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口呼吸では足を使っても下半身の力がヘッドスピードに変換されない

2018年06月17日 12:18

 口呼吸をしている人は、喉が乾きやすく、喉の粘膜を傷つけるため、様々な感染症のリスクが上がるとされています。

 これに対して、鼻呼吸の場合には、口呼吸に比べて、1.5倍程長い経路を辿る間に、冷たく乾燥した外気も温められ、加湿もされるため、感染症のリスクが下がります。

 そればかりでなく、鼻呼吸すると、気管支や血管を広げる効果のある一酸化窒素が放出されるため、呼吸器ばかりか、循環器系の負担も和らげる効果もあります。

 ただし、口呼吸が習慣になってしまっている人がいざ鼻呼吸に変えようとしても、気を抜くとすぐに普段から慣れ親しんだ口呼吸に戻ってしまうものです。

 これは普段の呼吸の仕方が浅いことが影響しています。

 口で呼吸してしまうのは、鼻づまりなどの理由から、鼻からの呼吸量だけでは息苦しく感じるからでしょうが、本来なら、暫くの間、鼻で呼吸をしていれば、一酸化窒素の効果で鼻づまりは解消されて、呼吸が楽になるものです。

 鼻づまりが解消されても、息苦しく感じてしまうのは、呼吸の仕方に問題があると言わざるをえません。

 古くから呼吸法には様々なものがありますが、以前に紹介した踵呼吸は、紀元前から伝わる『荘子』に書かれた歴史的にも古いものでありながら、解剖学的にも全身呼吸として有効であると思われる優れた知見です。

 こうした先人の知恵に倣い、少なくとも、鼻呼吸でも息苦しくない程度には呼吸の仕方を身につけたいものです。

 ゴルフというスポーツ競技では、心肺能力の限界を競い合うということはないことから、パフォーマンスに関しては、即座にスコアや勝敗に影響するものではありません。

 ただし、たかが呼吸と侮ることなかれ。

 呼吸の深さは疲れと大いに関係してきます。

 ゴルフツアーでは年間を通じて、3~4日間の試合が毎週のように続く中、練習ラウンドやプロアマ戦も含めると長丁場の戦いになります。

 ほんの僅かな呼吸や血液循環の差が疲労の蓄積となって、ツアー終盤戦の優勝争いやシード権争いに影響を及ぼすことも少なくありません。

 アマチュアゴルファーの場合、そんな長丁場とは無関係ですが、ラウンドの後半で疲れて大叩きしているような人には関係ない話とは言え切れませんよね。

 もっとゴルファーの興味を引く内容の話もあります。

 喉から踵まで通ずる呼吸に関する筋・筋膜経線であるDFL(ディープフロントライン)には、下半身の力を胴体に伝える役割があります。

 ゴルフスイングで、どんなに足を踏んばって力を加えたりしても、下半身リードを意識しても、ヘッドスピードがさほど変わらないという人は、このDFL(ディープフロントライン)が凝り固まっていて、機能不全に陥っているのかもしれません。

 このDFLに属する筋肉は、インナーマッスル(深層筋)です。

 アウターマッスル(表層筋)のように鍛える類の筋肉ではありませんが、呼吸などのごく小さな動きを通じて、繰り返し刺激されたり、姿勢制御などを通じて、活性化される類の筋肉です。

 姿勢が悪かったり、呼吸が浅い人が使えていない筋肉とも言えます。

 スポーツにおいては、インナーマッスル(深層筋)の重要性が認識されているはずですが、それは運動連鎖におけるエネルギーの伝播に影響するという理由からです。

 日頃、重力に抵抗することによって鍛えられた下肢(足)で発生した大きな力を、胴体に伝え、胴体から上肢(手)へと効率よく力を伝えるのがインナーマッスル(深層筋)の役割でもあります。

 インナーマッスル(深層筋)が機能していないと、たとえ大きな力が発生していても、複雑な姿勢で行うゴルフにおいては、力の伝播に減衰、もしくは断絶が起こり、最終的なヘッドスピードの加速に反映されません。

 まずは口呼吸から鼻呼吸に直すことが飛距離・スコアを伸ばすための第一歩になるというわけです。


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