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バミューダグラスとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年01月06日 18:39

 バミューダグラス(Bermuda Grass) とは ・・・

 イネ科ギョウギシバ属に属する多年草で、炭酸ガスを効率よく利用できるC₄植物に属するため、耐暑性・耐燥性に強く、沖縄、ハワイ、フロリダなどの南国のゴルフコースによく使用されている芝のことを言います。

 種子で繁殖する『普通種(コモンタイプ)』と、交雑によって育成された『ハイブリッドタイプ』があります。

 ハイブリッドバミューダグラスとしては、米国ジョージア州ティフトンにあるコースタルプレイン農業試験場で育成された『ティフトンシリーズ』の品種が有名。

 ほふく茎が地中ではなく、地表を這うように伸びるため、非常にふかふかした厚みを感じ、アイアンショットはフェアウェイからは比較的打ちやすく、ピッチマークやボールマークなどもつきにくいという性質があります。

 ただし、ラフでは逆にすっぽりはまりやすく、ラフからは食われやすい

 茎も非常に丈夫で、耐踏圧性に強く、葉も水平か少し斜め上向きに太く伸びるため、グリーンでは強い芝目を生じ、海に向かって順目が基本となります。

 よく言われているのは、バミューダグリーンは午後になると西に切れるということ。

 下り傾斜+順目は非常に速く、上り傾斜+逆目では非常に遅くなるなど、傾斜と芝目の兼ね合いで、ボールの転がりの差がかなり異なります。

 南国のトーナメント用に、バミューダグラスの中では葉が細かく、ボールの転がりが素直な『ティフイーグル』が採用されることも多い。

 最近の地球温暖化により、熱帯に適したバミューダグラスが見直されています。


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ベン・ホーガン・アワードとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年02月02日 15:48

 ベン・ホーガン・アワード(Ben Hogan Award) とは ・・・


 ベン・ホーガン・アワード(ベン・ホーガン賞)には、有名な2種類の賞があります。

 『ベン・ホーガン・アワード』のひとつは、NCAA(全米大学体育協会)1部リーグにおいて、過去1年間で最も優れた成績を収めている大学生選手に贈られる大学ゴルフ界の年間最優秀選手賞のことを言います。

 もうひとつは、怪我や病気を克服したプレーヤーに贈られる賞で、ゴルフ・ライターズ・アソシエーション・オブ・アメリカ(GWAA)から授与される『ベン・ホーガン・アワード』も有名です。


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フォアキャディーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年02月13日 12:33

 フォアキャディー とは ・・・

 ゴルフトーナメントにおいて、ショットの落下地点付近が目視できないブラインドホールの場合、選手の安全確保とスムーズな進行を目的として、前の組の進行状況や飛球の行方(OB、ウォーターハザードへの打ち込み等)を確認し、後ろの組に対して、小旗や無線などで状況を知らせてくれる人のことを言います。

ゴルフルール上にも規定があり、競技委員会が配置することができること、及びフォアキャディーは局外者であることが規定されています。

 局外者であるフォアキャディーにボールが当たった場合には、誰にも罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない(ゴルフ規則19-1)。

 『フォアキャディー(Forecaddie)』のforeとは『前方の』という意味なので、文字通り、ホール前方に待機しているキャディさんです。

 一般開場している日本のゴルフ場のブラインドホールでは、フォアキャディーの代わりに、ショットを打ち終わった合図として前の組の人が鳴らす鐘で代用されていたり、前の組のカートの進行に連動した信号機だったりと、最近では乗用カートに搭載されたGPSなどで代用されていることがあります。

 ちなみに、トーナメント中継でよく見かけるティーショットの落下地点付近にいて、ボールの止まった場所に小旗を刺して、ボールの所在を確認しやすくしてくれる人は、スポッター(spotter)と呼ばれています。


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ビーチバンカーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年06月14日 08:23

 ビーチバンカー とは ・・・


 その名の示すとおり、池、海、クリークなどの水際に配置された砂浜のように見えるバンカーのことを言います。

 美しい景観になるため、18番ホールに置かれることも多く、ウォーターハザードに入り込む部分を遠浅にすることによって、ウォーターショットを誘いやすく、ゴルフトーナメントなどの演出では特に効いてきます。

 ゴルフルールの上ではハザードとしてのバンカーに該当し、ハザード内の処置に従うことになります。

 コース設計・戦略上の位置付けにおいては、飛んできたボールがウォーターハザードに入って打てなくなることを防いでくれるセーブバンカー的な役割も。


  結構あるよ!ビーチバンカーのあるゴルフコース


 【北海道地方】
   ロイヤルシップ札幌ゴルフ倶楽部(北海道)


 【関東地方】
   G7カントリー倶楽部〔旧:大金GC〕(栃木県)

   メイレイクヒルズカントリークラブ(群馬県)

   東京五日市カントリー倶楽部(東京都)


 【中部地方】
   柏崎カントリークラブ(新潟県)

   瑞陵ゴルフ倶楽部(岐阜県)

 【近畿地方】
   ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)

   六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)

   近鉄賢島カンツリークラブ(三重県)

   近鉄浜島カンツリークラブ(三重県)

   名張サウスカントリー倶楽部(三重県)

   グランベール京都ゴルフ倶楽部(京都府)

   クラウンヒルズ京都ゴルフ倶楽部(京都府)

   朽木ゴルフ倶楽部(滋賀県)

   いなみカントリークラブ フジ(和歌山県)


 【中国地方】
   日本原カンツリー倶楽部(岡山県)

   鷹の巣ゴルフクラブ(広島県)

   柳井カントリー倶楽部(山口県)


 【四国地方】
   高松グランドカントリークラブ(香川県)


 【九州地方】
   佐賀クラシックゴルフ倶楽部(佐賀県)

   ジェイズカントリークラブ小林コース(宮崎県)

   カヌチャリゾートカヌチャゴルフコース(沖縄県)



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フォールアウェイグリーンとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年06月24日 09:26

 フォールアウェイグリーン(fall-away green) とは ・・・

 グリーン面の傾斜が奥に向かって下がっているタイプのグリーンのことを言います。

 グリーンを狙うショットの際にグリーン面が見えないのはアンフェアとの曲解から、日本のゴルフコースでは敬遠され、あまり見かけないタイプのグリーンです。

 欧米ではラウンド中のどこかでグリーン面が確認できれば良しとしているので、かなりポピュラーなグリーン。

 コース攻略の基本とされる「グリーン手前から」というのは、『受けグリーン』に対する攻め方を示したものですが、奥に速いグリーンである『フォールアウェイグリーン』では、この限りではありません。

 グリーン奥にアプローチエリアのスペースを広く取ってある場合、奥からのアプローチやパットが比較的やさしくなり、「グリーン手前から」の攻め方一辺倒から、グリーンに対する攻略エリアを意識せざるをえなくなるため、コース全体の戦略性の幅を広げる効果があります。

 また、奥からの攻めが有効であるがゆえに、コースのヤーデージ表示以上にロングショットが求められ、距離の短いホールをより長く使える設計としても評価されています。


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ポットバンカーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年07月11日 10:34

 ポットバンカー(pot bunker) とは ・・・


 その名の示すとおり、ポットのような底の深い形状のバンカーで、中に人が何人も入れないような小さなバンカーのことを言います。

 元々、ポットバンカーは、リンクス(海岸沿いの砂丘地帯)で放牧されていた羊が、雨・風を凌ぐために、砂丘の斜面や窪地に掘ったもので、羊の体が隠れる程度の穴が風雨の浸食により少し広がったものです。

 動物が斜面に掘った穴が原型ゆえに、バンカーの砂面が平らではないところが特徴です。

 バンカーの深さが強調されることが多いのですが、ペナルティの要素としてはそのサイズが小さいことが問題になります。

 バンカーの中央部分以外にボールが止まった場合、カップ方向に出すことができないことが多く、場合によっては横方向や後方にしか打ち出すことができないことも。

 最悪の場合、一度でバンカーからの脱出を諦めた上で、バンカーの中央部分に打ってから、次打で脱出を試みる必要が生じることさえあります。

 こうした穴は、リンクスランドにゴルフコースが造られる前からあり、当初、バンカーと言えば、ポットバンカーしかなかったわけですから、ポットバンカーはすべてのバンカーの起源とも言えます。

 ただし、現在、ポットバンカーはリンクスコースであっても希少な存在になりつつあります。

 ゴルフ中継で全英オープンや全英女子オープンの様子が放映される際、「ポットバンカー」と呼ばれているバンカーの多くは、実はポットバンカーではなく、『グラスフェースドバンカー』や『ソッドウォールバンカー』、『バルクヘッデッドバンカー』といったポットバンカーの発展形がほとんどです。

 風雨による浸食でバンカーの縁が崩れるのを防ぐために、バンカーの斜面からアゴの部分にかけて芝で保護したものが『グラスフェースドバンカー』、芝土を重ねて保護したものが『ソッドウォールバンカー』、枕木を貼ったものが『バルクヘッドバンカー』。

 本当のポットバンカーをゴルフ中継で目にする機会はほとんど無くなってしまいましたが、未だにコース内で羊や牛を放牧しているようなスコットランド、イングランドの一部のリンクスコースには僅かながら残っているようです。


