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蓋をされるとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年06月26日 12:42

 (カップに)蓋をされる とは ・・・

 グリーン上でカップインできるチャンスにつけているにもかかわらず、対戦相手が自分よりも遠くからのパットで先にカップに沈めてしまった結果、そのことがプレッシャーとなって、あたかもカップに蓋をされたかのようにパットを外しやすい状況になる例えのことを言います。

 ゴルフは紳士のスポーツとも呼ばれることから、当然のことながら、相手のプレーの邪魔したり、邪魔になるような行為はゴルフ規則で禁止されています。

 ですから、実際に『カップに蓋をされる』というような物理的な妨害を受けることはありません。

 それでも、互いに競い合って、緊迫している状況にあるほど、心理的なプレッシャーが作用して、信じられないほど、パットがカップを外れていく状況が生まれます。

 実際にプレーしてみないとわからないことですが、本当に蓋をされたと感じるものなんですよ。

 プロゴルフトーナメントなどで優勝争いをしている状況、特にテレビ中継されている終盤では、なおさらです。

 逆に、先に遠く難しいパットを決められて、心理的なプレッシャーの強い状況下でも、パットを入れ返すことができれば、場は大いに盛り上がります。

 それほど、心理的なプレッシャー下でのプレーは、普通にプレーすることすら難しいことがギャラリーにはわかっているから。

 入れ返された対戦相手にしても、一度は優位に立ち、並ばれただけにもかかわらず、何だかやられたといったダメージを受けるものです。

 蓋をされたはずのカップをこじ開けてきた選手が、過去に実績があればあるほど、相手に与える精神的なダメージも、その実績に比例して大きくなります。

 格闘競技においては、言葉や会話・態度を通じて、相手の気持ちを途切れさせる『サイキアウト(psyche out) 』というメンタルテクニックが使用されることがあります。

 ただし、ゴルフでは直接的に相手のやる気をなくさせたり、相手を焦らしたりするような行為はマナー違反となります。

 それでも、強い選手ほど、プレー振りであったり、身に纏うオーラなど、立ち振る舞いのすべてに自信の片鱗を感じさせて、相手を萎縮させるものです。

 最初は強くあろうと意識的に振る舞うこともあるでしょうが、無自覚であるほど本当の強さの表れとも言えます。

 こうした『サイキアウト(psyche out) 』効果が、カップに蓋をするのにも、蓋をされたはずのカップをこじ開けた後に与える影響にも強く関わってきます。

 そうしたことから、実績のある選手が勝つ確率が高く、勝つことで更に自信をつけて強くなっていくわけです。

 ただし、プロゴルフツアーではいくら勝率が高くても、せいぜい1~2割程度のこと。

 ということは、強い選手でも8~9割は負けるわけで、その度に自信を失っているのではやっていられません。

 負けることで自信を失う選手は、こうしたことに目が向かず、自分を更に追い詰めて、相手が強く、自分が弱く感じる傾向に陥ります。

 ゴルフはメンタルなスポーツとも呼ばれるように、精神的な部分に差が出るだけでも、技術な結果としても差が出てしまいます。

 それが実力の差と言ってしまえば、それまでですが・・・。

 将来有望な選手でも気持ちの持ち様だけで消えてしまうことだってあり得るので、非常に重要なことです。

 ゴルフで本人が勝つだけに留まらず、ツアー活況の鍵となるのは、こうした心理的な部分の葛藤の先にあることを間違いないでしょう。


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