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『運動神経悪い芸人』を観て、笑い転げている人も、ゴルフでは・・・

2018年09月09日 11:59

 アメトーークの大人気企画の一つ『運動神経悪い芸人』。

 運動が苦手な芸人さんに、いろいろなスポーツ競技の動作を行わせて、あまりにも不器用で笑える動きを紹介するというお笑い番組の企画。

 他人が不得手な事をしている様子を傍で見て笑うというのは、正直あまり趣味の良いことではないのですが、あまりにも不自然な動きに思わず目を奪われてしまいます。

 どうしてあんな奇妙な動きになってしまうのか?

 それは当の本人達が「いくつも動作を同時にできない!」と発言しているところからも窺い知ることができます。

 例えば、バスケのレイアップシュートをしようとする場合、ドリブル・走る・掴む・ステップ・ジャンプ・放るという一連の流れの動作になるわけですが、彼らはドリブルしながら走るというところで早々に躓いてしまいます。

 確かに、『ドリブル』と『走る』という二つの動作を同時に行ってはいますが、これは何も特殊なことではなく、今まで生きてきた際に誰でも経験しているはずで、普通に行っている並行作業の範疇のことです。

 慣れていることであれば、2つの動作くらいであれば、誰でも並行して行うことは簡単なはず。

 ただし、どちらかが不慣れの動作だと、不慣れな動作を強く意識し過ぎてしまうため、普段なら簡単にできる方の動作も阻害してしまうことが多々あります。

 運動神経悪い芸人にとっても、『走る』という行為自体、単独では普通に行えるはずですが、不慣れな『ドリブル』を同時に行わせることによって、走ることもままならない状況に陥っているというわけです。

 ここで一番の弊害となっているのは、第一義的にシュートをしなければならいという意識が強く入る点です。

 バスケのレイアップシュートの場合、ドリブル・走る・掴む・ステップ・ジャンプ・放るという一連の流れで、並行作業的に重複する部分の動作はあるものの、一つ一つを順次行っていくだけで同時にすべてを行うわけではありません。

 にもかかわらず、シュートイメージが強過ぎて、一部の筋肉を意識し過ぎるあまり、硬直し続けた筋肉が、一連の動作すべてを阻害する要因となってしまいます。

 これが『運動神経悪い芸人』企画の核心でしょうか。

 走り幅跳びで膝を伸ばしたまま砂に突き刺さったり、ビヨンビヨンした奇妙な動きをしたりするのは筋肉をいつまでも硬直させ続けている証です。

 別に笑いを解説しているわけではなく、あくまでも動作の性質に関する話ですが。

 『運動神経悪い芸人』を観て、笑い転げている人も、実は気がつかずに似たような奇妙な動作をしていることがあります。

 それはゴルフでボールを遠くに飛ばそうとしたときなどに顕著に現れます。

 ボールをかっ飛ばそうとした時に、身体のどこかに力を込めようと意識する、もしくは無意識に力が入ってしている人が多いものです。

 多くの場合、腕や肩に力が入ってしまうわけですが、ここでは手打ちの弊害云々を抜きにして、終始、力が入り続けること自体が問題になります。

 たとえ体幹スイングであったり、足を使ったスイングであったとしても、一部の筋肉に力を込め、常に使い続けるということなんてありません。

 ゴルフスイングでクラブヘッドの辿る軌道はほぼ円軌道になるせいで、丸い軌道に対して、方向を変えながら力を加え続けるという誤解が生じるのかもしれませんが。

 クラブヘッドを加速させつつも、スイングの再現性を保つために円軌道に変換しているのであって、スイングを加速させる動作自体は、使用する筋肉や重力の性質上、直線的になります。

 直線的な力ゆえに一度に大きな力を加えてしまうと、機械とは違って、身体の場合、円軌道から逸れてしまう結果になります。

 また、瞬間的に発揮した筋力はアクセルの役割を果たしますが、筋肉の稼働する距離には制限があるのため、発揮し続けることでブレーキの役割に切り変わってしまうことにも気づく必要があります。

 そのため、円軌道をできるだけ損なわないように、円軌道を辿るクラブヘッドの位置に対して、適切なタイミングを計って、数回に分けて許容範囲内の直線的な力を加えなければ、スイングスピードを効率よく加速させることは叶わないというわけです。

 ゴルフスイングの場合、こうしたスイングの特性上の問題から、一部の筋肉に頼って大きな力を込め続けるというのは、スイングの再現性を損なう恐れがあり、非常にナンセンス。

 加えて、『運動神経悪い芸人』の例のように、特定の動作を意識するあまり、最初から最後まで筋肉に力を込め続けるというのは、普段ならできていることすらも阻害してしまうわけですから、絶対に避けなければなりません。

 ゴルフでは、誰でも比較的簡単に『運動神経悪い芸人』に早変わりしてしまうことを肝に銘じてくださいね。


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