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ラテラルウォーターハザードとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年02月11日 11:09

 ラテラルウォーターハザード(lateral water hazard) とは ・・・

 ウォーターハザードからの救済方法のひとつである規則26-1bに従って、ボールがウォーターハザードの境界を最後に横切った地点とホールを結んだ後方の延長線上にドロップすることが地形的に不可能な場合、もしくは無理だと委員会がみなしたウォーターハザードのことを言います。

 通常のウォーターハザードの境界は黄色杭・黄色線によって示されていますが、ラテラルウォーターハザードの境界は赤杭・赤線 によって示されています。

 ラテラルウォーターハザードの区域内にあるボールも、ウォーターハザードと同様、そのまま打つのであれば、無罰でプレーを続けることができます。

 ただし、ハザード内のルールが適用されるため、水面、区域内の地面、区域内に生えている植物、区域内にあるルースインペディメントに、手で触れたり、クラブでソールしたりすると、2打罰になるので注意が必要です。

 通常のウォーターハザードからの救済【1打罰】を受ける場合、(規則26-1a)最後にプレーした所のできるだけ近くにドロップ (ティーショットではティーグラウンド内どこからでも可、かつティーアップ可)するか、もしくは、(規則26-1b)ボールがウォーターハザードの境界を最後に横切った地点とホールを結んだ後方の延長線上にドロップする か、を選択することができます。

 ラテラルウォーターハザードの場合には、これらに加えて、次の救済処置【1打罰】を選択することができるという違いがあります。

(規則26-1c)下記の①か②のどちらかの地点から、ラテラルウォーターハザードのエリアの外側に2クラブレングス以内で、かつホールに近づかない所にドロップする。

① ボールがラテラルウォーターハザードの境界を最後に横切った地点
② ①の地点との対岸に位置するハザード境界上で、ホールからの距離が①と同じ地点

 たったこれだけの違いですが、この救済処置を選べることが、ラテラルウォーターハザードと通常のウォーターハザードの攻略に、決定的な違いを生むことがあります。

 基本的にウォーターハザードからの救済(規則26-1)では、aよりもb、bよりもcの方がホールに近い地点になるので、距離的には有利 になるわけですが・・・。

 例えば、グリーン周囲が池に囲まれているアイランドグリーンのPar5ホールにおいて、2オンを狙った結果、惜しくもグリーンからこぼれて池に入ってしまった場合、通常のウォーターハザードであれば、救済aとbのどちらとも次打である4打目は池越えになってしまいます。

 これがラテラルウォーターハザードであれば、救済cを選択することにより、次打である4打目はグリーン周りからのアプローチ、グリーンの形状などによっては稀にグリーン上からのパッティングになることすらありえます。

 池越えの距離やグリーンの大きさ・硬さ・傾斜などによって、池越えアプローチの難易度がかなり変わるとしても、パッティングやグリーン周りからのアプローチよりは相対的に難しいことは確かです。

 イーグル狙いに失敗して池に入れてしまうと、ボギーが濃厚になってしまう通常のウォーターハザード。

 かたや、同じように池に入れてもパーの可能性がより高く、バーディーパットも打てるかもしれないラテラルウォーターハザード。

 攻略の仕方にも違いが出るのは当然と言えます。

 ただし、ラテラルウォーターハザードであっても、グリーンに届かないショットでは、次打が池越えになってしまうので、グリーンに乗らないまでも、ショットの正確性がある程度は必要となるわけですが・・・。

 コースマネジメントの観点では、ウォーターハザードに入れてしまえば、そのままでは打てずに、ほぼ救済による1打罰は確定するため、絶対に回避すべきハザードとみなされがちですが、飛距離のアドバンテージを享受できるロングショットで、ラテラルウォーターハザードの救済メリットを十分活用できる可能性が高い場合に限っては、入れてもかまわないウォーターハザードとなることも。

 単にラテラルウォーターハザードだからといって、入れてもかまわないウォーターハザードになるわけではありませんし、しっかりと守りも計算できるケースは少ないかもしれませんが、単なる無謀な選択とも、レイアップとも違った、攻守両面を兼ね備えたタイプの戦略がそこにはあると言えるかもしれません。


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