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プッシュフック系ドローボールはオープンスタンスが基本?!

2017年01月06日 13:08

 飛距離の出ないスライサーにとって、ドローボールは憧れの球筋とひとつ。

 とは言え、ドローボールの定義すら不明確であることが多いのも現状です。

 ドローボールが『左に曲がる軌跡の球筋』であることは、どれも大体共通しています。

 ただし、追加事項が少し違ってきます。

 ひとつは、追加事項が『フックと比べると、その曲り加減が少ない球筋』とするもの。

 でも、これではフックとドローの境界線が不明瞭です。

 もうひとつは、追加事項が『出球が意図した方向に飛び出し、その落ち際に落ちながら曲がっていく球筋』とするもの。

 これも、他人に宣言した後に打つ競技ではないだけに、傍から見ると、意図した方向に打ち出されたものか、偶々なのか、不明瞭さは拭えませんが、本人には狙い通りの方向に打ち出されたかどうかはわかります。

 更にもうひとつは、追加事項が『曲がる度合いを意図的に管理された球筋』とするものです。

 これも実は、コースマネジメント的には目標が常にピン方向とは限らないので、打ち出し方向と同様に、狙った地点も本人のみぞ知るわけですが、本人には曲がり幅が管理されたものかどうかはわかるので、さして問題はありません。

 曲がる度合いに関係なく、コースマネジメント的には意図しない左への曲がりを『フック』とし、意図した左への曲げを『ドロー』と区別する方が便利です。

 総合的に判断した場合、ドローボールとは、『出球が意図した方向に飛び出し、その後、左に曲がる度合いを意図的に管理された球筋』とでも定義した方が良さそうです。

 実際にどんな球筋が当てはめるのかを見てみましょう。

 ボールの高低差管理を除いた場合、2次元平面上の球筋は9種類に分類することができます。

球筋とスイング軌道・フェイス角

 スイング軌道によって、プル(①~③)、ストレート(④~⑥)、プッシュ(⑦~⑨)の3分類され、スイング軌道に対するフェースの向きによって、フック(①④⑦)、ストレート(②⑤⑧)、スライス(③⑥⑨)の3分類で、合計9種類に分類することができます。

 ①プルフック、②プルストレート、③プルスライス、④ストレートフック、⑤ストレート、⑥ストレートスライス、⑦プッシュフック、⑧プッシュストレート、⑨プッシュスライス、といった具合に単純な名で呼ばれています。

 さて、フック系の球筋は①④⑦の3つ。

 この内、打ち出し方向と曲がり幅の両方を管理できるのであれば、どれもドローボールに当てはまります。

 ただし、①のプルフック系の球筋は背中側に視界から外れていく軌道で、さらに左に曲げていく球筋であるために、コントロールするのが非常に難しく、技術的な理論の整備もされていません。

 これに対して、④のストレートフック系の球筋はスタンスの向きと出球の方向が一致しているため、ストレート系の持ち球の人には最もコントロールしやすく、フェースの向きで曲がり幅を管理する理論が整備されています。

 これにはある程度質の高いストレートボールが打てることが条件になりますが、同じ方法でフェードの管理も可能となるため、コースマネジメントには最も単純で利用しやすい技術です。

 最後の⑦のプッシュフック系の球筋は、スタンスの向きに対して、出球の方向が右に飛び出した後、左に曲がりながら戻ってくる球筋なので、スタンスの向きと出球の方向は一致していません。

 この場合には、フェースを目標方向に向けたままにするため、曲がり幅を管理すると云うよりも、出球の方向を肩の向きで管理する理論と言えます。

 こちらの球筋が一般的にドローボールと呼ばれる打ち方で、フック系の持ち球の人に適しています。

 出球の方向は、『肩のライン』の方向に一致させることが条件のひとつです。

 肩のラインよりも右に打ち出そうとすると、手打ちを助長して、スイング軌道の管理を破綻させてしまいます。

 また、スタンスの向きに対して、ボールを右に打ち出すには、肩のラインをスタンスよりも右に向けて構えることが基本となります。

 これはバンカーでのエクスプロージョンショットの構えと同じ、所謂、オープンスタンスです。

 オープンスタンスは肩のラインは目標方向に向けたまま、スタンスだけ左に向いた構え。

 スイング軌道に対してフェースを開くエクスプロージョンショットとフェースを閉じるドローの違いはあっても、スタンスはまったく同じです。

 ⑦のプッシュフック系ドローボールでは、ボールを左に曲げる必要があるために、目標方向にスタンスとフェースを向けたまま、打球の方向と同じ右方向に肩のラインを向けているという視点が違うだけ。

 バンカーショットが苦手で、エクスプロージョンショットの打ち方ができない人にはプッシュフック系のドローボールは難しい打ち方と言えます。

 裏を返せば、エクスプロージョンショットの練習がドローの構えの練習にもなるというわけです。

 プッシュフック系のドローボールを打つには、まずはオープンスタンスに慣れてくださいね。


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