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ゴルフ場で風の強さを知るには?

2013年09月24日 21:37

 ゴルフコースでの風の状況は、どのように判断していますか?

 ゴルフトーナメント会場のテレビ中継などでは、ティーグラウンドと上空の風を測定して、風の状況を風速と風向で表示していることがあります。

 リアルタイムに目まぐるしく移り変わる風向と風速の変化や、上空とティーグラウンドの風の違いなど、風読みの難しさに戸惑いを感じる人も多いはず。

 気象観測の場合は、風速や風向はリアルタイムではなく、観測時間前10分間の平均値をとっています。

 平均風速の約1.4~1.7倍が瞬間最大風速の目安と言われています。

 ただし、風が強いときには平均風速と瞬間風速の比は小さくなり、逆に風が弱い時には平均風速と瞬間風速の比は大きくなるようです。

 実際プレーする際には、機器による風の計測は許されないので、なんとかして風の強さを知ることができないでしょうか?

 昔から実用的で便利なものがあります。

 それは帆船時代の英国海軍提督ビューフォートが提唱した『ビューフォート風力階級』というものです。

 ビューフォートの帆船には6枚の帆があり、海上における風の強さに応じて、当然のことながら、帆の張り方を調節して対応していました。

 その13種類の帆の張り方が、それに対応した風の強さを示す指標となっています。

 風に晒されたとき、風速の2乗に比例する風圧を受けることになるわけですが、そんな風の強さを風力として区分しています。

 風力0では帆を全開しても船はまったく動かず、風力12では危険で帆を全くあげられない風速となっているなど、経験から得られた帆船の運行上の必要な知識に基づいています。

 海上の航行はもちろん、陸上でも実に役立つ指標なので、陸上での状態を付け加えて、気象庁でも採用しているくらいです。

 ゴルフは陸上で行うスポーツであることに加え、風力7で大体の生き物は活動に支障が出るので、陸上における風力0~7の状況を以下に記します。

【風力0(静穏)】風速0.0~0.2m/s(高度10m)
  煙が真っ直ぐに上昇。
  植物は静止状態。
  羽毛のついた種子が10秒以内で落ちる。
  鳥類は活発。
  小さなクモの巣が空中に見える

【風力1(至軽風)】風速0.3~1.5m/s
  煙がなびく。
  植物は静止状態。
  羽毛のある軽い種子が空中を漂う。
  上昇温暖気流に乗り、鳥が飛ぶ。
  アリマキ(アブラムシ)が飛び、クモが空中に舞う。

【風力2(軽風)】風速1.6~3.3m/s
  顔に風を感じる。
  葉がさざめく。
  柳の種子が雲状で呈す。
  上昇温暖気流は少なくなる。
  バッタ・アリマキ(アブラムシ)・クモ地上にいる。

【風力3(軟風)】風速3.4~5.4m/s
  旗がはためく。
  埃が舞い上がる。
  細い小枝が動く。
  羽のある種子が滑空する。
  上昇温暖気流なし。
  テントウムシ・コガネムシも地上へ。蚊・ブヨが刺さなくなる。

【風力4(和風)】風速5.5~7.9m/s
  髪が乱れ、服がたなびく。
  小枝が動く。
  あらゆる羽毛のついた種子が空中に吹かれる。
  海鳥の活動が最高潮。
  ハエも地上へ。

【風力5(疾風)】風速8.0~10.7m/s
  池の水面に波頭が立つ。
  空中の塵が眼に入り不快。
  葉の茂った低木が揺れる。
  木の葉が空中に吹かれる。
  蛾と蜂も地上へ。

【風力6(雄風)】風速10.8~13.8m/s
  腕が体側から吹かれて離れる。傘の使用が困難。
  大枝が動く。
  すべての葉と種子が空中に吹かれる。
  小さな木に止まる鳥が少数飛んでいる。
  電線が鳴る。

【風力7(強風)】風速13.9~17.1m/s
  歩きにくい。
  樹木全体が揺れ動く。
  固定されていない物が空中に吹かれる。
  小さな木に止まる鳥が地上にいる。
  蝶も地上に。

 ゴルフ場では肌で風を感じながら、この指標とコース周辺の状況を比較して、風の強さを把握してみてくださいね。

 理科の時間に天気図の書き込んだ風力が、こんな形でゴルフに役立つとは驚きですよね。

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