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アプローチは上げるが正解?転がすのが正解?ゴルフ普及の課題

2017年06月18日 11:55

 テレビ中継されるプロのゴルフトーナメントなどでは、プロが球を上げるアプローチを多用しているかのように見えます。

 これはトーナメントでのコースセッティングでは、グリーン面が硬く、グリーンスピードも速い設定になっているため、ショットをミスして、グリーンを外した上、安全エリアも確保できなかった場合、選択肢がこれしか残されていないということも関係しています。

 そんな特殊なケースを含め、基本的には難易度の低く、より確実性の高い簡単な方法から戦術を選択していくことがマネジメントのセオリーとなります。

 グリーン周りからのアプローチで言えば、まずは転がし。

 球を上げるアプローチに比べて、ロフトが立っているクラブを使用したり、もしくはロフトを立てて打つ技術が用いられるため、技術的にやさしく、ボールコンタクトが安定し、スイング時のミスの確率を低く抑えられることできるのが特徴です。

 これとは逆に、球を上げるアプローチでは、ロフトが寝ているクラブを使用したり、もしくはロフトを寝かせて打つ技術が用いられるため、技術的には比較的難しい部類に入り、ボールコンタクトでも不安定の要素が増え、スイング時のミスの確率がどうしても高くなってしまいます。

 これはアマであろうと、プロであっても違いはありません。

 プロは高い技術を持っているので、失敗がほとんどないとの前提の上で、上げるアプローチを選んでいるケースの他、ギャラリーを魅了するのも仕事の内ですから、多少難しくてもあえて見た目に格好の良いものを選択することも無きにしもあらず。

 プロはただ勝てば良いだけでなく、いくら強くても、不人気でファンが減るようであれば、スポンサーが手を引き、大会自体が無くなってしまうことも考慮してプレーしなければならないわけです。

 それに比べ、アマチュアはただただスコアを減らすことだけに専念しプレーしても構わないのだから、もっと話は単純で、より簡単な方法を選ぶのがベストです。

 プロだってどうしても欲しいタイトルだけはファンを度外視してでも、勝ちに行くことすらあるわけですから。

 ただし、いくら転がしのアプローチが技術的に簡単と言っても、練習しなければならない部分はあります。

 日本のアマチュアの場合、転がしを練習できる環境に恵まれていないのが残念でなりません。

 パッティンググリーンはどのコースでも整備されていますが、アプローチグリーンとなるとその数は激減します。

 たとえアプローチグリーンが整備されていても、アプローチでは球がグリーン面に落ちる際にグリーンを傷つけやすいため、パッティンググリーンのように転がりの良いグリーンではないのが普通です。

 海外と比べ、プレーフィーが割高であるため、気軽にコースでアプローチを学ぶこともままならないわけですし、こうしたアプローチ環境の悪さがゴルフの楽しみをショットやパットにしか見出せず、ゴルフの魅力を半減させている原因にもなっています。

 日本のレンジ練習場では人工芝のグリーンが一般的です。

 人工芝のグリーンでは正確なランを観察することができないわけですから、こうした練習環境の中、アマチュアのアプローチ練習と言えば、キャリー練習を中心とせざるを得ないのも事実です。

 アマチュアは球を上げるアプローチ練習に専念するしかないわけです。

 ただし、球を上げるアプローチといえども、球の高さやスピンで止めるにしろ、スピンバックさせるにしろ、ランのコントロールは存在します。

 人工芝のグリーンでは、いつまで経ってもランの距離感は掴めないということになります。

 しかも、キャリーの管理さえできれば、ランは自ずから決まるというのは、プロのように入射角とフェースの開閉の管理がしっかりできている人だけの話。

 多くのアマチュアの場合、キャリーを出そうとすると、クラブ本来のロフトに頼らず、小手先ですくい打つようにフェースを開く傾向があります。

 こうしたロブの打ち方をしている限り、キャリーを上手くコントロールできるようになればなるほど、どんなロフト角のクラブを使っても、ランも一緒になってしまいます。

 しかも、人工芝の練習場ではそのラン自体を観察することができないわけですから、そのことにすら気づけません。

 レンジでキャリー練習をしており、クラブ選択でランを調節しようとしているにもかかわらず、実際のコースラウンドではアプローチをいつもショートしてしまうというのはこのすくい打ちを疑ってみてくださいね。

 それではアマチュアはどうしたら良いのかですが、本グリーンや練習グリーンでアプローチをさせてくれる機会を設けたラウンドレッスンなどに参加するのがおすすめです。

 もっと気軽なのは、できるだけグリーンが整備されているショートコースを選んで、周り放題などのプレーでアプローチを集中的に練習すること。

 その際には、貴重な経験の中で、いろいろと試行実験をして、その結果を残しておくことが大切です。

 後は何といっても、ゴルフを提供する側の問題です。

 ゴルフ人口が激減する中、若い子にゴルフを普及させる気があるのなら、気軽に練習できる環境を整備しておくことが急務となります。

 最も現実的で一番望むことは、本グリーンと同じ程度のコンパクションとグリーンスピードを再現できるアプローチグリーン用の人工芝、及びグリーン下の構造を開発することです。

 天然芝でのアプローチグリーンはごく恵まれた限られた人用となるのは仕方ないとして、日本の技術力をもってすれば、人工的に再現するのも容易いはずです。

 特別な練習場としてではなく、当たり前な設備として、今後の整備が望まれます。

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