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プレショットルーティンの効能と弊害!スイッチの複数活用

2017年08月18日 11:35

 やり慣れていることであれば、人間は大して注意を払わなくても、そつなく熟すことができます。

 何回も何回も同じことを反復するうちに、脳内で『自動化』のための回路が形成されてくるからです。

 『自動化』は2,000回程度から始まり、過去に自動化されていない行動であれば、10,000回程度の反復で安定的に定着してくれます。

 ただし、スイング改造の様に一度出来上がってしまった自動化の回路を変更しようとする場合には、20,000回以上の反復を要することが心理学の研究で明らかにされていたりもします。

 これは思った以上に難しい作業になります。

 反復回数が増えるのもさることながら、大変な原因は他にあります。

 一度自動化された行動は気を抜くと、勝手に行われてしまうからです。

 自動化を上書きするためには、元の自動化の回路が実行されるのを押さえながら、上書きする新しい手順を毎回正しく踏むように気を配りながら、膨大の反復を繰り返さなければならない点に尽きます。

 自動化の上書き途中では、回路も混線してしまうため、途中で元に戻そうと思っても、元の状態には戻れないのが一番のデメリットと言えます。

 一度出来上がってしまったスイングを改造することが、いかに大変かは容易に想像できるというものです。

 最近ではゴルフでもプレショットルーティンが大分普及してきていますが、これも自動化への導入をしやすくするための技法です。

 プレショットルーティンの工程が、自動化の『スイッチ』の役割を果たしています。

 一度スイッチを入れてしまえば、自動化されたスイング動作が無意識下で行われることを意図したものです。

 最も重要となるスイング動作の部分を意識が邪魔をしないように、ある程度遊びの効くスイッチの部分を作っているとも言い換えることもできます。

 スイッチのやり方自体は半ばどうでもいいわけですから、スイッチの切り替えに意識が入って邪魔をされたにしても、スイッチ部分を犠牲にして、核となるスイング動作の自動化を意識の侵入から守っているというわけです。

 もし、これからスイング改造をしようとお考えなら、スイッチとなるプレショットルーティンも変えるべきです。

 というよりも、スイング改造とは考えずに、スイング方法を一つ増やすと考えてはいかがでしょうか?

 ゴルフコース内でのショットは、ライの均一な練習場と違って、一つの打ち方だけで対応できるものでもありません。

 状況に応じた対応が少なからず要求されるわけですから、これに意識的に対応する場合には、その前段階としてのプレショットルーティンも変えておく必要があります。

 元々、プレショットルーティンは自動化のためのスイッチなのですから、複数の自動化されたスイングを管理するのに、一つのスイッチでは足りないはずです。

 スイッチを複数設けることで、自動化の上書きとは違い、過去に自動化されていない行動を自動化する作業と同じように、少ない反復回数で済むのもメリットのひとつと言えます。

 プレショットルーティンも繰り返し行っていると、それ自体が自動化してしまいます。

 そのため、新しく作るスイッチとなるプレショットルーティンは、自動化回路の選択の誤作動を防ぐため、スイング毎に全く違うものとするのが最も安全な方法と言えます。

 少なくともプレショットルーティン工程の前半部分だけでも変更して、複数用意しておくべきです。

 スイング改造、もしくは状況への対応で自動化回路が暴走させないためには、スイング方法の追加という概念として、それぞれに異なったプレショットルーティンを持たせて、それぞれ異なるスイング方法を導くのが一番容易な手順であると考える次第です。


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