FC2ブログ
                           人気ブログランキングへ 

最後に葛藤が生む構造になっているからこそゴルフは難しい?!

2018年10月07日 07:22

 他のスポーツ経験者でゴルフをしたことがない人は、「止まっているボールを打つのなんて、簡単過ぎて、なにがそんなに面白いの?」と感じるようです。

 確かに、止まったボールを打つこと自体は、動いているボールを打つのよりも容易であるは事実です。

 それでも、ゴルフにはそれを覆すほど難しい要素がたくさん含まれています。

 ここではその中の一つを紹介していきます。

 特に異質と言えるのは、目標を狙う競技でありながら、勢い良く標的を射抜いたり、コート内に一度弾ませるといった具合に、的に当てたり、ゲートのようなものを通過させるだけでは済まないこと。

 ボールを静止させなければならず、最終的に止める位置が重要になるという点です。

 ゴルフクラブとゴルフボールの構造自体も、ボールを打てば、必ずバックスピンがかかる造りとなっているため、ゴルフのショットではスピンで止めるという技術を前提としているところがあります。

 グリーン上で落ちた場所に留まるように程良いスピン量に調節すること然り。

 グリーン上を前へと転がり過ぎないように、バックスピンによって戻すのも然り。

 高い打ち出し角を得た後、バックスピンによる揚力によって、ボールを上昇させて、上から落として、ボールの重さで止めるのもスピンによる恩恵です。

 ドライバーのティーショットを含めて、ショットではこうした止める技術を駆使し、ボールが止まる位置を推測することが、ゴルフでは必要不可欠となっています。

 ただし、これがグリーン上の最後の最後で覆ります。

 お先にパットなど、外す恐れを感じないパットでは、カップという円の中にボールを留めるという丁度良い強さでなくても、カップに届く強さ以上であれば、多少強くてもカップインしてくれます。

 具体的にどの程度強くてもカップインするのかについて、以前にも説明した『ショートパットが驚くほど楽になる!ホール(カップ)の実態とは?』を参考にしてください。

 カップの縁の中にボールの縁がかからないように放り込めさえすれば、想像以上に強い勢いボールであっても、カップはしっかりと受け止めてくれるものです。

 ただし、カップインする確率は各段に上がるものの、外した場合には打つ前以上に遠くに離れてしまうこともあるため、なかなか普通はこんなにも強くは打てません。

 カップインさせたいという願望はあるが、確信が持てないため、外した際の保険を掛けるように、どうしてもタッチを弱めてしまいます。

 しかも、人間の思考の癖がこれを後押してきます。

 人というものは、概念を理解するため、枠組みの中で物事を考えることが得意です。

 ただし、これが悪く作用すると、カップまでの距離という枠組みに捕らわれるあまり、その枠を越えるような発想に至らず、カップにやっと届くか届かないかの程度の強さへと無意識に調整してしまうことが多々あります。

 ぎりぎりカップに届く強さでは、植物という自然物である芝の生育・混生、ボールマーク、スパイクマーク、足跡を原因とするイレギュラーバウンドに邪魔されて、カップインする確率も下がります。

 かといって、強く打って外した場合のデメリットも無視できません。

 入れたいけど、外したくない。

 こうした葛藤が生まれる距離の狭間こそ、決断できずに曖昧なままプレーを促すため、ゴルフを難しくする要因となります。

 カップインの確率が半々となる入れ頃外し頃の距離が、ボギープレーヤーで約1.5m、プロでさえも約2.5m程度というほどの短い距離になって、なかなか伸ばすことができないのは、こうした理由からです。

 常にボールを止めることを習慣とする中に、いかに迷いを絶ち切って決断できるかがゴルフでは最後の最後で問われるというわけです。


 ゴルフのアレコレ・よもやま話 カテゴリ 〔サイトマップ〕
 サイトマップ〔トップ〕へ戻る
スポンサーサイト



最新記事