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ビアリッツとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年04月17日 08:20

 ビアリッツ(Biarritz) とは ・・・

 距離の長いパー3において、縦長のグリーンの中央部分を窪んだハロウ(溝)が走ってグリーンを二つに分断していることを特徴としたホールのことを言います。

 こちらもオリジナルのレダンから派生した古典的なホールタイプです。

 その原型は、フランスにゴルフコース理論を初めて持ち込んだスコットランド人設計家のウィリー・ダン親子がデザインした南フランスのビアリッツGCの3番ホールを起源としますが、残念ながら、現存はしていません。

 そのコンセプトは『米国コース設計の父』とも呼ばれるチャールズ・ブレア・マクドナルドと、設計パートナーであるセス・レイノーによって引き継がれ、戦前の米国で大流行しています。

 このビアリッツによって、ロングパー3のグリーンの形状・大きさは『大きな縦長』という定義が確立されたと言われています。

 縦長の大きなグリーンがハロウ(溝)によって二つに分断されているため、カップが切られたサイドとは別のサイドにグリーンオンしてしまった場合、ジェットコースター的なパッティングとなって、距離感とライン読みに難儀します。

 2パットで収めるためには、芸術的とも奇跡的とも云えるほどのラグパットのセンスが必要とされるというわけです。

 このため、コースマネジメントの上では、カップと同じサイドに乗せる戦略が2段グリーン以上に優先され、このハロウ(溝)がショットバリューを高める効果を発揮しています。

 更に、バンカーが2つのエリアをガードするために、グリーンに沿ってそれぞれに配置されているため、より高いショットバリューが求められます。

 とはいえ、グリーンの手前にアプローチエリアに適した『エプロン』を配置し、パターでもアプローチが可能な程度の芝の刈高で、比較的簡単なエリアを持たせていることが重要です。

 1ショットでグリーンオンさせるか、簡単なアプローチエリアからの2ショットで確実に寄せるかをイメージさせ、戦略の選択肢の幅を広げる効果を『エプロン』が受け持っている好例と言えます。

 実はリンクスのグリーン周りのイメージから、この『エプロン』を考案したのも、マクドナルドとレイノーのコンビとされています。

 グリーンブライヤークラシックが開催されるコースとして知られるジ・オールドホワイトTPCコース(C.Bマクドナルド設計)の3番ホールも『ビアリッツ』です。

 『罪の谷』と呼ばれるハロウ(溝)がグリーンを分断し、世界屈指のPGAツアープレーヤー達をも苦しめています。


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