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ピッチマークとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年07月23日 17:11

 ピッチマーク とは ・・・


 地面がぬかるんでいるような柔らかい状態で高い球を打った場合、球の落下の衝撃でボールが地面に食い込むことがあり、そのときできた穴のことを言います。

 ゴルフ規則や裁定集では、スルーザグリーン(パッティンググリーン・ティーインググラウンド・ハザード以外の区域)内で『芝草が短く刈ってある区域』にできたものを「ピッチマーク」、グリーン上にできたものを「ボールマーク」と呼び、処置の違いによりそれぞれを区別しています。

 ゴルフ規則25-2 (地面にくい込んでいる球)では、ピッチマークに入った球は拾い上げて拭くことができ、ホールに近づかず、しかも球のあった箇所にできるだけ近い所に無罰でドロップすることができると規定されています。

 『ピッチマーク』から拾い上げたボールをドロップする場合、グリーン上にできた『ボールマーク』は修理することができますが、ピッチマークを修理することはできません。
 【ゴルフ規則裁定集13-2/10

 『芝草が短く刈ってある区域』とは、フェアウェイの芝の刈高が基準となり、それよりも芝が短く刈ってあれば、これに該当します。

 ラフもスルーザグリーンに含まれますが、ラフのようにフェアウェイよりも芝の長い区域ではボールがどれほど地面に食い込んでいても、そのままの状態でプレーを続けなければなりません。

 ただし、通常はラフのエリアであっても、トーナメントなどでコースを横断するために作られた『クロスウェイ』など、フェアウェイ以上に芝が短く刈ってあれば、上記の処置の適用が許されます。

 また、地面に食い込んでいるとみなされるためには、
  ① 球の落下の衝撃が地面にピッチマークを作ったこと
  ② 球は自らが作ったピッチマークに入っていること
  ③ 球の一部が地表面の下にあること
        という3つの条件をすべて満たしている必要があります。

 ちなみに、ツアー競技のローカルルールとして、『芝草が短く刈ってある区域』を『スルーザグリーン』全体に拡大適用するローカルルールが設定されることがあり、この場合にはラフであっても、上記の地面に食い込んでいる条件を満たしていれば、無罰で救済を受けることができます。

 こうした救済を受けるシーンがテレビ中継されることはあっても、この種のローカルルールの説明が皆無であるため、何の疑問を持たずにゼネラルルールであるゴルフ規則による処置だと勘違いしている人もいることでしょう。

 また、マナーを始めとするルールの周知も大事な仕事の一つであるはずのJGTOやLPGAといった協会ですら、公式サイトでこうした競技に限定されたローカルルールを一般公開していないのは根本的に問題があると言えます。


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ピンハイとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年08月04日 11:50

 ピンハイ(pin-high) とは ・・・

 グリーンに向かってショットを打った場合、ピンの真横にボールが止まった状態、つまり、ピンまでの距離と同じ距離を打てたことを意味します。

 ゴルフトーナメントの中継でよく使われるゴルフ用語ですが、方向性の悪いショットに対して、少なくとも距離だけは合っていたという慰めの表現と言えなくもありません。

 まったく同じ意味でホールハイ(hole-high)とも言います。

 『○○-high』とは、「○○の高さ」という意味ですから、「ピンフラッグの立っているところの高さ」、「ホール(カップ)の切ってあるところの高さ」という意味になるのですが・・・。

 マルチティアドグリーン(2段グリーンや3段グリーン)やグランドレベルグリーンでは、次のパットがストレート系のやさしい状況になる場合が多いのですが、ティルテッドグリーン(受けグリーン)では、ピンハイのようにピンの真横につけた場合、基本的にはピンの右位置からフックライン、ピンの左位置からはスライスラインとなり、ライン読みとタッチの両方が揃わないとカップインしない難しいラインとなります。

 日本のゴルフ場では稀なグリーンの奥に向かって下っている形状のフォールアウェイグリーンでは、ティルテッドグリーン(受けグリーン)とは反対に、ピンの右位置からはスライスライン、ピンの左位置からはフックラインとなり、こちらもライン読みとタッチの両方が揃わないとカップインしない難しいラインです。

 しかも、ティルテッドグリーンにしてもフォールアウェイグリーンにしても、最大傾斜線(水が流れる方向)は真正面や真後に設定されているとは限らず、微妙に角度を左右に振って設計されているケースもあるため、プレーヤーの観察力などがより問われる場面と思って観戦してみてください。


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ファーストカットとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年09月14日 11:01

 ファーストカット(first cut) とは ・・・

 フェアウェイに隣接するラフの部分を通常1~2ヤード程度の狭い刈幅で、フェアウェイの刈高の約2倍程度の長さに刈り込んだ中間的なラフの部分のことを言います。

 ファーストカットラフ(first cut of rough)とも呼ばれるように、フェアウェイの一部ではなく、ラフに分類されるエリアです。

 また、プライマリーカット(primary cut)、もしくはプライマリーラフ の名で呼ばれることも。

 ただし、オーガスタナショナルで開催されるマスターズだけは別。

 マスターズにはトーナメントで典型的な長いラフの設定はなく、フェアウェイをファーストカットと呼ぶ習慣があるので、マスターズ中継ではたまに混乱を呼ぶことも。

 また、過去に開催されたライダーカップでは、フェアウェイの刈高と大差が無く、かつ10ヤード幅のファーストカットラフという変わり種もあるにはあったのですが、これも特殊なケースです。


 フェアウェイにボールを置くことができた場合、10~12mmに刈り揃えられた状態の良い場所から次打を打つことができるメリットがあるわけですが、もし、フェアウェイの端っこでボールがラフの長い芝に寄り掛かるように接している場合、フェアウェイの右隅ではクラブのトウ側が長い芝にぶつかり抵抗を受け、逆に反対側のフェアウェイの左隅ではクラブのヒール側が芝の抵抗を受けるため、どちらもボールのコントロールがかなり難しい状況になります。(左利き用のクラブを使用した場合はトウ側、ヒール側の抵抗が反対になります。)

 フェアウェイ上にボールがあるのに、あまり有利不利の差が現れないように、極端に邪魔にならない刈高25~30mm程度のファーストカットラフをフェアウェイとの境界部分に設けて、アンフェアな状況を排除しています。

 こうした考えの下、ゴルフトーナメントなどの競技用として、ファーストカットラフ、セカンドカットラフ、・・・、ラフのように、最も長いラフまでの段差を補うように、階段上で徐々に高くなる刈高のセッティングにされることもあります。

 ラフの内、こうした緩衝帯の役目を担う短いラフを総称して、『セミラフ』と呼びます。


 ファーストカットからのショットは、フェアウェイとさほど遜色がないことが多いのですが、フェアウェイと比較すれば芝が長いだけに、ボールとの間に芝が挟まるとスピン量が減り、ラフほどではないものの、グリーン上でボールが止まりにくくなります。

 トーナメントでグリーン上の水やりを制限して、グリーンが硬めにセッティングされていれば、グリーン上でボールは止まりにくくなっているわけですが、フェアウェイからのショットであっても、技術の差によって、グリーンに止められたり、止められなかったりと、参加しているプレーヤーのレベルに合わせて、技術の差を振り分けることができるセッティングが要求されます。

 こうした技術に合わせたセッティング同様、状況による違いがはっきり分かれるセッティングも公平な設定として必要となります。

 参加しているプレーヤーのレベルに合わせて、フェアウェイからのショットとセミラフからのショットに違いが出るように、グリーンのコンパクションとファーストカットの長さを適度に調整できているトーナメントは見応えがあるものです。


 また、長目にセッティングされたファーストカットの場合、ヘッドスピードの速い人はフライヤーすることもあります。

 ボールとクラブに挟まる芝の本数、ラフに使用されている芝の種類、季節によって芝に含まれる水分量、雨や朝露など気候・天候条件によって芝に付着した水分量などの違いにより、打ち出し時のスピン量は変わり、フライヤーしたり、しなかったりすると、状況を判断する力やフライヤーになりにくい打ち方の技術が問われる場面を演出する形で、ラフとしての機能を果たしています。


 ゴルフルールの区域の区分上は、フェアウェイ、ラフのどちらも同じスルーザグリーンに属しますが、一番大きな違いはゴルフ規則25-2 の規定です。

 ゴルフ規則25-2(地面にくい込んでいる球)では、ピッチマークに入った球は拾い上げて拭くことができ、ホールに近づかず、しかも球のあった箇所にできるだけ近い所に無罰でドロップすることができると規定されていますが、これはフェアウェイ、もしくはフェアウェイと同等以下の刈高の場合に適用されるルールで、ファーストカットを含む一般的なラフでは適用されず、あるがままの状態でプレーを続けなければならないという違いがあります。


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ピンとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年09月21日 13:15

 ピン とは ・・・

 グリーンのホール上に指してある旗竿のことを言います。

 ゴルフ規則では、『旗竿(フラッグスティック frag stick)』という名称で規定されており、『ピン(pin)』は俗称なのですが、テレビ中継でも普通に使用されている一般的な表現です。

