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アン・ソンジュが全英女子オープンのバンカーで受けたペナルティ

2014年07月14日 12:12

 ロイヤルバーグデールGC(英国)で開催されている全英リコー女子オープンの3日目。

17番ホールまで単独首位にいたアン・ソンジュだったが、最終18番ホールの2オンを狙う第2打目の切りかえしの瞬間において、後方にいたカメラマンのシャッター音によってタイミングを崩し、悔しくもボールはガードバンカーへ。

 第3打目を打つ前に、問題は発生した。

 ホールアウト後、大会運営側よりゴルフ規則13-3(スタンスの場所を作る)の規定に抵触するとの裁定を受けている。

 プレーヤーはスタンスをとるときに両足をしっかりと据えることは認められているが、スタンスの場所を作ってはならない。

 通常、バンカーショットにおいて、よく目にするようなグリグリと埋めてスタンスを確保する行為は、ライの改善や砂質のテストなどの目的ではなく、フェアにスタンスを取ろうとしている範囲内ではゴルフルールに辛うじて抵触しない。

 ただし、バンカー内で何度も何度も仕切り直ししている場合は、ルール違反を指摘されても申し開きができなくなるので注意が必要だ。

 特に注意が必要なのは、リンクスコースのバンカー。

リンクスコースとは海岸沿いの砂丘地帯にあるコースを指すが、コース全体を覆っている芝や草の真下には、長年、波と風で洗われた風化した砂になっている。

 そのため、砂丘・砂漠の砂のイメージのように、砂質は細かく、サラサラと崩れやすい。

 フェアにスタンスを取ろうとしても、砂は崩れやすく、スタンスを一度で取りにくいことも事実。

 もう一度VTR映像で問題のシーンを確認すると、バンカーショットを打つ前に、左右の足の裏で3度ほどずつ、バンカーの斜面の砂を崩して均しているように見える。

こうした行為はゴルフ規則裁定集13-3/3(水平なスタンスがとれるように、バンカーの側面を足で崩す)にも裁定されているとおり、ルール違反とみなされてもしかたがない。

 質問 : 両足が水平になるように、プレーヤーがバンカーの側面を片方の足で崩してスタンスをとったが、そういうことは許されるか。
 回答 : 許されない。そのような行為は規則13-3に違反してスタンスの場所を作ったことになる。

 元々、心無いシャッター音がなければ、起きなかったかもしれないバンカーショットだけに、アン・ソンジュ選手には同情するものの、ゴルフ規則の勉強になったのも確か。

 誰もが羨む才能を持つスター選手だけに、素晴らしいプレーとアマチュアの手本となる行為をこれからも期待。


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