ばす動作によって、左手のグリップが力点になるようにクラブを操作することで、右手の力によらずに必要なコックが得られます。
 
 ダウンスイングに入って、クラブを加速する意図で、"第1種てこ"を戻して反対方向に操作しようとすると、左肘が引けるスイングになるだけでなく、コックも早めに解けてしまい、インパクト時にクラブを加速することができません。

 ただし、ダウンスイングに入ってもしばらくの間、コックを維持するために、"第1種てこ"をそのまま使用し続けます。

 ダウンスイングでのスイングの加速には、"第3種てこ"の利用が適しています。

 第3種てこ とは、力点が支点と作用点の間にあるタイプのものですが、運動の速さに有利に働き、物体を速く動かすことができる特徴があります。

第3種てこ

 この"第3種てこ"は、身体の部分でも多く見られます。

 例えば、腕の曲げ伸ばし動作では、骨格筋が動力として働きます。

 骨格筋は文字通り、両端が骨に接続した筋肉で、骨と筋肉の付け根である腱の部分が力点となります。

 骨と骨を繋ぐ関節が支点となり、筋収縮による力によって、骨を動かすといった具合です。

 身体の素早い動作の多くがこの"第3種てこ"に支えられています。

 ダウンスイングの"第3種てこ"の利用に話を戻すと、左手首が支点として機能するように、左手首も柔らかい状態に保つことに加え、"第1種てこ"でバックスイングした時の左肘を真直ぐな状態に保つことがポイントです。

 力を加える部分である力点が支点と作用点の間になるように、右手のグリップ、特にクラブと接触している指の部分でクラブを押すように力を加えます。

 以前にお話した右手が外肘になっているので、フックグリップは押す力が強いは、ここで力を発揮します。

 右腕を伸ばす動作で生じる力がクラブを加速させていきます。

 インパクトの時でも、右肘は完全に伸びきらず、インパクト直後に真直ぐになるように右腕を伸ばしていくとよいでしょう!

 クラブは長ければ長いクラブほど、クラブヘッドが加速するように、左手首が支点になることで、クラブの長さを充分活かしたスイングにもなっています。

 また、この"第3種てこ"のイメージでスイングすることで、フェースの開き過ぎも防ぎ、ボールを包み込んで捉まえる感覚の助けとなります。

 フォロースルーで左肘が引ける癖のある人は、"第3種てこ"をうまく利用できていません。

 肘に意識を置くよりも、むしろ左手首が支点になるイメージでスイングしてみてください。

 一番の難しいポイントは、支点には力点と作用点双方にかかる力を受け止められる位、しっかりと支える必要がありながら、力が作用する方向を妨げないように関節の向きに気を配りつつ、柔らかく保たなければならないこと。

 グリップ圧を下げ、腕の力に頼るのではなく、体幹の力を利用し、慣性を活かしたスイングを心がけましょう!!

 てこの原理で ナイスショット!!


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