 元々、近代ゴルフ発祥の地であるリンクスコースでは、海岸沿いのため、非常に雨・風が強く、自然素材しかなかった時代にあって、布製の旗を竿に取り付けたのでは、すぐに破れてしまったり、吹き飛ばされていました。

 そこで、旗の代わりの目印として、柳・籐などの木の枝で編んだ丸い『編籠(ウィッカーバスケット wicker basket)』が先端に取り付けられていたのですが、その見た目の形状が当時流行していた女性の帽子を髪留めするハットピン(hat pin)に似ていたことから、『ピン(pin)』と呼ばれるようになり、丈夫な合成繊維が開発されて、編籠から合成繊維生地の旗に代わった後も旗竿を指す言葉として残った経緯があります。

 ウィッカーバスケットを使用したゴルフコースとして有名なメリオンゴルフクラブ(米国)ですが、リンクスコースのように旗竿の根元からしなるような強風などは稀な内陸コースにあって、道具の用途としてほとんど意味はなく、なぜここで伝統として残されたのかは不思議なところでもありますが・・・。

 ちなみに、メリオンゴルフクラブ同様、強風の吹く場所ではありませんが、日本のゴルフ場では吉川インターゴルフ倶楽部・MECHA〈メッチャ〉がウィッカーバスケットを採用されています。

 現在、ゴルフ規則で決められているのは、「旗竿の断面は円形でなければならないこと」と「旗竿に衝撃吸収素材の使用は禁止」という規定だけで、風の強い地域にあっては短い旗竿が使われるように、ゴルフのルールの規定で旗竿の長さは特に決まっていません。

 また、一般開場のゴルフ場では、その日に切ったグリーン上のホールの位置(前方・中央・後方)に合わせて、旗を特定の色で色分けしている親切心旺盛なコースがありますが、これはゴルフ裁定で支障なしと裁定が下されています。

 更に変わったところでは、レーザー距離計測器を使用した場合に距離を測りやすくする意図で、旗竿に反射板を取り付けることもゴルフ裁定で認められています。


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ホリゾンタルハザードとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年10月07日 14:05

 ホリゾンタルハザード(horizontal hazard) とは ・・・


 バンカー及び池・クリーク・海といったウォーターハザードなど、平面的な障害物のことを言います。

 ポットバンカーのように底の深いバンカーなどは、リカバリーする際には立体的な障害物と考えることもできますが、『ホリゾンタルハザード』といった区分はコース設計やコース攻略上の理由のために障害物を分類する概念のひとつで、回避する際にショットの高さの調整を必要としないタイプのハザード を総称しています。

 この対極の概念として、立木であったり、林であったり、小高いマウンドなど、垂直方向に伸びた立体的な障害物のことは『バーチカルハザード』と呼ばれます。

 ただし、谷は垂直方向に立体的な構造をしていますが、飛距離さえ満たせば、クリアできることから、『ホリゾンタルハザード』と考えることができます。

 コース攻略を机上で想定する場合、レイアウト図などから平面的に考察しがちですが、実際のゴルフコースは大小様々なアンジュレーションや高低差があり、むしろ平面的な場所は稀。

 言うまでもなく、『ホリゾンタルハザード』といえども、ショットする場所とハザードとの高低差を考慮する必要がありますし、風などの気象条件やライの状況を含め、クリアできる飛距離を総合的に判断する必要があります。


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バウンスバック率とは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年10月26日 10:04

 バウンスバック率(Bounce Back) とは ・・・

 米国PGAツアーが公開している選手データ(スタッツ)のひとつで、前のホールでボギー以上の悪いスコアだった場合に、次のホールでバーディー以上の良いスコアを出した確率 のことを言います。

 bounce backは、fight backと同義で『立ち直る、盛り返す』の意味です。

 バウンスバック率が高いということは、文字通り、精神的な立ち直りの早さを示す指標となっています。

 ゴルフはカップインをもってホールアウトし、各ホールでプレーが途切れるため、物理的には次のホールのスコアに前のホールのスコアが影響することはないはずなのですが、観察眼、判断力、スイングリズム・テンポなどには精神面が多分に関わり、前のホールのスコアが次のホールのスコアにも影響を与えます。

 コースマネジメントのセオリーでも、ボギー直後のホールでは欲張ってバーディーを狙わずにパーを目指してプレーすること、ダブルボギーを叩いた直後のホールではいっきにイーグルで取り返すのではなくボギーを目標とするといった具合に、前のホールよりも1つだけ良いスコアを目安に、複数のホールで少しずつペースを取り戻してことが肝心 だと言われるのはこうした理由からです。

 プロであっても、プロとしてのプライドもあるため、叩いた後には精神的なダメージを負い、その後の平常心を保つことは難しく、アマチュア同様、スコアを崩す傾向にあることは変わりありません。

 バウンスバック率が高い選手は、気持ちの切り替えが速い精神的に強いタイプと言えますが、スコア的にはボギーもバーディーも数が出ないことには上がらないので、プレー気質的には常に攻めが主体であるアグレッシブなタイプの選手が多く、かつその選手が技術的に充実した好調期であると捉えることもできます。

 過去のPGAツアーのバウンスバック率は、1シーズンを通すと1番良い選手でも25~30%ぐらいになっていますが、2000年のタイガー・ウッズだけは飛び抜けていてバウンスバック36.51%という記録を残しています。

 アマチュアの場合は、バウンスバック率を上げることを目指すのではなく、まずは怒りや落ち込んだ気持ちをリセットして切り替えることに集中し、マネジメントセオリーに従って、前のホールよりも1つだけ良いスコアを目標にしてプレーし、そのホールのスコアの結果を見て、気持ちの切り替えができたかどうかを確認した上で、攻めに転じる方が無難と言えるのでしょう。


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バンプ&ランとは? 〔ゴルフ用語説明〕

2014年11月16日 10:15

 バンプ&ラン(bump and run) とは ・・・

 グリーン周りからのアプローチの状況において、ほとんどボールを上げずに大部分を転がして寄せるアプローチショットのことを言い、別名『チップ&ラン(chip and run)』とも呼ばれています。

 ゴルフ発祥の地であるリンクスコースでは、非常に風が強いばかりでなく、その影響でグリーンやフェアウェイの表面が乾き、非常に硬く締まった状態になることが多い上、元々海岸線の砂丘地帯に自然に形成されたゴルフコース故、強風が創り上げた風紋(砂紋)がそのまま残った複雑なアンジュレーションがそこかしこに存在しています。

 ボールの弾道が高いピッチショット系のアプローチでは、グリーン周りからの寄せであっても、唸る風によってボールの勢いが殺されたり、強められたりと影響するため、アプローチの方向性や距離が狂わされます。

 高い弾道のショットで落下地点が狂わされると、風紋(砂紋)の名残りである複雑なアンジュレーションが効き、弾んだボールの行方が不確定になるので、アプローチの難しさに拍車をかけます。

 こうしたリンクスでのアプローチでは、転がしが主体になるのは必然と言えます。

 そもそもウェッジによるアプローチが主流になるのは、ゴルフの歴史から見ればごく最近のことですから、6番~8番アイアンくらいのロフト角の小さいクラブで転がす『バンプ&ラン』がアプローチの原型と考えて差支えないでしょう。

 最近ではもうひとつ『バンプ&ラン』が別の意味で使われることがあります。

 それは「ワンクッション」「ツークッション」などと言われるクッション系のアプローチショットという意味です。

 硬く締まった高速の砲台状のグリーンなどで、かつフリンジの芝の高さにまでグリーン周りの芝が刈り込まれている場合、グリーンから少しでもこぼれたボールはコレクションエリアまで転がり落ちてしまいます。

 こうしたコレクションエリアから見て、グリーン面が受けておらず、ピン方向に向かって下っている場合、ふわりと落とすフラップショットでも、スピン系のショットでも止めることが難しい状況に陥ることがあります。

 この場合、『バンプ&ラン』では一度斜面になっている土手の部分にぶつけることによって、ボールのスピードを落とした上で、弾道の方向を上向きに変えて、グリーンにやさしく着地させることができ、その後のグリーンの下り傾斜を最小限の転がりで抑えることができる ので、有効な技術となります。

 この手のクッションショットはボールの反射角は比較的簡単に予測できそうですが、ぶつける斜面の状態を見極めるには経験が物を言い、元来、イマジネーション力の高い人向きの感性を活かした技術と言えます。


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吹き流しとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年11月25日 08:36

 吹き流し とは ・・・

 布を筒状にして竿先に付けて風になびくようにしたモノで、なびく方向を目で見て直感的に感じ取るタイプの風向計のことを言います。

 日本のゴルフ場、特にキャディを伴わないセルフプレーの多いゴルフ場において、パー4やパー5のフェアウェイのセンター付近(IP周辺)に小さめの『吹き流し』が設置されているコースが結構あります。

 吹き流しが立てられたホールでは、ティーグラウンドやカート内の案内図などに、吹き流しまでの距離も示されています。

 ティーグラウンドからグリーンが見えるような真っ直ぐのホールでは、IP付近にあるハザードまでの距離の目安になるくらいですが・・・

 ドッグレッグホールなどの『ティーグラウンドが向いている方向線』と『フェアウェイ中央とグリーン中央を結んだ線』の角度が大きい場合には、ナイスショットが飛び過ぎてトラブルにならない距離と方向を教えてくれるため、セルフプレーを円滑するために活用されています。

 元々、『吹き流し』は軍隊の陣営で用いられた旗・指物の一種で、風の向きだけでなく、吹き流しのはためき方を見れば、風の乱れや強さなども判断することができる便利なものです。

 身近なところでは、5月5日の端午の節句に鯉のぼりの一番上に上げられているのもそうだし、鯉のぼり自体も吹き流しの一種と言えます。

 吹き流しの材質や大きさによって、風の影響は変わるため、統一的な風の強さの見方を示すことはできないのですが、おおよその目安としては次のとおりです。

   下向き0° = 風力0 〔風速0~0.2m/s

      30°  = 風力1 〔風速0.3~1.5m/s

      45°  = 風力2 〔風速1.6~3.3m/s〕

      60°  = 風力3 〔風速3.4~5.4m/s

   横向き90°= 風力4 〔風速5.4~7.9m/s〕以上

 こうした風の影響を含めて、自分の攻略ルート・落とし場所を検討するのに役立ててみては?


