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Xファクターとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年04月23日 07:53

 Xファクター(X-Factor) とは ・・・

 トップポジションからインパクトにかけて維持される上半身と下半身の捻転差のことを言います。

 スイングを真上から見た場合、肩のラインと腰のラインが約45度の角度で交差し、『X』の文字状になっていることから、こう呼ばれます。

 一般的な身体の柔軟性を考慮すると、トップポジションでは腰の回転は右に約45度、肩の回転は右に約90度に収まり、その捻転差は45度程度となります。

 ハーフウェイダウンでも、腰の回転はターゲットラインと平行な0度、肩の回転は右に45度で、その捻転差は45度。

 インパクトにおいても、腰の回転は左に45度、肩の回転はターゲットラインと平行な0度で、その捻転差は45度です。

 このように、トップポジションからインパクトまでの間、理想的なスイングでは約45度の捻転差がそのまま維持され続けます。

 これはトップポジションからインパクトまでのダウンスイングの間中、終始、腰と肩が同じスピードで移動しているということを意味しています。

 少し見方を変えて、腰を含めた下半身の土台の上に、肩を含めた上半身が載っているとした場合、インパクトまでの動きは下半身の回転だけによるもので、上半身の回転は全く無いとも考えることができます。

 また、切り返しから肩を自発的に左に回した時点で、捻転差(Xファクター)は小さくなり、すぐに消え去ってしまうことが理解できます。

 腰が回転していたとしても、肩の回転は下半身の土台の上に載った状態ですから、すぐに腰の回転に追い付き、追い越してしまうというわけです。

 肩が腰のラインを追い越してしまった場合も、スイングを真上から見た場合、『X』の文字のようになった状態ではありますが、全く正反対の『逆Xファクター』とも言える状態です。

 このように腰の回転を肩の回転が追い越すと、カットインのアウトサイドイン軌道が助長されます。

 ここまで行かなくても、インパクトで肩が腰の回転に追い付いて、スイングを真上から見た場合、肩のラインと腰のラインが『I』の文字のようになった捻転差の無いオールスクエアな状態は、一見すると、スクエアなインパクトができそうに感じるかもしれませんが、これにも難点があります。

 土台となる腰の回転の上で行われる肩の回転は、旋回スピードが速くなり過ぎることに加え、フォローサイドが内回りのインサイド軌道を助長してしまいます。

 これによって、インパクト領域が極端な曲線になって、インパクトでフェースがスクエアになる部分が瞬間的であり、かつ点でしか存在しないため、フェースコントロールが非常に難しくなります。

 これでは正しくアームローテーションができていても、チーピンになりやすく、アームローテーションができないと、ほとんどスライスにしかなりません。

 Xファクター(捻転差)が飛距離の鍵と言われるのは、こうしたマイナス要因を取り除き、結果として潜在的な飛距離を引き出せるという意味に過ぎません。

 捻転差を更に大きくすれば、より遠くに飛ばせるという意味ではないことに注意してください。

 身体を捻って、伸ばされたゴムが縮むときのようなイメージを持ってしまうと、トップポジションでせっかく作ったXファクター(捻転差)が、縮むイメージとともに切り返しの瞬間から消失してしまう危険性が高いと言えます。

 そればかりか、捻転差を大きくしようとする余りに、腕の位置が身体の幅から外れてしまうと、体幹部のエネルギーが伝達しにくくなるため、意図に反して飛距離が落ちます。

 飛距離が落ちた分を余分な腕の力で補おうとすると、今度はスイング軌道が体側に近づき、スイングの再現性が損なわれて、方向性も落ちるという悪循環に嵌る恐れもあります。

 Xファクターは無理に大きくしようとすると、あまり良いことはありません。

 トップポジションでせっかく作ったXファクターの角度差はそのままに、切り返しからインパクトまではできるだけ下半身の力で、腰の回転だけに留めてください。

 実質的な肩の回転はインパクト以降から始まるのが理想的です。

 もっとも意識した後に動作が行われるという神経伝達のタイムラグを考慮すると、ハーフウェイダウンになれば、感覚的には肩の回転で打ちに行っても、タイミング的に丁度良くなるかもしれません。

 左肩を自発的に回した時点で、タメがリリースされるという関係性もあるので、ここまで打ちに行くのを我慢できれば、ハーフウェイダウンまでは溜めた状態をキープできるというメリットもあります。

 切り返しからハーフウェイダウンまでは腕を垂直落下させるという表現をプロがよく使うのも、切り返しでは打つ意識は無く、下半身リードでXファクター(捻転差)を保っている証拠とも言えるわけです。


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