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ストロークス・ゲインドとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年07月29日 12:13

  ストロークス・ゲインド(strokes gained) とは ・・・

 個々のストロークがどの程度スコアに対して貢献しているかを示す統計値、SG指標のことを言います。

 SG指標はコロンビア大学のマーク・ブローディ教授が動的計画法の原理を用いて開発したものです。

 米国PGAツアーでは、パッティングのSG指標であるSGP(Strokes gained putting;ストロークス・ゲインド・パッティング)が、他のSG指標に先駆けて、2011年から導入されました。

 その後、SGPの統計指標としての有効性が認められるに連れて、他のSG指標も導入されていくことになります。

 現在、SG(ストロークス・ゲインド)には、6つのSG指標が公開されています。

①SG : OFF-THE-TEE(オフ・ザ・ティー)
    ~ ティーショットのSG値

②SG : APPROACH-THE-GREEN(アプローチ・ザ・グリーン)
    ~ グリーンを狙うショットのSG値

③SG : AROUND-THE-GREEN(アラウンド・ザ・グリーン)
    ~ グリーン周りのショートアプローチのSG値

④SG : PUTTING(パッティング)
    ~ グリーン上のパッティングのSG値

⑤SG : TEE-TO-GREEN(ティー・トゥ・グリーン)
    ~ グリーン上以外のショット全般のSG値

⑥SG : TOTAL(トータル)
    ~ ティーショットからカップインまでのトータルスコアのSG値

 SGの値は、個々のショット・パッティングを特定の距離に対する基準値と比較して、基準値に対する優劣の程度を計算していきます。

 例えば、特定の距離からホールアウトするまでの平均打数が1.7打かかるとすると、そこから1打でホールアウトした場合、平均に対して0.7打分(1.7-1.0)の節約となり、有利に事を運んだことになります。

 逆に、そこから2打でホールアウトした場合、平均に対して0.3打分(1.7-2.0)の余分で、不利になったことになります。

 この様に、SG値がプラス(+)の値であれば、平均よりも優れていることを示し、反対にSG値がマイナス(-)の値であれば、平均よりも劣っていることになります。

 従来の統計指標に比べても、平均・基準値との比較を表わすものですから、どの分野の技術に秀でて、スコアという結果を出しているか、選手の得意・不得意を詳らかにしてくれます。

 スコアへの貢献度という指標は、非常に優れた統計指標で、端的でわかりやすいのですが、問題が無いわけではありません。

 SG指標を計算するのには、全てのストロークに関するデータを距離別・状況別に事細かく、収集・整理しておかなければならないという問題があります。

 米国PGAツアーでは、データ収集システム『ショットリンク』が存在し、数多くのボランティアの協力の元、膨大な量のデータ収集に努めています。

 資金面やボランティアの確保の問題から、資金的に潤沢な米国PGAツアー以外のツアーでは、同等のデータ収集は難しく、こうした基礎データが集められないので、他ではSG値も利用できないということです。

 今後、ボランティアという人に頼ったデータ収集ではなく、機械による自動収集の仕組みが開発され、データ収集自体が安価に行えるようになれば、ゴルフ界全体に普及することもあるかもしれません。



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