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フリンジとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年12月07日 12:41

 フリンジ(fringe) とは ・・・

 パッティンググリーンを取り囲むように縁取りされ、グリーン上の芝よりも少しだけ芝の刈高が長く刈られた部分のことを言います。

 カラー(collar)、グリーンエッジ(green edge) とも呼ばれています。

 フリンジ(カラー)の刈高は、大体、グリーンの刈高とフェアウェイの刈高の間で設定され、カラーの横幅は80~100cm程度になります。

 グリーンへラッキーでボールが転がり込むのを防ぐ役目をするとともに、グリーンから零れ落ちるのを防いでくれることもあります。

 ただし、ロイヤルメルボルンGCなどグリーンのフリンジ(カラー)のない設定のゴルフコースもあり、加えてグリーン周りのラフも刈り込んでいる場合には、グリーンをこぼれたボールがコレクションエリアやハザードまで転がり落ちてしまうような難しいコースセッティングになります。

 プロゴルフツアーのスタッツ(統計)上の計算では、たとえパターを使用したとしてもフリンジ(カラー)からのパッティングは、パット数にはカウントされません

 ゴルフの規則では、ボールがグリーン面にまったく接触していない状態でフリンジ(カラー)に止まったボールは、グリーン上とは認められず、マークしてボールを拾い上げることはできません

 もし、フリンジ(カラー)にあるボールを拾い上げた場合、ゴルフ規則18-2aで規定されているインプレーにあるボールを触れたり、拾い上げたりしたときの違反に該当するので1打罰 になります。

 ただし、その際ボールを拭いてしまっていても拭いたこと自体で追加の罰はありません。


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ボールマークとは?〔ゴルフ用語説明〕

2014年12月11日 12:18

 ボールマーク とは ・・・

 パッティンググリーン上にボールが落下する衝撃でできたグリーン面の損傷のことを言います。

 前日に雨が降り続いたりしてグリーン面が柔らかくなっている状態では、よりボールマークがつきやすくなります。

 米国PGAツアーでは、大会前にグリーンへの水遣りを制限して、グリーンを硬く仕上げるため、ツアープロが高い弾道のショットでグリーンに落としたとしても、ボールマークがつかないようにコースセッティングされていることが一般的です。

 ボールの落下する衝撃でできた地面の損傷でも、ゴルフ規則では、グリーン上にできたものを「ボールマーク」、スルーザグリーン内で『芝草が短く刈ってある区域』にできたものを「ピッチマーク」と呼び、処置の違いによりそれぞれを区別しています。

 ゴルフ規則16-1c(ホールの埋跡、ボールマーク、その他損傷の修理)で、『自分の球がそのパッティンググリーン上にあるかどうかにかかわらず、プレーヤーは古いホールの埋跡や球の衝撃によるパッティンググリーン面の損傷(ボールマーク)を修理することができる。・・・』と規定。

 また、ゴルフ規則の第1章エチケットでもコースの保護の観点から、プレーヤー自身の球によるものに限らず、他人のボールマークであっても入念に直しておくべきものとされています。

 ボールマークを修復する方法は、ゴルフ場のマスター室前にスコアカードやマーカーなどと一緒に置いてあるグリーンフォーク(無料配布)を使うと簡単です。

 ボールマークの周辺からボールマーク中心の深い部分に向かって、グリーンフォークをリズムよく斜めに数回続けて刺しこむだけ。

 サクサクサクと斜めにフォークを刺すだけで、ボールマークの中心に芝土が自然と寄ってくるので、中心部の凹みが平らよりも少しだけ盛り上がったら、後はパターのヘッドの底で軽くトントン叩いて、平らに成形してあげてください。

 グリーンフォークを土ごと中心に寄せていくと表現されることがありますが、あまり過度にやり過ぎると、芝の根を切ってしまい、芝が枯れてしまいます。

 もっとも、ボールマークをそのままに放置しても枯れてしまうので、びくびくしないで積極的にコース保護に努めましょう。

 ただし、ゴルフ規則16-1cの規定にあるように、グリーン上でプレー前に修復を許されているのは、ボールマークと古いホールの埋跡(前日以前のホールの跡)だけ。

 スパイクマークも自分や他人のプレーに関係のない場所にあるものであれば、修理することが許されていますが、プレーに関係するかどうかは傾斜や芝目、風の影響など様々な要因が入り組み、いろいろと疑義が生じる恐れがあるので、その組のプレーヤー全員がカップインした後に、スパイクマークを修復する方がルール的にもエチケット的にも好ましいとされています。

 また、最近ではグリーン上にできたボールマークのことを『グリーンディボット』などと誤用しているケースが散見されます。

 ディボットとは、クラブによってできた傷(もしくは削り取られた芝生)のことを指しますので、グリーン上にディボットができてしまったら、グリーンキーパーは卒倒してしまいます。

 一般開場時のローカルルールではグリーン上でパター以外のクラブは使用できないとされていることがほとんどですから、悪意によるものか、上りの40m以上のロングパットなどで極度にダフるなど(そんな人は見たことないですが)、余程のことがない限り、グリーン上にディボットはできたりしません。

 グリーンの維持管理は一般に考えられている以上に、繊細で時間と手間がかかるものです。

 自分たちを含め、人が気持ちよくプレーする上でも、コース保護にはできるだけ協力しましょうね。


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ピートモスとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年02月24日 12:02

 ピートモス(peat moss) とは ・・・


 沼沢地、湿地、湖底などに生息する水生植物の遺体が、酸素の乏しい嫌気的な環境のもとで、十分な分解が進まず、植物組織が識別できる状態で堆積して炭化したものをピート(泥炭)と言います。

 ピート(泥炭)は、産地によってロシアピート、カナダピートなどと呼ばれ、ヨシ、スゲゴケ、ハイゴケ、ミズゴケなど、植物の種類によっても区分されています。

 苔類で形成される泥炭がピートモスです。

 USGA方式のグリーン構造では、芝生の床土の土壌改良材として、ピート(泥炭)がよく用いられますが、ミズゴケのピートモスが最適とされています。

 ミズゴケ泥炭をよく水洗いし、乾燥した後に粉砕したものが使用されます。

 土壌分析の結果に応じて、腐熟度、透水性、吸水性、窒素成分、pHなどをよく吟味して用いることが大切とされています。


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プリファードライ(ウィンタールール)とは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年02月28日 07:54

 プリファード・ライ(Preferred Lies)、
 ウィンター・ルール(Winter Rules)
 とは ・・・

 豪雪、雪解け、長雨、酷暑などのため、コース全域にわたって地面の状態が酷い場合に、公平なプレーおよびコース保護の観点から、委員会が採用するローカルルールのことを言います。

 ローカルルールであるため、指定する内容はゴルフ規則および公正の理念に反しない範囲で、委員会が任意で決定することになります。

 ただし、ゴルフ規則付属規則Ⅰ(B)4 cで、『プリファードライ』、『ウィンタールール』を委員会が認定する際、そのローカルルールの参考例が示されており、内容はこれに準じて決められるのが普通です。

 長雨などが原因となる『プリファードライ』も、豪雪や雪解けが原因となる『ウィンタールール』も、指定されるローカルルールは内容的に同じです。

 参考例によれば、『プリファードライ(ウィンタールール)』が適用されるのは、スルーザグリーンの「芝草を短く刈ってある区域」、つまり、フェアウェイ、もしくはフェアウェイよりも芝丈が短く刈ってあるコース上のすべての区域(ラフを通り抜ける通路を含む)に球がある場合のみ。

 球のある場所をマークして、無罰で球を拾い上げて拭くことができ、委員会が指定した許容限度の範囲内で、状態の良い場所に一度だけプレースすることを認めるものです。

 一度プレースすると、その時点でインプレーとなるので、グリーン上のマークと違って、置き直すことは基本的にできません。

 球を拾い上げる前に、マークをしなかったり、クラブで球を転がして引き寄せるなど、ボールを動かすと1打罰になります。

 許容限度の範囲は、6インチ(約15cm)、もしくは1クラブレングス以内となることが一般的ですが、その都度、状態に応じて委員会が指定するため、6インチなのか、1クラブレングス以内なのか、もしかするとそれ以外なのかをしっかりと確認しておかないと、思わぬペナルティーを受けることにもなりかねないので、注意を要します。

