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重心距離とは?〔ゴルフ用語説明〕

2018年01月21日 12:24

  重心距離 とは ・・・

 クラブヘッドのスペックの一つで、スイートスポットからシャフト軸線に対して直角に下した際の長さのことを言います。

 他のスポーツの道具は扱いやすさを重視した結果、グリップの延長線上に重心が重なる道具を使用していることが一般的です。

 グリップ及びシャフト軸線上に重心が存在しない道具を使用するのは、ゴルフというスポーツの最大の特徴とも言えます。

 これにどう対処できるかがゴルフの腕の良し悪しを左右する要因の一つになっているわけです。

 重心距離の値は、『ネック軸周りの慣性モーメント』が測定される以前には、ヘッドのつかまり具合を知るスペックとして利用されてきました。

 ヘッドのつかまり具合、すなわち、ヘッドの返りやすさは重心距離の長さの影響を受けます。

 重心距離が長いほど、ヘッドの返りは遅く、重心距離が短いほど、ヘッドの返りは早くなります。

 これはヘッドが返るスピードの話ではなく、ヘッドの返るタイミングが遅いか、早いかという話です。

 ゴルフクラブでは操作性が高いという表現を用いますが、シャフト軸線と重心との距離が近いほど、普段扱っている道具に近い感覚的になるため、比較的扱いやすく感じるかもしれません。

 反対に、シャフト軸線と重心との距離が遠くなるほど、クラブフェースの反応が悪く、大きく変化させるのに大きなエネルギーを必要とするため、扱いにくいと感じる人も多いようです。

 ただし、これは一般的な傾向を示すもので、自分のタイミングに合ったフェースの開閉ができるヘッドが一番扱いやすいことは当然で、個人差があるものです。

 それでも、重心距離が長いヘッドの最大の利点は、飛距離性能が高いという点です。

 振りきれるという条件付きですが、シャフトは長いほどヘッドスピードを稼ぐことができます。

 これと同じ様に、ヘッドを返す技術さえあれば、重心距離の長さが長い分だけ、シャフトの長さを長くしたのと同じ効果を得ることができるというわけです。

 ただし、大きな力を使用して、シャフトとヘッドに蓄えられた全エネルギーがボールに伝わる結果、遠くに飛ぶとも言えますから、ヘッドを返すのにエネルギーを消費した代償で、ヘッドスピード自体が遅くなるようでは、この利点を享受することはできません。

 この他、球筋との関係でも重心距離は大きく関わってきます。

 重心を外した際には、ギア効果の関係でボールには回転がかかります。

 重心よりもトウ側に当れば、フック回転がかかり、重心よりもヒール側に当れば、スライス回転がかかるといった具合です。

 このため、重心からのトウまでの長さとヒールまでの長さとの違いによって、重心距離が長いヘッドほど、スライス回転がかかる領域が大きく、フック回転がかかる領域は狭くなります。

 重心距離が長いヘッドはスライス・フェードが打ちやすいクラブというわけです。

 反対に、重心距離が短いヘッドほど、フック回転がかかる領域が大きく、スライス回転がかかる領域は狭くなります。

 そのため、重心距離が短いヘッドはフック・ドローが打ちやすいクラブになっています。

 球筋を調整する際、打ち方を変える他に、セットアップ時の打点位置を調整する方法などが実用的ですが、ご自分の打点の傾向に合うように、使用するクラブのスペックを見直してみることも大切な要素の一つと言えるわけです。


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