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最初から丸く振ろうとしてはいけない理由とは?

2017年02月24日 11:55

 武術の達人を始め、スポーツにしても最上級者の動きは、流麗さで万人を魅了します。

 その所作は、千変万化する水の流れや無数の円運動の組み合わせなどを連想させますよね。

 それと比べると、それ以外の大多数の人の動きは、どこか直線的で、その継ぎ目の淀みがどうしても目に付いてしまうものです。

 ただし、熟達した円運動にも見える動きは、直線的な動きの角を取っていく過程で出来上がったものではありません。

 それとは反対に直線的な動きを無数に増やした結果、多角形の角が増えていく過程を経て、より円に近づいたものと言えます。

 ゴルフスイングの例えとして、糸の先におもりを付けた振り子がよく用いられます。

 振り子を加速しようとした場合、糸を摘まんだ手元を回転させるのではなく、直線的な往復運動をさせるというやつです。

 実際にやってみるとわかりますが、最初は左右に揺らしてあげる意識が必要となります。

 次第に遠心力がかかって円弧を描きだすと、往復運動のタイミングを合わせるだけで、振り子の円運動が加速されることが実感できます。

 この振り子と手元の動きの関係は、そのままゴルフスイングにおけるクラブヘッドと手元の動きを表しているものです。

 人の身体の構造上、動力源となる筋肉の収縮は直線的な動きです。

 初心者にとっても直線的なイメージで動いた方がより簡単に動けますから、直線的な動きが基本となります。

 直線的な往復運動だけでも2度加速することはできますしね。

 上級者の加速は基本的には4箇所で四角形になりますが、これも直線的な動きの延長線上にあります。

 振り子に等速円運動をさせようとする場合、向心力(求心力)の向きは振り子の運動方向とは90度の差が必要です。

 円運動からやや崩れる形になりますが、この向心力とほぼ同じ方向に手元を引くことで、滑らかに加速させることができます。

 理屈の上では、切り返しのようにクラブヘッドの位置が左方向へ向かうときには、手元を下方向へ引いて加速します。

 ダウンスイングのようにクラブヘッドの位置が下方向へ向かうときには手元は左方向へ。

 インパクトのようにクラブヘッドの位置が右方向へ向かうときには手元は上方向へ。

 フォロースルーのようにクラブヘッドの位置が上方向へ向かうときには手元は右方向へといった具合です。


 ただし、ここで注意が必要なのは、手元の動きも受動的な部分を含むということです。

 ゴルフスイングでは、腕自体も振られる関係にあるため、手元自体も引くと云った能動的な動きを意識するよりも、左肩や頭の運動の影響を受けて、受動的に動かされる意識が必要となります。

 手元も多軸回転の一つの軸にすぎず、直線的に動かす意識が必要なのは、大本である主軸の方になります。

 タイミングが難しいのは、主軸となる左肩や頭の運動と手元の運動との間にタイムラグが生じることに加え、終始コックの角度が変化してしまうためです。

 それでも、上級者のスイング加速は、基本的には回転軸の直線的な動きで行われ、四角形がそのスタート地点となります。

 上級者ほどこの直線の動きひとつひとつを大切にしていますし、その数を増やすことによって、より円に近い多角形へと高みにのぼっていくというわけです。

 飛距離を欲する人ほど、四角形を意識しましょうね。


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