 また、『プリファードライ(ウィンタールール)』の適用範囲は、全ホールに適用される場合と、特定のホールだけが限定的に適用される場合とがあるので、こちらも事前に確認しておく必要があります。

 そもそも、ゼネラルルールとしてゴルフ規則にあらかじめ規定されているものとは違い、ローカルルールのように特殊な場合にのみ限定的に認定されるルールは、いろいろと物議を醸すことがあります。

 『プリファードライ(ウィンタールール)』は、コース全域にわたって地面の状態が酷い場合にのみ適用され、悪条件が解消したときにはすぐに取り下げる必要があるため、スコアカードに記載することはできないとJGAの指導などにもあります。

 地面の状態にかかわらず、常時6インチプレース等を認めているローカルルールは、ゴルフ規則に反し、論外。

 コース面の状態異常が一時的であり、ホール内のあまり広範囲にわたるものでない場合には、ゴルフ規則25に規定されているように『修理地』に指定されることが相応ですが。

 『プリファードライ(ウィンタールール)』が認定される状況についての明確な規定がないため、どの程度のホール・コースの範囲に及ぶときであれば、公正の理念に反しないのか、『ボールはあるがまま』が基本となるゴルフにあって、委員会は難しい判断が要求されるところです。

 気候による地域特性ならば、コース設計の段階で構造的に対処されていなければならないわけですが、昨今の異常気象による場合などには『プリファードライ(ウィンタールール)』もやむを得ないことかもしれません。


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背面打ちとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年04月22日 11:08

 背面打ち とは ・・・

 背中を目標に向けてボールを打つ変則的な打ち方のことを言います。

 打ったボールが木のそばに行ってしまい、通常のスタンスでは木が邪魔となり、右打ちの人が左打ちしない限りボールが打てない状況になることがあります。

 こうした状況下で打てないと判断した場合にはアンプレヤブルを選択(1打罰で、所定の3つの処置の内いずれかを選択)することもできますが、多少の無理は承知で変則打ちすることも選択肢のひとつです。

 普段から左打ちを練習している場合には、アイアンのバックフェース(クラブヘッドの背面)の部分でボールを打ったり、またはアイアンのトウ側が地面を指すようにクラブヘッドのトウ側を垂らして、正規のクラブフェースの面で打つ方法もありますが・・・。

 ただし、かなりゴルフセンスのある人でも、練習なしでいきなり左打ちするのは失敗のもとですから、普段から練習していなくても比較的簡単に行える背面打ちが緊急時には役立ちます。

 この背面打ちでは、木と身体でボールをはさむような位置関係で、打ちたい方向に背中を向けて立ちます。

 クラブフェースも背中と同じ方向を向くように、右手1本でクラブを持ってください。

 右肩を支点に手の長さが変わらないように、振り子を意識してボールのあるところにクラブフェースを戻す程度の意識で、コンパクトにスイングしてみましょう。

 あくまでも、アンプレヤブルを回避するためのリカバリーショットであることを自覚した上で、次打が打ちやすいところまで出すことに専念し、無理をしないことが禁物です。


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ベアグラウンドとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年05月23日 09:47

 ベアグラウンド(bare ground) とは ・・・

 ゴルフコース内で生育されている芝ばかりでなく、雑草すらも生えていない露出した地面の状態(バンカーを除く)のことを言います。

 芝の生育に適した場所であっても、人の往来の多い場所では地面が踏み固められたり、芝草が擦り切れたりして、枯れやすくなります。

 そのため、グリーンから次のホールのティーグラウンドに向かって、プレーヤーが集中して歩くことが多い場所では、こうした踏圧の影響もあってベアグラウンドになりやすいと言われています。

 こうしたアプローチエリアのベアグラウンドで注意したいのが地面の硬さです。

 地面が硬いベアグラウンドでは、バンスが弾かれてミスに繋がりやすいため、サンドウェッジの使用は避けて、ピッチングやアプローチウェッジなどバンスの少ないクラブをアプローチに使用するのが基本とされています。

 乾燥地帯にあるゴルフコースで、グリーンまで深いラフが無い状況では、テキサスウェッジ(パターを使用した転がし)も選択肢のひとつですが、湿度の高い日本にあってはパターの代わりにフェアウェイウッドをテキサスウェッジ的に使用した方が結果は良さそうです。

 最も厄介なのがベアグラウンドの中でも、長雨の時期などで水分を多く含んだ柔らかい状態です。

 地面が柔らかいベアグラウンドでは、クラブが地面に刺さりやすいため、すくい上げるような打ち方では無理だし、ダウンブローでもボールを捉える際に柔らかい地面にめり込みやすいため、ボールだけをできるだけクリーンに拾うレベルブローの技術が必要となります。

 そのため、8・9番アイアンなどのよりロフトの立ったクラブを使用する方が失敗は少なくてすみます。

 アプローチエリア以外において、ベアグラウンドの多いエリアは林の中です。

 耐陰性が低いとされる多くの芝草は日照不足の関係で育ちにくいため、林の中の地面は裸地となることが多くなります。

 林の中のベアグラウンドからグリーンを狙って強振するのは危険な行為です。

 狭い木の間を縫ってグリーンを狙うことがコースマネジメント的に危険ということではなく、ベアグラウンドと思っていた地面のすぐ下に、木の根が隠れていることも多々あり、手首を痛めてしまう危険性が高いことを言っています。

 コースマネジメント的にも、木の枝・幹といった三次元の障害物をクリアしなければならない状況に加え、ベアグラウンドという難しいライなのですから、難しさもひとしおです。

 目先のスコアに惑わされず、ギャンブル性の高いショットは控え、木の間が広い空間を狙うこと、ロングアイアンやスプーンなどを短く持って、木の枝が張り出している高さまでボールを上げずに、かつ木の根に引っかからない程度の低い球を打つことで、安全にフェアウェイに出す方法が結果的には平均スコアを押し上げることに繋がります。

 ベアグラウンドでは、プロであっても結果を期待しないほどですから、運が悪かったと割り切って、次打が打ちやすいところに持っていくことだけに集中することが大事です。

 ヘアグラウンドでは基本的にボールの位置は右寄りにして、身体の重心が左足にかかりやすい状態をアドレスでつくること、リストアクションはできるだけ抑えて、フォロースルーは抑え気味にすることがポイントです。


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フォアー(ファー、フォー)とは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年05月27日 06:14

 フォアー(fore) とは ・・・

 ゴルフボールがあらぬ方向へ飛んで行ってしまったときに、他者に対して注意喚起するために発せられる掛け声のことを言います。

 ゴルフ規則 第1章 エチケット > コース上での心得 > 安全の確認 の項で、伝統的に使われてきている掛け声は『fore』とされ、日本語版では「フォー!!」と訳されています。

 発音的には「フォアー」が近いのでしょうが、とっさに危険を知らせることが最優先事項ですから、日本人に発音しやすい「ファー」であっても一向にかまいません。

 音の伝わるスピードは音速である約340m/sで、ボールスピードが90m/sにも達するバッバ・ワトソンのような飛ばし屋と比べても圧倒的に速いのですが、ミスショットのときにはボールはそれほど飛んでくれないので、わかった時点でできるだけ早く声をかけて、危険を知らせる必要があります。

 アベレージクラスの男性のボールスピードは60m/s程度ですから、ミスショットした状況では200ヤードも飛ばないことを考えると、打ってから3秒も猶予が無いことになります。

 打った本人はどこに飛んだかわからないときもありますから、その組全員でボールの行方に注意して、声を出すことが大事に至らないためには大事です。

 「フォアー」「フォー」「ファー」などがどこからともなく聞こえた場合には、とっさに腕で頭を保護すること。

 反射的にしゃがんでしまいがちだが、場合によっては弾んだボールで怪我をすることもあるので注意したい。

 この「フォアー」という掛け声は、17世紀ごろにはもう使用されていたというくらい古い歴史を持ちます。

 当時のボールは、とっても高価なフェザリーボール。

 スコットランド貴族やイングランド貴族であっても、ゴルフクラブ1本より高価なボールを失くすのは惜しかったようで、ゴルフクラブを運ぶキャディとは別に、ティーショットの到達エリアでボールを捜すためのフォアキャディ(Forecaddie)を連れていました。

 前方で待機しているこのフォアキャディにボールがそっちに行ったことを伝える掛け声に由来しているという説が有力です。

 ただし、『フォアー』の語源には諸説あります。

 『Kolf』がゴルフ発祥とするオランダでは、『前』を意味するオランダ語「voor」があるため、これを『フォアー』の由来とするもの。

 他にも、英国陸軍において、砲撃を開始する際の砲撃手の掛け声「Beware before(前方注意)」が『fore』に縮まったとする説など。

 いずれにしても、打ち込んでしまった時には間髪入れずに叫びましょう。

 安全確保もゴルフのエチケットのひとつということを忘れずに。


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ホールハンディキャップとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年06月19日 11:32

