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クラブハウスリーダーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年07月05日 09:45

 クラブハウスリーダー(clubhouse leader) とは ・・・

 ラウンドを終了している選手の中で、最も良いスコアを出している選手のことを言います。

 通常であれば、ラウンドを終え、アテストしてスコアカードを提出した後に、選手は開放されます。

 ただし、スコアカードを提出した選手の中で、最も良いスコアであった場合には、まだまだ優勝者の表彰式やプレーオフを争う可能性が残っているわけですから、クラブハウスで後続の結果を待つことになります。

 こうした状況を指して、クラブハウスリーダーと呼ばれています。

 それでも、後続の選手ほど良いスコアからスタートしているわけですから、他の選手がスコアを伸ばし合うような状況下にあっては、最終日に余程のビッグスコアを出していない限り、クラブハウスリーダーは順次後続組の誰かに切り替わっていくのが普通です。

 そのため、普段、クラブハウスリーダーはあまり注目を浴びることはありません。

 それでも、ゴルフは野外スポーツであり、ゴルファーを取り巻く自然条件は日々、刻一刻と変化していくものです。

 特に難コースで厳しいコースセッティングで行われるメジャートーナメントでは、風の吹き方如何によっては、トッププロであっても、パープレーを維持することすら困難な状況に変化することも。

 ホールが進むほどスコアが悪化していくような状況下では、現時点で優勝争いを演じている選手達はお互いのスコアだけでなく、クラブハウスリーダーのスコアもフィニッシュラインの一つの目安として気になり出します。

 こうなってしまうと、スコアがそれ以上良くなることない代わりに、悪くなることもないラウンドを終えたクラブハウスリーダーが俄然有利になってきます。

 ゴルフはメンタルゲームと呼ばれるように、面白いもので、スコアを意識した瞬間からそれが壁となって立ちはだかってきます。

 これは何もアマチュアだけの話ではなく、プロであっても同じ。

 途端に、優勝争いはバーディーチャンスの少ない地味な争いへと変化します。

 これはプロのような上手な人ほど、スイングはより自動化され、無意識下で実行されていることと関係しています。

 劣勢を意識し出し、スコアを落とせないと考えてしまった大脳は、もはや優秀な司令官ではなく、身体に対して、本来は無用であるはずの余計な口出しをしてきます。

 それに伴って、運動の最前線にある小脳の回路が混乱し、ミスショットが生まれます。

 また、本来の役割でないことに時間を割いた結果、司令官が判断を下さなければならないことにも支障をきたし、正しい命令を下すこともできなくなって、マネージメント上のミスも引き起こすなんてことにも。

 スコアが伸び悩むのは、こうした意識が無意識の領域を犯し、意識の領域から離れたときに起こるものです。

 スコアを落としたくないという『恐れ』とともに、優勝したいという『欲求』であったり、予測しにくい風に対して『苛立ち』を感じたりと、いろいろな感情も湧き起こってきます。

 感情はいろいろと考えることを誘い、いやが上にも意識を前面に押し出し、意識・無意識それぞれが本来の居場所で、現在やるべき仕事をさせてもらえません。

 こうした戦いはスコアを伸ばし合うバーディー合戦と違って地味ですが、千変万化する状況の中、感情をいなしながら、過去に囚われず、将来に思いをはせることなく、現在できることだけに集中して、持てる技術を出しきってプレーする姿にこそ、ゴルファーとして学ぶべき要素が多く含まれています。

 裏を返せば、クラブハウスリーダーのポジションが優勝に値する者を評価する試金石となっているというわけですね。


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