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ゴルフを真剣に学ぼうとすればするほど、かえって下手になる理由とは?

2018年05月12日 10:00

 何気にゴルフを始めたばかりの頃は結構ボールに当たっていたにもかかわらず、「熱心に研究すればするほど、下手になる。」こんな経験ありませんか?

 ゴルフを面白いと感じて、それでは本格的に学んでみようとか決心し、ゴルフを研究し始めた途端に、ゴルフボールに上手く当たらなくなってしまうなんてことはよくあります。

 実はこれ!あなたが真面目すぎるからなんです。

 ゴルフは大人になってから始める人が多く、社会人の嗜みとして始める場合には、特に仕事の一環として真剣に取り組んでしまうケースが多いもの。

 そんな真面目な大人は先人の意見を一字一句漏らさず聴こうとする傾向があります。

 子供でも運動音痴だと周りから思われている多くの子も、これまた同じ凄く真面目なんです。

 スイングのチェックポイントを覚えきれないほどいくつもメモって、やろうとしていませんか?

 こうした運動が苦手な人が共通して口にするのは、「同時に色々なことをやらなければならないので、頭が混乱して何もできない」です。

 現代人の多くはマルチタスクが苦手であるため、意識で管理できることは通常1つだけに限られています。

 チェックポイントを一つに減らすと、少しは上手くいくようになりますが、これでもまだ問題が残ります。

 意識していたチェックポイントも練習を重ねる内に、動作の自動化が進んで無意識に行えるようになったりはします。

 それでも自動化が定着するまでには1万回以上の繰り返しが必要ですし、その中で1つのことを意識し続けて動作するということが思わぬ弊害を生むことが・・・。

 これは正式な筋トレを実践している人に顕著に現れます。

 目的の筋肉の部位を効率良く鍛えるのには、その筋肉を解剖学的にイメージし、特定の部位だけに負荷がかかるように意識して、他の筋肉が補助的に働かないようにしてトレーニングを重ねることがポイントとされています。

 こうした習慣で筋トレした人は、普段身体を動かす際にも、特定の筋肉を意識して動かそうとする傾向が強まるものです。

 ゴルフのチェックポイントを意識するのもこれと同じ。

 人間には600以上の筋肉があり、それが有機的に働くからこそ、自然に大きな力を生むことができるものです。

 人間の中で世界一を誇る人であっても、野生動物の強さや速さに比べると、足元にも及びません。

 これは、人間である以上、少なからず意識としての頭を働かせしまっているためでもあります。

 多勢に無勢で、一つの筋肉をどんなに鍛えても、全体の筋肉が連携して働く野生動物にはかないません。

 人間らしさの象徴である意識としての頭ではなく、野生動物としての動きを知っている身体(もしくは意識とは別に働く本来的に賢い頭の部位)に委ねることで、意識では複雑過ぎてできなかったことを可能にしてくれます。

 また、一つの筋肉を意識して動かそうとした場合の弊害はこれに留まりません。

 一番の弊害は怪我をしやすくなるという点です。

 人間というか生き物は筋肉だけで身体を動かしているわけではありません。

 筋肉の他にも、骨、関節、腱、靭帯、筋膜、骨膜、軟骨、赤血球などの結合組織が複合的に連携して支え合って、人(生き物)としての形を維持しています。

 これはテンセグリティ〔tention(緊張)とintegrity(統合)の造語〕構造と呼ばれる素晴らしい形になっています。

 人(生き物)が動く場合には、部分々々がそれぞれの形や配置を少しずつ変えながらも、このテンセグリティ構造の機能を維持したまま、全体として移動する形態を取るものです。

 こうした構造を無視して、一つの筋肉だけを意識して動こうとした場合、その筋肉だけでなく、その周辺の一部の結合組織にも過度な負担を強いることになるというわけです。

 その部分に炎症が進むと、筋肉痛を起こすだけでなく、筋膜同士が癒着したり、筋肉が硬化して筋断裂しやすくなったり、骨の糖化と共に疲労骨折しやすくなったりもします。

 こうした故障は、全体的な協調を途絶し、更なる部分的な動きにも繋がります。

 動作としての美しさを感じるものとは、本来部分的にはどこが動いたのかさっぱりわからない類のもの。

 スイングの連続写真などでここがポイントと明らかに指摘できるケースでは、それは長所ではなく、むしろ短所だと捉えた方が更なる上達を生む可能性を含んでいます。

 一つの筋肉にしろ、一つの骨にしろ、部分を意識し過ぎることが下手・怪我の原因ともなるというわけです。


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