 ホールハンディキャップ とは ・・・


 スコアカードの各ホールに付されたハンディキャップ(HDCP)を使える順番を示す数字のことを言います。

 ハンディキャップの異なるレベルの違うプレーヤー間で平等に対戦できる(引き分ける確率が高くなる)ようにと、最もハンディキャップを必要とするホールから順に割り当てられたもので、正式には『ハンディキャップナンバー』と呼ばれています。

 「ハンディキャップナンバー(ホールハイディキャプ)はホール難易度を示したものだから、ハンディキャップナンバーの数値が小さいホールは難しいホールなので注意しなさい」などとよく言われますが、ちょっとだけ違います。

 純粋にハンディキャップナンバーがホール難易度を示しているのは、フォアボールストロークプレー競技、ベストボールストローク競技、ステーブルフォード競技のプレー形式に別途採用される『対パー難易度に基づくハンディキャップナンバーの割り当て』がなされている場合に限られます。

 この場合、各ホールの平均スコアとパーとの差から算出された対パー難易度の順にホールランキングが決定されており、それをそのままハンディキャップナンバーとして採用しているので、天候などの不確定な要因を除けば、ホール難易度と言って差支えの無いものです。

 こうしたものとは別に、一般的に割り振られているハンディキャップナンバーは、比較方式と回帰分析方式の2種類の方法で決定されています。

 比較方式ではレベル差が大きい集団Aと集団Bにおいて、各ホールの平均スコアの差を求め、差の大きい順に各ホールのランキングを付けていきます。

 あくまでもハンディキャップの異なるレベルの違うプレーヤー同士が平等に対戦できる(引き分ける確率が高くなる)ためのものですから、対パー難易度とは相関はあるものの、異なる各集団の差がランキングの基礎となっています。

 また、便宜上、フロントナインで奇数ナンバー、バックナインで偶数ナンバーといった具合に、18ホールでフロントナインとバックナインで交互にハンディキャップナンバーを割り振る調整がなされています。

 特に注意が必要なのは、稀にバックナインに奇数ナンバーが割り当てられている場合です。

 これはバックナインにランキングの高いホールが集中している場合にのみ適用される例外的な調整で、そのコースのバックナインにスコア差の出やすい難しいホールが集中していることを意味しています。

 この他、ハンディキャップを使う前に勝負が決することのないように、ハイディキャップとして先に適用される数値の小さいハンディキャップナンバーは各9ホール中の後半のホールには割り当てないという調整もされていたりします。

 こうした調整の影響もあって、純粋なホール難易度とは幾分違ったものとなっているわけです。

 回帰分析方式ではより幅広いレベルのプレーヤーからスコアを集め、まとめて分析してDF値(相違要因)が求められますが、こちらも平均スコアの差が反映するDF値の大きい順に各ホールのランキングを付けていく方法が取られています。

 スコアカードに示されているハンディキャップナンバーは、あくまでもハンディキャップの異なるものであっても平等に対戦できるようにするためのハンディキャップ仕様ですから、ホール難易度として利用する場合には目安程度と割り切った方が良いでしょう。


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フォロースルーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年06月23日 14:32

 フォロースルー とは ・・・


 ゴルフスイングにおいて、インパクト後のスイング局面のことを言います。

 ゴルフスイングで最も重要とも言える局面 であるにもかかわらず、最も軽視されており、ゴルフの上達を阻んでいる要因となっています。

 ゴルフのレッスン本を始め、ゴルフスクールなどの体系的なレッスンでは、スイングの過程を時系列に沿って、グリップ、アドレス、バックスイング、切りかえし、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、フィニッシュなどの順に学習していくカリキュラムが組まれていることが多い。

 時系列に学ぶこと自体は悪いことではないのですが、真面目で熱心に取り組む人ほど、修得できたと感じられるまでは、次の段階に進めないという状況に陥りやすいので、必ずしも重要度順にはなっていないので、あまり順番に固執しないようにすることが大切です。

 テイクバックのきっかけであったり、トップの形であったり、切り返しのタイミングであったりとゴルフの悩みどころは尽きず、歴史の授業で学年末までに現代史にたどり着けないのと同じように、フィニッシュはおろかフォロースルーまでたどり着く前に一生を終えてしまいますよ。

 また、フォロースルーというのは、ボールを打ち終わったインパクト後のことであるために、ショットの結果には影響しないと初心者の方は考えがち で、そのことがフォロースルーをほとんど重要だと感じてもらえない原因にもなっています。

 インパクトでスイングスピードを最も速くしようとするのは、様々なミスを引き起こす動作を助長し、ゴルフ上達への道を大きく遠回りさせてしまいます。

 アーリーリリースによるダフリを始め、伸び上がりによるトップ、手打ちのスライス、フックなど、多くのミスがボールにクラブを当てて、叩くというイメージでボールを打とうとしていることから派生しています。

 打つイメージから、ボールを投げるように運ぶというイメージ へと切り替えることができれば、ミスはかなり激減します。

 こうした運ぶイメージを実現するのに大切なのがフォロースルーの局面です。

 正しいフォロースルーを意識することによって、ボールとの接触が緩やかになるため、サイドスピンやバックスピンが必要以上にかからず、ショットの方向性が格段に安定 します。

 アプローチやパッティングなどの距離感をつかむ練習として、ゴミ箱にごみを投げ入れるイメージがするように指導された方もいると思いますが、これは正しいフォロースルーの使い方を利用した方法でもあります。

 狙ったところに物を放るという動作では、無意志の動作としての比較的小さなテイクバックと助走の後、物をリリースする瞬間まで手のひらを加速させる動きをとり続けます。

 理想的なフォロースルーの形は両腕が伸びた状態と言われるのは、遠心力による腕のリリースが終了し、インパクトのときではなく、フォロースルーのときにスイングスピードが最速になっていることを意味しているわけです。

 こうしたフォロースルーのイメージはハーフショットやスリクォーターショットばかりでなく、フルショットでも飛距離を安定させる効果 があります。

 練習によるゴルフ限定の距離感養成ではなく、今までの生活の中で身につけている感覚を活用するため、練習量が少なくてすむのも魅力 です。

 そればかりか、ミート率が効率的に上がるため、自然と飛距離も伸びる ようになります。

 マン振りしても飛距離が伸びない人は、ダウンスイングやインパクトでトップスピードに到ってしまうので、ボールとの衝突によってクラブがぶれて、エネルギーの多くがスピンで浪費されています。

 加速する前の比較的遅い状態で安定したインパクトを迎え、その後に加速して力を伝えた方が飛距離には効果を発揮します。

 インパクト以降フォロースルーまでの加速イメージとともに、フォロースルー側のヘッドスピードを上げる練習を併せて行えば、さらに効率的です。

 野球のバットやゴルフスイング用のバットで素振りするとき、バックスイングやダウンスイングは意識せず、フォロースルー側でスイングスピードが最速になるように振るように心がけてみてください。

 フォロースルーでは遠心力で両腕が自然と伸び、クラブヘッドと引っ張り合いをイメージして、対角線上に位置する頭を後方に倒すと、遠心力をヘッドスピードに利用できるようになります。

 この動きに慣れてきたら、頭を後方に倒す動作を頭の位置が動かない程度に抑えてください。

 お気づきのとおり、この動きがボールの位置よりも頭の位置が後方に保たれているビハインドザボールという理想的な状態を指しているというわけです。


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フェスキュー(フェスク)とは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年07月14日 07:53

 フェスキュー(フェスク) とは ・・・

 ヨーロッパ原産のイネ科ウシノケグサ属の植物のことを言います。

 ゴルフでは「フェスキュー」と発音され、こうした呼び方をする場合、スコットランドやイングランドのリンクスコースに自生しているトールフェスク(Tall Fescue)の野生種を指すことが一般的です。

 芝生用に改良されたフェスク類にはトールフェスクとファインフェスク(細葉フェスク)に分かれ、ファインフェスクは更にクリーピングレッドフェスク、チューイングフェスク、ハードフェスクなどの分類があって、それぞれ様々な品種が開発されています。

 牧草としても利用されるトールフェスクは、学名オニウシノケグサ(Festuca arundinacea)と呼ばれる多年生の寒地型芝草です。

 ヨーロッパ原産の植物で寒地型に分類されますが、気候や土地を選ばず適応できるため、世界中に分布しています。

 日本でも戦後に最初に輸入され、路肩、水路の堤防、空港、北海道などの一部のゴルフ場の伸び切ったラフなど、あまり使用しない土地の緑化に利用されました。

 ほふく茎を持たず、直立して叢状に生育するタイプで、刈り込まなければ、草丈は50~200㎝ほどの高さになります。

 干ばつにも強い性質のため、セカンドカットよりも長いラフで使用されることが多く、水不足の地域では特に利用価値が高く評価されています。

 リンクスコースなどでフェアウェイを外したボールがフェスキューの群生している中に入り込んでしまった場合、西洋芝特有の粘り気というよりは伸び切ったその長さにより芝がシャフトに絡んで悪さをします。

