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スイングは横振りが正解か?縦振りが正解か?

2017年09月16日 11:03

 昔からよく取り上げられるのが『横振り』と『縦振り』の議論。

 そもそも、特定のスイングに対して、もう少し『横振り』した方が良いとか、『縦振り』した方が良いという対処法の話なわけですから、その都度その都度の程度の問題であって、一般論としてどちらが正しいのかは、さして意味はありません。

 一般論として、どちらが正しいのかは意味の無いことですが、『横振り』と『縦振り』という正反対の表現がどうして生まれたのかを考えることには意義がありそうです。

 スイング自体は3次元的なスイングプレーンを辿るわけですから、横振りでもなく、縦振りでもなく、斜め振りが正解だと考えている人が多いでしょうが、話はもうちょっと複雑。

 人それぞれ着目するポイントは異なっているため、同じ物を見た場合でも、見え方が全然違ってしまうことってありますよね。

 まったく同じスイングを観察したとしても、クラブの動きに着目するか、それとも腕の動きに着目するかによって、違いが生じてきます。

 クラブのライ角通りに構えた時、シャフトの延長線上を含む面をクラブが通過することを理想とする『シャフトプレーン』という考え方があります。

 これはクラブの動きに着目したスイングプレーンの見方です。

 このシャフトプレーンはベン・ホーガンが提唱したクラブヘッドと首を結んだスイングプレーンよりもフラット軌道であるため、クラブの動き自体は横振りと表現することができます。

 今度は見方を変えて、身体の動きを着目してみたら、どうでしょうか?

 アドレスの際、クラブはライ角の設計通りに合わせて構えるものですが、腕の向きはシャフトの延長線上になるような一直線ではなく、グリップを握る手指の構造からも上腕の向きとシャフトの向きは異なり、シャフトよりも立ち気味の角度に構えることがセオリーとされています。

 このシャフトと上腕の角度は、シャフトの長さ、ライ角、背の高さ、手の長さ、膝の屈伸、前傾角度、腕の垂らし方によって、人それぞれ違いはあるものの。

 それでも、アドレス時に取ったこの角度がインパクト時にも保たれていないと正確なインパクトにはなり得ません。

 この角度を保ってスイングする場合、ライ角通りのシャフトよりも上腕の角度は立っているため、必然的に腕の動きはシャフトプレーンよりも縦振りになっています。

 クラブ自体の動きはシャフトプレーンに沿うものでありながら、スイング中の腕の動き自体はそれとは全く別の縦振り軌道を描くというわけです。

 だからといって、どちらもボールを意図した所に飛ばすという同じ目的を持った手段の一側面に過ぎないわけですから、別々に捉えて個別に管理しようとすると、複雑になり過ぎて、手に負えなくなります。

 救いなのは、クラブは『横振り』気味に、腕は『縦振り』気味に動くものの、それぞれが独立したばらばらなものではなく、不安定ながらもグリップという接点で繋がっていることです。

 それでも、シャフトと腕が一直線の状態ではなく、折れ曲がった状態のまま、スイング回転しなければならないということが、ゴルフを難しくしている要因となっています。

 初心者、特に非力な女性は、スイング中、クラブにかかる遠心力に負けて、手首が緩み、腕とシャフトが一直線上に伸びきってしまい、様々なミスショットに繋がります。

 これはプロであっても、程度の差こそあれ同じで、手元が浮く動きは要注意とされます。

 スイング練習中に、アドレス時のグリップ位置の少し上の辺りへ、補助者がシャフトなどの棒状の障害物をかざして、ハンドアップを防止するドリルがこれに当ります。

 クラブという道具の挙動をイメージした『横振り』スイングにしろ、自身の動作をイメージした『縦振り』スイングにしろ、接点となるグリップの角度を正しく維持しつつスイングすることが大事。

 プロでも気を配っている大事なポイントなわけですから、気を付けないといけませんよね。


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