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ムービングデーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年05月31日 12:00

 ムービングデー(moving day) とは ・・・

 予選を通過した選手のスコアが大きく動き、順位が著しく変動する傾向の強い第3ラウンドのことを言います。

 通常、4日間大会では木曜日と金曜日の2日間で予選が実施され、勝ち残った選手による第3ラウンドが土曜日となることから、『ムービングサタデー 』とも呼ばれます。

 この順位変動には、大会主催者の配慮で、スコアが伸びやすく、比較的簡単なコースセッティングにされることも関係しています。

 具体的には、ピンポジションをグリーンオンしやすく、かつオンした後のパッティングでも比較的やさしいラインが残りやすい位置にホールを切ったりします。

 また、ティーの位置を前方にずらして、飛ばし屋であれば、パー4では1オン、パー5では2オンといったバーディーオンも狙えるような距離の短いセッティングにしたりもします。

 これだけ見ると、やさしいセッティングで取りこぼした選手だけが脱落していくイメージを持たれるかもしれませんが、それだけではないのがゴルフの面白いところです。

 それでは、どうして第3ラウンド後の順位に激しい変動が発生するのか?

 球聖ボビー・ジョーンズが言うところの『Old man par(パーおじさん)』がそれを示唆しています。

 『Old man par(パーおじさん)』とは、常にパープレーをしてくる架空の人物を想定したもの。

 ゴルフはこの『Old man par(パーおじさん)』との闘いと称し、パープレーの重要性を説いたものです。

 これはボビー・ジョーンズといえども、バーディー狙いのゴルフで調子を崩したことに起因しています。

 たとえ、一流のゴルファーであっても、ラウンドではパープレーが主体となり、無理やり狙っても易々とバーディーが取れるものではなく、そのチャンスが来るまでじっと静かに待つことの大切さを表わした言葉です。

 このように、ゴルフではバーディー以上の良いスコアを狙うとすればするほど、ボーギー以上のスコアになる確率が増すスポーツです。

 プロのトーナメントが開催されるコースというのは、コース設計の上、コース難易度は高いもの。

 また、深いラフであったり、狭く絞り込まれたフェアウェイであったり、硬く止まりにくいグリーン面であったり、速い転がるグリーンであったりと、基本となるコースセッティングも難しい状況にあるが多いものです。

 ピンポジションやティーの位置によって、コース難易度が下がることは確かですが、プロの場合、他の選手も良いスコアを出してくるという前提を考えに入れなければならないため、逆にゴルフを難しくしてしまいます。

 「バーディー以上を取らなければならない」という意識が、心理面で自身へのプレッシャーへと変わり、背景となる本来のコース難易度も影響して、もはやそれほど簡単なホールではなくなっているわけです。

 最終日に向けて好位置をキープしたいという選手の思惑が錯綜し、気まぐれな気象の日内変化を含め、各種プレー条件が影響して、第3ラウンドには思惑通りにスコアを伸ばす選手、取りこぼして出遅れる選手、罠に嵌ってスコアを落とす選手までもが現れる、そんな複雑な様相を呈するのがムービングデー(ムービングサタデー)というわけです。


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