 リンクスコースでもベントグラスの他、様々な種類の植物と混生しているように、粗く、まばらな芝生を形成するため、違う種類の芝との混播に適しています。

 芝タイプに改良された品種には、濃緑色で葉のきめが細かく、文げつ数も多いものも発表されています。

 元々、踏圧や擦り切れ抵抗性も強く、刈り込み抵抗性も高いだけに、ターフグラスとしての利用も可能です。

 それでも、ゴルファーにとってのフェスキューは、リンクスに伸び切った風景。

 英国で食用に繁殖されていたうさぎが増え過ぎて飼いきれなくなった結果、広大なリンクスランドに放たれ、好物のフェスキューを見つけて以来、うさぎはフェスキューの外敵であるサンザシ・クロウメモドキの新芽をせっせと摘み取ってくれました。

 かんかん照りの後、雨風が強くなったり、めまぐるしく変化したりと、自然の荒々しさを感じさせるリンクスで、羊が風よけに掘ったポットバンカーだけでなく、うさぎが居心地の良い住処づくりに育てたフェスキューも荒涼としたリンクスの雰囲気を醸し出す役割を担っています。


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ピンプレースメントとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年07月18日 07:43

 ピンプレースメント(pin placement) とは ・・・


 パッティンググリーン上に切られたカップの配置のことを言います。

 遠くからの視認しやすくする目的で、カップの中央にはピン(旗竿)が立てられているため、こうした呼び方をします

 でも、日本では同じ意味の『ピンポジション(pin position)』の方がなじみ深く、「ピンポジ」と略して使われることも多いですよね。

 ピンの位置は、グリーンの保護という芝の管理の面、及びコース攻略における多様化の面から、毎日変えられています。

 芝は適度に踏まれると、分げつや生成されるエチレンなどの作用によって、より高密度の芝生になっていく性質 があります。

 英国の長い歴史のあるコースのグリーンが良いと評価されるのは、長い間、踏まれ続けた時間も大いに関係しています。

 だからといって、同じ箇所に1か月当たり450回くらいの踏圧がかかると芝生は損傷 してしまいますので、踏圧を散らして、グリーンの状態を保つだけでなく、上げていくためにも、ピン位置は変えられるというわけです。

 最も多く用いられている方法は、縦方向に手前・中央・奧、横方向にも左・中央・右とそれぞれ3つに分け、9分割したエリアをローテーションしていくものです。

 9分割ローテーション方式の場合には、ピンシート(グリーン上のピン位置を示したもの) でも感覚的にピン位置を把握しやすいので、プレーする側からしてもコース攻略で利用しやすいのが利点です。

 この他、ダーツの的のように中心から扇形で区分けしたエリアでのローテーションも用いられています。

 ゴルフ倶楽部のメンバーのような頻繁にそのコースをプレーする人にも飽きさせず、特定の曜日にしかプレーできない場合であっても、いつも同じようなピン位置にならないように、ピンプレースメントは配慮されています。

 とはいえ、芝は生き物ですし、画一的にローテーションされるわけではありません。

 状況に応じて芝の状態の良いところにカップが切られますし、降水量の多い日には表面排水がされやすくて、比較的乾きやすい高台に配置 されることが多くなります。

 雨の日のグリーンは、水を含み軟らかくなってランが出ず、ボールが落ちた場所に止まってしまうことに加え、カップは高い位置に切られているわけですから、かなり突っ込んでいかないと、上りの長いラインが残ってしまいます。

 グリーンを転がるボールは水分の抵抗を受けて重くなるわけですから、雨の日の長い上りラインは乾いたグリーンでは考えられないほど強いタッチが要求されるので、パッティングよりも前の段階での対応が大切となってくるというわけです。

 また、グリーン上には仮にピンを切った場合に公平さを失ってしまう場所というものがあります。

 二段グリーンの上段と下段の間の急傾斜であったり、クラウネッドグリーンのエッジ周辺のグリーン外に向かって急傾斜した部分など、1パットではまずカップインできないような位置は『アンピナブルエリア(unpinnable area)』と呼び、カップは切らないことが暗黙の了解となっています。

 また、クラウネッドグリーンでなくともグリーンエッジぎりぎりの場所は、特定方向からのラインが無くなり、パッティングラインに偏りができてしまうため、公正とは言えず、エッジからあまり近い場所にはカップが切られることはありません。

 ゴルフトーナメントでは予選通過スコアや優勝スコアを管理するために、ピンプレースメントによる難易度の調整が図られます。

 フェアウェイからのアングルであったり、ハザードとの距離や位置関係であったり、またはアンピナブルエリアに近接した場所であったりと、ホールレイアウトによってはピンポジションによって難易度がかなり違ってくるのもゴルフの妙味のひとつです。

 どこから攻めた方が安全になるかを考えさせる戦略性の観点からも重要な要因となりますので、日頃から気にかける習慣をつけてくださいね。


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ボールポジションとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年07月22日 07:05

 ボールポジション(ball position) とは ・・・


 アドレスの構えに対する上下方向の高さも含め、前後・左右方向のボール位置のことを言います。

 ゴルフでは静止しているボールに対して構えるわけですが、目を瞑って振ったとしても打てる場所にボールが来るように、スイング軌道上にボール位置が重なるようにスタンスをとることが大切 です。

 その前提として、毎回同じスイングできるように、素振りなどによってスイングづくりをしておく必要があります。

 ゴルフを始めたばかり人は練習不足でスイングがまだ固まっていないことも要因の一つですが、ある程度スイング軌道が固まった人でも、スイングが定まらないこともあります。

 特にボールを注視しながらスイングしてしまう人は、本来のスイング軌道上にボールがない場合、スイング軌道を歪めてでもボールに軌道修正してしまうため、スイングが一定しません。

 素振りが理想的なスイングと言われるのは、ボールを注視していないことが大いに関係しています。

 意図した球筋を打つために意図的にボールを見る場合を除けば、しっかりボールを見るのは、打つ前段階であるボールのライを見極めるときだけ。

 ライに応じてボールポジションを決め、アドレスしたら、ボール位置を認識する程度に漠然と見てスイングすれば、素振りに近いスイングになります。

 ラウンド中に何らかのミスをした場合も同様で、ミスの原因がスイングにあったとしても、できるだけスイングはいじらないことが肝要です。

 ラウンド中など限られた短い時間の場合、スイング自体は変えずに、ボールポジションで球筋を調節 するようになると、スコアも違ってきます。

 たとえ上手くいかなくてもスイングを崩さずに済むので、手軽で大胆に取り組めるのもマネジメント上の利点となります。

 インサイドインの標準的なスイング軌道を考えた場合、ボールの位置をターゲットライン上で右側にするほど、フェースが開いた状態でボールを捉えるため、出球は右に打ち出しやすくなります。

 逆にボール位置を左にずらせば、フェースが閉じる過程でボールを捉えやすくなるため、出球は左に打ち出しやすくなります。

 こうした性質を利用して、例えば、立て続けにヒッカケが出た場合には、ボールの位置を右にずらしてボールを打つことで、出球をターゲットライン方向に調整していくことができます

 また、ボール位置の前後方向に該当する身体との距離も球筋に影響を与えます。

 一般的にボールから離れ過ぎるとスライスしやすく、近づき過ぎるとフックしやすい傾向です。

 スライスしやすい人は、腕や肩に力が入り過ぎるため、アドレス時より収縮した筋肉の分だけ、インパクトでクラブがボールに届かなくなり、フェースが開いた状態でボールに当たっています。

 練習では腕の力を抜いてスイングできるように訓練することが大事ですが、ラウンド中にスイングを変えることは難しいので、こちらもボールの位置で調整します。

 スライスの矯正では、ボールに近づいて構えるか、もしくはフェースのヒール側にボールをセット するだけで、かなり軽減することができるので試してみてください。

 反対にフックの矯正では、ボールから離れて構えるか、もしくはフェースのトウ側にボールをセット することで対処します。

 ティーショットではこうした前後左右のボール位置に加え、ティーアップの高さも自分で調整できるので、更に球筋を調整しやすくなります。

 ティーの高さだけで言えば、低いティーではスライス・フェード系、高いティーアップではフック・ドロー系 のボールが打ちやすくなります。

 また、スイング軌道との兼ね合いで考えれば、右寄りのボールポジションはダウンブローで、左寄りのボールポジションはアッパーブローで捉えやすくなり、スピン量や打ち出し角の調整に利用できます。

 アプローチでも、ボールの位置を右にずらすと弾道は低くなり、左にずらすと弾道は高くなるなど、同じクラブで同じスイングをしてもいくつかの球筋を操ることができるので、こうしたボールポジションの基本は抑えておきましょうね。


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懐(ふところ)とは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年09月06日 11:25


 懐(ふところ) とは ・・・

 ゴルフクラブのネック部分とフェース面との繋ぎ目のことを言います。

 懐はネックの形状とも関連しており、ネック形状は主にボールのつかまりや弾道の高さに影響しますが、懐はクラブの構えやすさなどの感覚的なものに影響を与えていると言われています。

