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水切りショットとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年05月05日 12:07

 水切りショット(skip shot) とは ・・・

 ウォーターハザード越えの状況で、ボールを水面の上を弾ませて、対岸までボールを運ぶ打ち方のことを言います。

 子供の頃に、河原で川に向かってアンダースローで石を投げつけて、水面を何回バウンドさせるかの回数を競う『水切り 』の遊びを経験した人も多いかと思います。

 『水切りショット(skip shot) 』は、これとは違い、弾んだ回数を競うものではありませんが、水面を弾ませる原理は同じです。

 もっとも、通常のプレーで使用されるタイプのショットではなく、エキシビションなどでギャラリーを楽しませるために行われる曲打ちの部類に該当します。

 最も有名なのはマスターズでのエキシビションです。

 1980年代から始まった比較的新しい伝統ですが、パー3コンテストが開催される16番ホールでは、マスターズの公式練習中にはパトロンから『水切りショット(skip shot)』を要求する声が湧き上がり、連呼されます。

 世界中から招待されたトッププロはそれに応え、練習ラウンドでのファンサービスとして、『水切りショット(skip shot)』を披露することが恒例行事となっています。

 この場合、ティーマーカーは無視して、ティーグラウンドの前面部にある左足下がりの斜面に移動して、ボールをセットアップします。

 5番、6番アイアンくらいの番手を使用し、左足下がりの傾斜なりに立って、普通にショットするのが『水切りショット(skip shot)』のコツとされています。

 テレビゲームなどでは『水切りショット』のコツはトップスピンをかけることに設定されている場合が多いのですが、実際のショットでは水面を弾ませるためのバックスピンを必要とします。

 実際のゴルフでトップスピンがかかるのは、ボールの上部を叩いた『チョロ』の類のミスショットだけですから、意識的にトップスピンをかけて、ボールを遠くに飛ばすのはプロでも無理な話です。

 普通に低い打ち出しになるトップボールだと、回転方向が反対となるトップスピンまでには至りませんが、バックスピン量はかなり減ってしまいます。

 トップボールでは水面を弾いて進んでくれるほどのバックスピン量は得られなくなってしまうため、そうならないように、遊びの範疇として、ティーグラウンド外の極端な左足下がりのライを選択しています。

 左足下がりのライで、傾斜なりに立って、普通にスイングすると、自然に打ち出し角を低く抑えつつ、通常のバックスピン量を確保できるというわけです。

 アプローチであれば、低い打ち出し角でバックスピンをかけつつ止める技術もありますが、170ヤードとある程度距離のある場合にはトッププロでも選択肢に上がらないと見えます。

 このパー3コンテストでは、2009年にビジェイ・シンが、2012年にはマルティン・カイマーが『水切りショット』でのホールインワンを達成しているのは驚くべき事実です。

 皆さんも池の前に刻んだつもりでも、レイアップし損なって、池の手前の下り斜面にボールが止まった経験の人も多いかと思います。

 その際、マスターズのトッププロの真似をして、ミドルアイアンで傾斜なりに打つなんてことはしない方が無難です。

 マスターズの16番パー3のティーショットという毎年恒例のステージで、熟練のトッププロですら、数回に1回しか成功しない難しいものですし、オーガスタ・ナショナルGCと違い、池の縁は土留めの板で垂直に仕切られている場合が多いわけですから、対岸に到達しても池に跳ね返されるのがオチ。

 通常のプレーのテクニックとは考えずに、安全を確認しつつ、状況を選んで、遊びの範疇で楽しんでくださいね。

 当然、ボールを失う覚悟も必要ですが・・・。


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