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体幹のパワーを手に伝えるには腕の起点をどこに置くかで決まる

2018年07月03日 12:27

 ゴルフでの手打ちは、それこそ飛ばない・曲がる・どこへ叩くかわからないといった様々なミスを引き起こします。

 手打ちを脱したいと願い、脇を締め、体幹に腕を固定したような状態でスイングするだけでも、体幹から伝わる大きなエネルギーの一端を感じることはできます。

 ただし、体幹から発生したパワーや足で発生したパワーが体幹を通して、腕に効率よく伝わるためには、力が伝わる経路というものが大切になります。

 これが前回お話しした『力の伝達路』としての骨の役割ですが、腕に体幹からの力を伝える際、重要となるのが腕をどのようなものとして捉えるかということです。

 これは腕がどこから始まっているか、腕はどの部分かという視点が大切ということです。

 腕とは、一般的には肩の関節から先の部分と認識されているはずです。

 これは見た目上の区分で、腕を胴体部分と区別するための見方です。

 あくまでも見た目の上での区分であり、機能的な区分とは少し異なります。

 腕を動かす筋肉が腕だけに付いているわけではなく、胴体にもはみ出して付いているということからでも、少しは理解できることだと思います。

 そういう意味では、上腕(肘から肩までの部分)を動かしてさえいれば、それだけで胴体に付着した筋肉を動かすことになるので、厳密には『手打ち』ではないわけですが・・・。

 ただし、『肩から先を腕』と認識して動かしている場合には、腕を動かす主体はあくまでも手・腕ということになり、『手打ち』と呼ばれます。

 ここで腕の始点の認識を変えてみましょう。

 腕を腕だけで独立して動くものという認識から、胴体と繋がり、胴体と共に動き、力を伝えるために動かすものという認識で捉え直してみます。

 こうした視点でみれば、腕と胴体は互いに独立したものではなく、互いに重複した部分を有し、連携して機能すると考える方が自然です。

 こうした胴体との一般的な意味での腕を繋いでいるものが、鎖骨や肩甲骨とその周辺の筋肉の部分です。

 鎖骨・肩甲骨は胴体でありながら、体幹と上肢(腕)を結びつけている役割をもつことから、上肢帯とも呼ばれています。

 鎖骨は胸の前側中央部にある胸骨のところから始まっていますから、胸骨と鎖骨の付着部を腕の起点として、鎖骨を含めた部分を腕と認識する必要があります。

 また、肩甲骨は主に胴体の背中側と腕を繋げています。

 この肩甲骨には腕を動かすための筋肉だったり、体幹の力を腕に伝える際に重要な役割を担うとされる筋肉が多種多様に付着していたりします。

 バレエなどでは、身体美を演出するために、腕と一体となって鎖骨や肩甲骨を連携して動かすことが求められます。

 これは単なる見た目の美しさだけではなく、身体機能の高さを伴った動物としての本質的な機能美を見る側に印象付けるからだと感じます。

 空を羽ばたく翼を持つ鳥がそうであるように、大地を走り回るネコ科の動物がそうであるように、肩甲骨と鎖骨を大きく使って、上肢(翼・前脚)を動かしています。

 現代人の普段の生活では、この肩甲骨や鎖骨を大きく動かす機会が乏しいため、ほとんどの人の肩甲骨・鎖骨周辺の筋肉は凝り固まってしまっていて、機能していないのが現実です。

 これが、アマチュアゴルファーが『手打ち』になってしまう最たる原因です。

 ゴルフ雑誌のレッスンなどで、肩甲骨周りが大事というテーマで特集が組まれることが多いので、ゴルファーなら知識として知ってはいるはず。

 知ってはいても、長年ほったらかし状態の大人の場合、肩甲骨周りの筋肉をほぐすことは、なかなか根気がいる作業であるため、その重要性が体感できるまで続けられずに、挫折してしまうことも多いようです。

 目標はマグネットコーティングされたガンダムの関節のように、何の抵抗もなく、自由に可動させること、それを肩甲骨・鎖骨の動きで目指す。

 この上肢帯が体幹から自由になると、腕へのエネルギーの伝達効率が増すだけでなく、回転軸を揺らす悪影響も軽減され、ショットも安定してきます。

 腕を扱う上での起点の認識と、実際問題となる鎖骨・肩甲骨周りの柔軟性かつ強さが、本質的な意味で手打ちから脱却するためにはどうしても必要となるというわけです。


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