 アイアンやウェッジのネック形状はグースネックとスレートネックに大別されます。

 グースネックは、文字通り、ガチョウの首のように曲がったネック形状で、リーディングエッジがシャフトの左端よりも右側(目標の後方側)に位置しています。

 これをオフセットと呼び、その長さをオフセット値(mm)で表します。

 オフセット値がカタログスペックに載っているクラブは、グースネックのクラブと考えて差支えありません。

 スレートネックも文字通り、ネックが真っ直ぐな形状で、リーディングエッジがシャフトの左端よりも左側(目標側)に位置しています。

 リーディングエッジがシャフト軸線よりも大きく目標側に飛び出しているため、『出っ歯』とも呼ばれます。

 シャフト軸線の中心からリーディングエッジまでの長さはFP(フェースプログレッション)値で表し、プラスの値はリーディングエッジがシャフト軸線の中心よりも左に位置し、マイナスの値の場合にはリーディングエッジがシャフト軸線の中心よりも右に位置していることを示しています。

 こうした形状の違いは、グースネックが日本の芝に、スレートネックが欧米の芝に適応してきた結果として生まれたものです。

 日本のゴルフコースのフェアウェイやラフには、高麗芝や野芝が使われていることが多く、ボールが芝の上に浮いた状態になりやすいのが特徴です。

 グースネックのクラブはストレートネックに比べ、リーディングエッジが後方側に位置しているために、ボールのつかまりが悪く、弾道が低くなる傾向にあります。

 これはボールポジションの調整で、出球や弾道をコントロールするのと同じです。

 ほどよく芝に浮いたボールは、つま先上がりのライやティーアップしたボールと同じように左に行きやすく、弾道が高くなりやすいので、クラブの性質ではつかまりが悪く、あまり高い弾道にならないようなグースネックが適しています。

 また、フェースをスクエアに構えたときに、目標に対して真っ直ぐ構えやすいのがグースネックの特徴でもあります。

 そもそも、グースネックのクラブはFPが小さく、シャフト軸線とリーディングエッジが近いため、スクエアに構えやすくなっています。

 さらにリーディングエッジの形状を真っ直ぐにして直線・直角を意識しやすいこと。

 加えて、フェースとネックのつなぎ目である懐がくっきりと鮮明で見やすくし、目標に対して懐を合わせることで、スクエアに構えやすい特徴があります。

 一方、欧米のゴルフコースでは、ベント芝は柔らかいためにボールが乗ると沈んでしまい、バミューダ芝ではライナー(ほふく茎)が地下ではなく、地表を這うように伸びるため、フェアウェイではふかふかして打ちやすい反面、長いラフではすっぽりと沈みこんでライナーが絡みつく状態になりやすいのが特徴です。

 ストレートネックのクラブはFPが大きく、リーディングエッジが前方側にあるため、グースネックに比べて弾道は高くなります。

 打ち出しが高くなる分、芝の抵抗が強いボールが沈んだ状態から少しでも早く解放するのに役立ってくれるというわけです。

 こうしたボールが沈んだ状況では、フェースを開いてボールの下にリーディングエッジを潜り込ませやすいことも大切です。

 フェースを開いて構えたときにも違和感が出ないように、リーディングエッジが丸みを帯びた形状になっていることが普通です。

 加えて、ストレートネックのクラブでは、フェースをスクエアに構えたときに、懐が右側に傾いているか、そもそも懐の輪郭をぼやけさせているものも多いので、フェースを開いたときに構えやすくなっています。

 実際に構えてみないとわからないと感じていた感覚的な部分の多くが実は懐の向きとリンクしていることも。

 特にウェッジ類は懐の輪郭や向きを意識すると、自分にとって構えやすいクラブを見つけることができるかもしれません。


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フィニッシングホールズとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年10月01日 11:49

 フィニッシングホールズ(finishing holes) とは ・・・

 ゴルフコースの終盤の上がり3ホール(16番ホールから18番ホールまで)のことを言います。

 競技における最終局面として、16番ホールから18番ホールまではマッチプレーの時代から拮抗する戦いを決する舞台として、また、倶楽部メンバーの競技であっても、同様に技術・精神力の差をふるいにかける目的で、上がり3ホールを難易度の高いホールに設計する傾向があります。

 特にプロゴルフツアーの人気が高い現代にあっては、ゴルフ中継の演出上、見る者を最後まで引き付ける効果を期待し、終盤に大逆転を生む可能性を残すものとして超難ホールが続くことが珍しくありません。

 グリーン周りのラフを刈り込んでハザードへ下り落ちやすいように、コースセッティングで難度を上げていることも。

 米国のトーナメントコースではこうした難ホールのハザードにリカバリーの効かないウォーターハザードも多用されています。

 これはサンドウェッジなどの用具の進化によって相対的にバンカーがやさしくなったことに加えて、バンカーがレーキできれいに均されるようになって、バンカー自体もやさしくなり過ぎたことがウォーターハザードを代用する主な理由となっています。

 こうした難しいタイプのハザードであっても、戦略性としての評価の高いコースにあっては、フェアウェイを横断して最低限のキャリーを強要するような課罰的なつくりにはなっておらず、斜めにハザードを配して、各々のキャリーによって方角を選択できるようなコースレイアウトになっていることが特徴です。

 単に技術だけを問うようなターゲットゴルフではなく、戦略思考と技術を合わせて問われる形になっているわけです。

 コース全体の流れがどういう意図があるのか?設計家・トーナメント主催者側が何を求めて設計・コースセッティングをしているのか?を予測してラウンドすることもゴルフの醍醐味のひとつです。

 こうしたものとは反対に、ギャラリーにイーグルやバディーを見せて盛り上がらせたり、倶楽部メンバーに気分よくラウンドを終えてもらう目的で、最終ホールを2オン可能なPar5ホールなど簡単なホールにしてある場合もあるので、必ずしもフィニッシングホールズのすべてが難しいというわけではありませんが・・・。

 常に上がり3ホールを好スコアで締めくくれるゴルファーは、体力・技術力・精神力、そして思考力・判断力などの知力を含めて、総合的に高いレベルと評価されるため、一目置かれます。

 今よりも一つ上のゴルファーを目指すなら、フィニッシングホールズは最後の踏ん張りどころといった感じでしょうか。


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ポアトリビアリスとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年11月08日 10:10

 ポアトリビアリス(Poa trivialis) とは ・・・

 ラフブルーグラスとも呼ばれるイネ科ポア(ナガハグサ、イチゴツナギ)属の多年生芝草のことを言います。

 一般的にトランジションが容易なウィンターオーバーシード混合種子として使用されることが多い芝で、ほふく型で、低刈抵抗性、耐陰性、耐寒性に優れた性質を持っています。

 オーバーシーディングというとラフに使用されるライグラスが有名ですが、ポアトリビアリスは低刈抵抗性が強いため、グリーンのオーバーシーディングとして使用できるのが利点のひとつです。

 米国の温暖地にあるゴルフコースではラフ、フェアウェイ、グリーンのすべてを暖地型芝草でも生育の早いバミューダグラスが使用されることが多いのですが、暖地型芝草であるために冬の休眠期には優れた改良品種であっても幾分かは緑色が褪せてしまいます。

 冬の間の緑色を保つ役割として、ラフ・フェアウェイでは寒地型芝草のライグラスやフェスキューを組み合わせ、また低く刈り込まれるグリーンではポアトリビアリスを組み合わせることで維持されていたりします。

 ポアトリビアリスの代表品種はセーバー(Sabre)Ⅱが有名ですが、耐病性が強く、最も緑色の濃いダークホース(darkhorse)であったり、セーバーⅢ、セーバーⅣといった改良品種も開発されています。

 オーバーシーディングに用いる芝の種子は、発芽率が高く、初期段階から生育の早いタイプが適しており、かつ、夏にはベースとなる暖地型芝草へ戻す(トランジション)必要があるので、暑さや乾燥に弱いタイプの芝が適しており、そうした方向へと開発が進められている芝と言えます。


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ベスグロとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年04月26日 11:28

 ベスグロ(Best gross score) とは ・・・

 ゴルフ競技のストロークプレーにおいて、ハンディキャップを差し引く前の打数の総合計(グロススコア)が最も良いことを『Best gross score』と言い、その略称のことです。

 ベストスコアと云った場合、一般的にはこのベストグロススコアのことを指します。

 アマチュアのゴルフ競技では、個々人の技術な差を越えて、皆が楽しめる競技方式として、オフィシャルハンディキャップであったり、ペリア方式など簡易的に計算されるタイプのハンディキャップであったり、仲間内だけで通用するプライベートハンデなど、基本的にはハンデ戦を採用することが普通です。

 ハンデ戦の場合、打数の総合計(グロススコア)からハンディキャップを差し引いた数(ネットスコア)で、順位を争うことになります。

 特にプライベートハンデの場合、特定の人に優勝が偏らないように、優勝者のハンディキャップを規定の割合で減らしていく方法が取られることがあります。

 こうしたハンデ戦の場合では、早い段階から上手な人はハンディキャップが極端に減らされてしまうため、なかなか優勝争いに絡めなくなってしまいます。

 ゴルフコンペでベスグロを出したということは、その大会で本当の意味で一番上手だったことを意味しているわけですが、それに対する敬意も含め、なかなか優勝争いに絡めなくなった上手な人への配慮として、ベスグロ賞が設けられたりするというわけです。

 もちろん、ストロークプレーでのプロ競技の優勝者もベストグロススコアを出した選手ではあるわけですが、元々がハンデ戦ではないので、この場合はあえてベスグロと呼んだりはしませんが。


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