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打ち上げホールの番手選びは?落下角度データの裏付け

2013年10月17日 16:01

 初めてラウンドするコース、打ち上げホールや打ち下ろしホールで、クラブ選択には迷いますよね。

 どれだけ番手を上げたらいいのか?下げたらいいのか?

 特にオナーだと、前の人を参考にというわけにもいかないので、尚更です。

 打ち上げホールや打ち下ろしホールの場合、地形的な風の影響も顕著になるのも気になるところですが・・・。


 今回は昔からよく言われている「打ち上げホールでは、コースヤーデージに高低差分を足した分のクラブを選ぶ」という格言の根拠について、考えてみたいと思います。

 最近のゴルフ関連におけるデジタル機器の応用はめざましく、以前はあやふやだったことでもデータによる裏付けで確証を得ることが多々あります。

 今回もその助けを借りましょう。

 TRACKMANというショット分析機器のサイトでは、米国PGA及びLPGAのツアープロによるショットの平均データが公開されています。

 今回参考にさせていただいたのは落下角度データ(Land. Angle)

 興味深いことに、どの番手であってもボールが落下するときの地面との角度はだいたい一緒。

 男子プロの場合、50度前後。

 女子プロの場合、47度といったところです。

 どちらも球の勢いが落ちて、落下してきた状態です。

 男女の落下角度の差は、男女間のヘッドスピードの違いによる最頂到達地点(Max Height)の違いによる差(男子プロ30ヤード、女子プロ25ヤード)を反映しているのかな?!

 アマチュアゴルファーの参考になるのは、ヘッドスピードで男子のアベレージゴルファーと大差ない女子プロ(平均41.4m/s)のデータを参考とします。

 47度という数値は接地時の落下角度であろうから、その前から放物線を描きながら、角度を増して47度の角度で平地に接地していることが予想できます。

 ですから、これよりも高い打ち上げのグリーン面への落下では、グリーン面が高くなる分、47度よりも小さな角度で接地します。

 45度にかなり近い角度になりそうですね。

 45度と聞いてピン!ときた人もいることでしょう。

 直角二等辺三角形(底角45度)の辺の比 1 : 1 : √2

 『2つの底辺は同じ長さ』ということから、

 打ち出したボールが45度で落下している最中に、高さxのグリーン面に落ちた場合、

 水平方向への飛距離の損失(本来ティーグラウンドと同じ高さの地面まで落下したときに得られるはずの飛距離x)は、グリーンの高さxと同じになります。

 言い換えると、クラブ本来の飛距離(キャリー)からグリーンの高さを引いたものがそのとき得られる水平方向の飛距離です。

 たとえば、ティーグラウンドよりグリーン面が10ヤード高い打ち上げホール。

 8番アイアンの本来の飛距離が130ヤードの人の場合、120ヤードしか飛ばないことになります。

 その結果として、「打ち上げホールでは、コースヤーデージに高低差分を足した分のクラブを選ぶ」という格言に繋がっています。

 ただし、この法則は『ティーグラウンドが水平なライである打ち上げホール』に限った話。

 ティーグランドがアップヒル(左足上がり)のライの場合、ロフト角のロスも考慮する必要が発生しますし。

 ボールの最高到達点(ヘッドスピード42m/s相当;約25ヤード)にも注意する必要があり。
 
 また、打ち上げだからといって、平地での目線・打ち方を変えてしまっては狂いが生じます。

 打ち下ろしホールでは、ティーグラウンドと同じ高さを通過した後、横方向へは空気の抵抗で益々スピードは低下し、その反面、下方向には重力の影響を受け続けて加速するので、相対的に落下角度は増していき、そのため、打ち下ろしの落差が大きくなればなるほど、この法則から外れていきますが・・・。

 以上の点に注意すれば、平均的なヘッドスピードのアマチュアゴルファーにとって、平らなライの打ち上げホールでは、「コースヤーデージに高低差分を足した分のクラブを選ぶ」ということは、充分目安になるようなので、覚えておいて損はありませんね。


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