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寄せワンとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年02月02日 09:20

  寄せワン(up and down) とは・・・

 グリーンにパーオンしなかった場合、次打をアプローチショットでグリーンに乗せた後に、1パットでカップインすることを言います。

 よって、『寄せワン(up and down)』でホールアウトした場合のスコアは、パーということになります。

 『寄せワン』とは、本来的には「寄せて、1パット」を略したもので、極めてアプローチの精度が高いことを示すものでしたが、「寄せて」がどの程度なのか厳密に定義できないために、広い意味では、アプローチを寄せきれなくても残りのパットさえ決めてしまえば、統計上は『寄せワン』に分類されます。

 結果的に『寄せワン』を達成したというのでは大した意味はありませんが、寄せワンの確率を上げるようとする考え方自体はゴルフにとって不可欠です。

 寄せワンの確率を高めるには、アプローチの精度を上げる必要があることは確かですが、単純にカップに寄せれば良いというものではなく、最後のパットが入りやすい位置にアプローチをすること が目標となります。

 そのため、アプローチをする前に、あらかじめグリーンの傾斜や芝目を大まかに把握して、簡単なラインのエリアを確認しておくことが必要です。

 パッティングでは、基本的にはスライスラインやフックラインのように、傾斜に対して横位置からよりも、ストレートラインになる縦位置からの方が簡単で、加えて、下りよりは上りのラインの方が難易度は下がります。

 平面的で単純に傾いたグリーンの場合、パッティングで単純な上りや下りのラインとなるのは、カップを通る最大傾斜線に沿った細い帯状のエリアとなります。

 アプローチする場所(グリーンを外した場所)がその帯状のエリアの延長線上にある場合には、アプローチにおける距離的なミスの許容範囲は広く、ミスは方向性に限定されるため、アプローチの難易度は下がります。

 逆に、その帯状のエリアに対して、アプローチする場所(グリーンを外した場所)が90度に近い角度であればあるほど、距離的なミスの許容範囲が狭く、絶対的な距離感が要求されるため、アプローチの難易度は高くなります。

 寄せワンの成否に影響するのは、アプローチする場所(グリーンを外した場所)の打ちやすさの基準となるライの良し悪しばかりではなく、こうした位置関係も大事ということです。

 こうしたアドレスポジションと目標との角度的な位置関係は、アプローチだけに限らず、ゴルフショット全般を通して、コースマネジメント上の重要項目となっています。

 ですから、グリーンの形状・種類・最大傾斜線の方向、ピン位置、グリーン周りの芝の種類・刈高、その日の風向き・強さなどの影響を総合的に判断した結果、グリーンを狙わない選択の方がパーを取りやすい状況になることもあるわけです。

 特に、簡単なパッティングラインとなる帯状エリアの延長に、花道などのアプローチしやすいライのエリアが重なる場合には、積極的にグリーンを外す選択 が、寄せワンを確保しつつ、チップインバーディーを視野に入れた攻撃的なものにもなりえます。

 一般的に、寄せワンにはパーオンを外したときのリカバリー的なイメージが付き纏うため、守りの戦略と捉えられがちですが、状況を総合的に考慮した結果、あえてグリーンを外す選択をしたもので、状況さえ許せば、パーオン1パットのバーディーを狙う戦略と同じ路線上の戦略 ですから、どちらかと言えば、攻めのゴルフの部類に該当します。

 流れの中での一時的な守り といったところ。

 現場での情報収集で最終判断を下すとしても、戦略上、事前の積極的な情報収集と分析を必要とする ので、最初はなかなか大変ではありますが・・・。

 トッププロでもパーオン率が7割程度なのは、3割の確率でグリーンを外すミスを犯しているということではなく、戦略上、グリーン外でもやむなしの選択がある程度含まれてのことです。

 何も考えずに、グリーンを狙ってパーオンせず、難しいライや角度からたまたま寄せてパーを拾った『寄せワン』とは一味違った、積極的な『寄せワン』の選択肢をあなたのゴルフに加えてみてはいかがですか?


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