人気ブログランキングへ 

ストレートフック系ドローがクローズスタンスと誤解される訳とは?

2017年01月14日 12:37

 一部のプロを除けば、昔からフックボールを打つにはクローズスタンス(closed stance)が良いと言われ続けてきました。

 実際にクローズスタンスで構えて、フック系の左に曲がる球筋(右打ちの場合)を打つことも可能ですが、これはスタンスラインに対して、出球が左に飛び出し、そこから更に左に曲がっていくプルフック系の球筋になってしまいます。

 これは視界から背中側に外れていくため、非常にコントロールしにくく、ゴルファーが最も嫌がる球筋です。

 確かに一番始めに打てるフック系の球筋ではあるので、まずはこちらを体験させる意図で紹介しているケースはあるとは思いますが・・・。

 こんな管理の難しい打ち方をアマチュアに勧めるはずもないのに、こうした説明が横行してしまったのには理由があります。

 このブログで何度も取り挙げてはいますが、フック系の球筋は2次元平面的には大きく3種類(図中の①・④・⑦)に分類されます。
球筋とスイング軌道・フェイス角

 冒頭のクローズスタンスによるプルフックがその一つ(図中の①)。

 ただし、実のところ本当に説明したかったのはストレートフック(図中の④)のはずです。

 これはスクエアスタンス(square stance)で構え、出球がスタンスラインと同じ方に飛び出し、そこから左に曲がっていく球筋です。

 出球の方向がスタンスラインと一致していることに加え、フェースの向きだけで曲がり幅を管理できるため、非常にコントロールしやすく、一番応用範囲の広い球筋です。

 ある程度、ストレートボールを打てるようになった人には、フェースの向きに意識を向けるだけで、すぐにフックというよりも、曲がり幅を調整できるドローボールが打てるようになるだけに、最も簡単なドローボールであると言えます。

 それだけにゴルフレッスンにおいて、まずはフックの打ち方を教えるという場合には、このストレートフック系の球筋がテーマとして取り挙げられるというわけです。

 ただし、図の④のように、真っ直ぐ飛び出してはいくものの、目標よりも左に曲がってしまう球筋です。

 これを実際のラウンドで使用するためには、出球の打ち出し方向を右に調節してあげる必要があります。

 それにはスクエアスタンスを保ったまま、右を向く方法を用います。

 これは何も難しいことを言っているわけではなく、単に打ち出したい方向にスクエアに構えるというだけの話。

 目標にフェースを向けたまま、右を向いてスクエアに構えるのでも良いし、打ち出したい方向の分だけ右を向いてスクエアに構えた後でフェースを曲げたい方向に向けるのでも、どちらでも自分がやりやすい手順で結構です。

 さて、ここでお気づきの方もいるかと思いますが、傍から見た場合に、このストレートフック系の球筋をラウンドで使用するために右を向いた状態がクローズスタンスに誤解されてしまいます。

 スタンスラインと肩ラインは一致して右を向いてはずなのですが、よく観察していないと、他人のスイングということもあって、クローズスタンスに誤解しやすいというわけです。

 ゴルフを始めたばかりの頃では、必ず目標に対して構えるという思い込みがあるのは致し方ありません。

 インテンショナルボールは意図的に曲げるのですから、目標方向と打ち出し方向は自ずと違ってくるのは当然のこと。

 手軽にスイング動画をみることができるようになった現在であっても、他人のスイングを観察した結果を正しく把握することはなかなかに難しく、ともすると誤解しがちです。

 自分の身体で掴んだことでないと、誤解になかな気が付かないというのもスポーツの難しさといったところでしょうか。


 ショット安定テクニック カテゴリ〔サイトマップ〕へ戻る
 ゴルフコースマネージメント カテゴリ 〔サイトマップ〕
 サイトマップ〔トップ〕へ戻る
スポンサーサイト



最新記事