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『パッティングに型無し』それでも自分流を形作るには?

2017年07月25日 10:35

 昔から『パッティングに型無し』と言われるとおり、プロのパッティングを見ても、様々なスタイルがあって、どれをお手本にしたら良いか戸惑う人もいるかと思います。

 ただし、パッティングに限っては、プロの真似はあまりしない方が無難です。

 今時、プロになれた選手は、幼い頃から競技ゴルフをずっと続けてきています。

 小さい頃から1打の重みを実感し、その怖さを心に刻み続けているからこそ、ほとんどの選手がプロになる頃には、少なからずイップス気味になっているものです。

 それを解消するために、いろいろな工夫を取り入れ、ある意味、騙しだましやってきた中、自分のパッティングスタイルが確立されてきたという経緯があるわけです。

 ですから、基本から大きく逸脱したパッティングスタイルになっているプロもいるわけで、それをアマチュアが真似するのは意味がありません。

 とはいえ、パッティングの基本は、何が正しいのかショット以上に意見の分かれるところでもあります。

 基本中の基本となる事柄から押さえていくしかありません。

 まずはボールポジションがその一つ。

 パッティングでは、スイング幅が小さくなる分、ボールに与えるエネルギー量も少なくなります。

 その分、方向性を左右するインパクトを正確に熟さなければ、ボールに伝わる推進エネルギーが不足して、正確な距離を出せなくなります。

 こうしてインパクトを誤魔化した状態のまま、距離を合わせにいくと、ボールに与えるエネルギー量を必要以上に増やさなければならず、その都度、ミート率の違いによって、距離の誤差も大きくなって、パッティングが破綻していきます。

 そのため、まずは正確にインパクトすること、そのためのボールポジションが重要となるわけです。

 パットの際、ボールは目の真下に置くと言われますが、人によって、利き目が違うため、左利き目の人と右利き目の人とでは、適正なボールポジションが全く違ってきます。

 まずは自分の利き目を調べて、利き目の真下にボールを置いて構えることから始めてくださいね。

 床や地面に手鏡を置いて、利き目だけで覗き、利き目が映るところがボールポジションの目安となります。

 実際のボールポジションと自分の感覚との間に、左右のズレだけでなく、前後方向にもズレを感じる方もいるので、自分の感覚の癖を知っておくと、後々役立ちます。

 もう一つ重要なのが、ライ角です。

 今どきの大型マレットは、ヘッドの重さを利用した振り子で、クラブを吊るした状態にすると、オートマチックにストロークできる利点があります。

 ただし、ライ角が90度であれば、吊るした状態も何の問題ありませんが、ゴルフ規則ではパターのライ角は80度以下と規制されているので、完全に吊るした状態では、ヘッドのヒール側が上がり、トウ側が下がる格好になります。

 この状態は、つま先下がりのライからショットを打つ時と同じようなもの。

 グリーン上の芝の中に数mm沈んだ状態からボールを拾い上げる必要から、パターにも僅かながら2~4度程度のロフト角を設けています。

 ライ角が90度以外のクラブを吊るした場合、ロフト角が大きく、ライ角が小さいほど、リーディングエッジを目標に合わせても、フェースの向きが右にずれて向くことになります。

 パターのロフト角はほんの僅かですから、ショートアイアンのように大きなフェースのズレは生じませんが、わずかであっても目標から右にずれていることは確かです。

 パターを吊るしてストロークする場合には、こうした問題を含んでいることを理解し、クラブに細工、もしくは打ち方・構え方に何がしかの補正をする必要があります。

 また、パターを吊るすと、シャフトが立つため、極端に短いパターを使用して、ミッシェル・ウィーのように腰を90度に折って構えるか、または長尺パターを逆手に握って構えるかにならざるをえません。

 ショットの流れでパッティングをしたい人には、こうしたアイアンやウッドと同じ様には構えられない点がネックとなるでしょう。

 簡単にフェースの向きを目標に合わせるのには、他のクラブ同様、クラブ設計どおり、パターのライ角に合わせて構えことがより自然となります。

 ただし、クラブに合わせて構えれば、どんなクラブでも良いという話ではなく、自分にあったライ角のパターを見つけることが先決で、大前提となります。

 自分がより構えやすい姿勢で自然に前傾した状態で、利き目の真下になる位置にボールを置いて、自分の自然なグリップの位置とボールポジションの角度に合わせて、そのライ角に合ったパターを探すか、ライ角の調整をしてください。

 どんなにボールポジションが正確であっても、自分のライ角と合っていないパターを使用する場合には、パターを吊るしたときの様に、ヒール側が浮けば、フェースの向きが右にずれ、逆にトウ側が浮いた状態では、フェースの向きが左にずれてしまいます。

 自分の利き目に合ったボールポジションを活かすためにも、ライ角は避けては通れない問題というわけです。

 それだけではなく、パターのロフト角も利き目に関係してきます。

 当然のことながら、左利き目に比べて、右利き目でその真下となるボールポジションは右寄りになります。

 そのため、ごくごく普通のスイング軌道を考えた場合、左利き目のボールポジションではアッパーブローになりやすく、右利き目のボールポジションはダウンブロー気味になります。

 人間の両目の距離はそんなに開いているわけではありませんが、こちらも僅かな違いですが、芝に沈んだボールを同じ軌道で拾い上げる際に、左利き目の人よりも右利き目の人の方がブロー角は小さくなる分、より大きなロフト角を必要とするわけです。

 打ち出しの際に、ボールが芝に突っかかって、弾んでしまう傾向にある人は、ロフト角が足りていないせいかもしれません。

 こうした『利き目』・『ライ角』・『ロフト角』を合わせてから、パター練習を始めることが基本の”き”となる部分です。

 とはいえ、あくまでも、パットは結果が全て。

 結果如何によっては、基本の”き”となる部分をホームポジションとしつつも、自分がやりやすいようにアレンジを加えても差し支えありません。

 ただし、不調になった時に、できるだけ早く復調するためにも、こうした基本の”き”に戻ることが大切となります。


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