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力みの原因分析とナイスショット

2010年03月08日 07:00

 今回は神経解剖学神経系理学療法の観点からゴルフ力みについて考えてみたいと思います。

 人が体を動かそうと思うと、脳からの命令は電気信号の流れのように脊髄、末梢神経を通じて筋肉に伝わり、対象の部位を動かすことができます。

 また、反対に皮膚の感覚はフィードバックして脳に伝わります。

 手の運動は脳の命令が頚髄から出ている第5頚髄神経根(C5)~第8頚髄神経根(C8)、及び第1胸髄神経根(T1)の 5本の神経根から、各末梢神経に伝わります。

 この5本の神経は、くさむらのように複雑に交叉しているので、腕神経叢と呼ばれています。

 C5は肩の運動、C6は肘屈曲、C7は肘・手首の伸展、C8とT1は指の屈曲などを主に支配していますが、各神経根から出ている神経は互いに交叉しており、主な運動以外にも隣の神経が支配する筋肉の動きにも影響を及ぼします。

 また、神経系理学療法の分野でも、末端の肢位は上位の緊張に大きく関わりがあることは知られています。

 筋緊張によって上肢の関節可動域に制限のある重症者に対し、末端部分である親指を外転させることによって、手関節のみならず肘関節肩関節を含めた上肢全体の緊張を緩和することができたとの報告もされています。

 以上のことから、クラブを握る指に過度の力を込めることは、肩まわりの筋肉を緊張させる神経を同時に働かせてしまうために、上体の動きが悪くなるという悪影響を招くことになるようです。

 グリッププレッシャーについては、昔から『手のひらの中で小鳥を殺さない程度の強さ』とか『他人にクラブを引っ張られた時に抜けない程度』、『理想的なグリップとは、指が痛まず、皮が剥けず、タコもできず、腕が疲れることもない(サム・スニード)』などの格言が伝えられてきました。

 これらは手のひらの感覚を殺さず、インパクトを感じることに加え、肩甲骨周りの関節の動きが筋肉の余分な緊張によって抑制されるのを嫌ったことを端的に表現しているありがたい言霊です。


 柔らかグリップで ナイスショット!!

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