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スマッシュ・ファクターとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年10月10日 12:15

 スマッシュ・ファクター(Smash Factor) とは ・・・


 インパクト時におけるボールスピード(初速)をヘッドスピードで割っただけの値で、いわゆるミート率を示すのに使われている指標のことを言います。

 スイングによって発生した運動エネルギーがゴルフクラブのクラブヘッドからボールへ、効率よく伝達しているのかを判断するのに重宝します。

 最近では比較的安価なヘッドスピード測定器でも、ミート率(スマッシュ・ファクター)を手軽に計測できるようになったので、より身近な指標となりました。


 ミート率の上限は?・・・

 ゴルフボールに関する規定は、ゴルフ規則<付属規則Ⅲ(球)において、条文中に具体的な数値が記載されているのは重さ(1.620オンス)と大きさ(1.680インチ)だけですが、初速と標準総合距離の上限があることも規定され、その上限値はR&Aテスト内規で示されています。

 ゴルフトーナメントなどの競技に使用できる公認球は、R&A・USGAの公認球リストの適合テストに合格しなければならないわけですが、イリノイ・ツールワーク社が40年前に開発したテスト方法が未だに使用され、初速と標準総合距離が評価されています。
(適合テストの詳細手順はR&A公式サイトで公開)

 初速に関する適合テストでは、1,373rpmのフライホイールを用いて毎秒143.8フィート相当でボールを打ちつけ、そのときのボールの速度上限が毎秒250フィート(76.2m)以内でなければならないとしています。

 スマッシュ・ファクターの規制は特に示されていませんが、スマッシュ・ファクターに換算すれば、250 / 143.8 = 1.7385…がゴルフボール(公認球)単体での上限値となるわけです。

 ただし、これはショットとは異なる衝突実験の数値なので、実際のゴルフショットのミート率(スマッシュ・ファクター)を1.7385まで上げられるかというとちょっと無理な話のようです。

 ゴルフ規則に適合した反発係数の現在市販されているクラブヘッド重量程度のゴルフクラブを使用して、公認球のゴルフボールを打った場合には、理論上の上限値は1.5程度と言われています。

 プロゴルファーも1.5にかなり近い数値でミートしています。

 ミート率が悪い場合、クラブヘッド重量を重くしていけば、理論上は少しだけミート率を上げることもできますが、それに反してヘッドスピード自体は落ちる傾向にあるため、飛距離的にはプラスに働くのは打つ人の体力に応じた適正な重量までとなります。

 物理的にもエネルギーは質量に対して比例に働きますが、速度では2乗に比例するため、質量(クラブヘッド重量)よりも速度(ヘッドスピード)の方が飛距離に貢献してくれるはずです。

 ただし、シャフト長を1~2インチ程度長いクラブを使用すれば、ヘッドスビードを上げる効果が期待できるものの、シャフトの長さに比例して、スイングがフラット(横振り)傾向が強くなり、トウダウンも増すため、極端な長尺クラブシャフトではジャストミートは困難になります。

 また、通常、長尺クラブはクラブバランスを保つために、シャフトの長さに比例してクラブヘッドを軽くしてあるため、単純にヘッドスビードの増加分ほどには飛距離が伸びず、ヘッド重量が軽い分だけ飛距離は差し引かれる関係にあります。

 結局のところ、飛距離を追及する上では大切な要素は、自分の体力で無理なくスイングできる限界に近いクラブヘッド重量・シャフト長を試しつつ、体幹のバランスを崩さない程度でスイングスピードの上限を模索しながら、ミート率も1.4以上を目指すことが大事なようです。


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