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チーピンとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年04月05日 10:59

 チーピン とは ・・・

 急激に左に曲がっていく球筋のことを言います。

 所謂、ダックフックのことです。

 麻雀牌のチーピン(ピンズの7)の模様が左に飛んでいく球筋に似ていることから、俗にはこう呼ばれています。

 普段は比較的真っ直ぐ飛ぶのに、ラウンドの後半になって、疲れてくると曲がり出す人も多いのがこの球筋。

 チーピンの原因は、一般的には下半身が止まり、腕だけでスイングしたことによるものとされています。

 構造的には身体の各部分の動きのズレによるものです。

 普段から下半身リードでスイングできている人でも、疲れてきて、足の動きが遅くなってくると、上半身の回転する動きと同時に、土台となる下半身の回転の動きを行ってしまうことがあります。

 これは回転する椅子の上に、もう一つ回転椅子を載せたようなもので、回転するスピードが速くなる反面、インパクト領域の直線部分が少なくなるために、方向のコントロールが難しくなります。

 普段から日常的にこうしたスイングをしている人ならともかく、疲れたことが原因で勝手にインパクトのタイミングが早くなるわけですから、フェースが左にかぶったインパクトになってしまうというわけです。

 また、普段からスライス気味な手打ちスイングの人にも、チーピンの症状は出ることがあります。

 こちらはそもそも下半身の動きが少ないので、アウトサイドインの軌道で、トップが浅くなる傾向があります。

 トップが浅いと指摘されたり、インサイドインのスイングが正しい軌道だと学んだりした人は、それをどうにか直そうと自分流に工夫します。

 その浅いトップを補うために、腕の動きで過度にインサイドに引くことによって、普段からインサイドスイングの辻褄を合わせようとしてしまうものです。

 こちらも疲れてくると、問題が生じます。

 筋肉を使用して、筋肉の温度が上がれば、身体の柔軟性は増しますが、燃焼・冷却を繰り返すと、今度は次第に柔軟性が落ちて、身体が硬くなってきます。

 ラウンドの後半には、腕だけでインサイドに引く動きが出来にくくなってくるため、アウトサイドインの軌道に戻った瞬間に、左に向いたままのフェースが引っ掛けのミスを生んでしまうというものです。

 後半、腕が疲れて、飛距離が落ちることを自覚すると、無理をして腕力に頼ると、更に左への被害が広がります。

 手打ちにしろ、下半身リードのスイングにしろ、疲れに気づかず、そのまま放置しておくのは危険というわけです。

 チーピンが出てしまった後に気づくのでは遅く、もう取り返しのつかないほどのピンチに陥っているはずですから・・・。

 それには事前のケアや対策を考えておくことが大切です。

 手打ちの人はまずはそれを直すとしても、直るまでは後半には飛距離が落ちてしまうことは容認して、振りを強めないことです。

 下半身リードができている人でも、ラウンドの後半には、スタンス幅を気持ち狭くして、下半身が動きやすくする工夫をしたり、フロントランジやサイドランジなどのストレッチで、足首・膝・股関節の動きを解してあげたりする習慣を身につけることも必要となります。

 コンディションの変化に応じて、ルーティンを変えることも時には求められるというわけです。

 もっとも、1ラウンドくらいの間であれば、プレーに支障をきたさない程度に、普段から身体を鍛えておくことが、スポーツとしては当たり前事項だったりしますが。


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DZとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年11月15日 14:17

 DZ  とは ・・・

 ドロップゾーン(drop zone ; dropping zone)の略で、ローカルルールによって、ドロップによる救済を受ける場所が特定されている指定ドロップ区域のことを言います。

 通常、白線などで丸く囲まれており、『DZ』と地面に書かれていたりもします。

 ゼネラルルールとしてのゴルフ規則には、動かせない障害物、異常なグラウンド状態、目的外のパッティンググリーン、アンプレヤブル、ウォーターハザード、ラテラルウォーターハザードからの救済を受ける際、規則どおりに処置することが無理だと委員会が考える場合には、ドロップゾーンをローカルルールで設けることができると規定しています。

 『ドロップできる、またはドロップしなければならないドロップ区域』とあり、委員会が決定するわけですが、ローカルルールの性質上、強制的なものというよりも追加救済としての選択肢が好ましいとされています。

 こうしたDZ(ドロップゾーン)を目にする機会があるのは、テレビ中継されるゴルフトーナメントなどです。

 大会名を明記した看板であったり、スコアボード、観客席、テント、テレビ塔、ケーブルなど、普段のゴルフコースには無い仮設の障害物が設置されていたりします。

 こうした臨時の障害物の内、容易に動かせない障害物をTIO(Temporary Ⅰmmobile Obstruction ; テンポラリー・インモバイル・オブストラクション)と呼びます。

 通常、TIOからの救済を受ける際、スルーザグリーンでは無罰でニアレストポイントから1クラブレングス以内にドロップすることができます。

 ただし、グリーンを取り囲むように設置された観客スタンドなどの場合、障害物を避けてホールに近づかない場所が、すぐ傍に無く、元の場所よりも著しく離れてしまって、不当に難易度が変わってしまうことがあります。

 仮設の障害物の影響で、本来のニアレストポイントの意義を損ねてしまい、こうした不公平が予見できる場合にあっては、競技委員会があらかじめドロップゾーンを指定しておくというわけです。

 当然、スタンドの近くに打ち込んだ状態とほぼ同程度の難易度となるような位置にドロップゾーンが設けることが肝心です。

 ドロップゾーンが複数指定されている場合、ボール位置から最も近い位置のドロップゾーンを使用することになります。

 ドロップゾーン自体が元のボール位置よりもが近くなってしまう場合もあるのですが、これはゴルフ規則で許されています。

 ただし、ドロップゾーンが元のボール位置よりも近くなる場合に限り、そのドロップゾーンの使用を禁止するローカルルールを別途設けることもできるようになっています。

 また、ドロップゾーンを使用する際にも、いくつかの注意点があります。

 まず、ドロップゾーンにドロップする際、ドロップゾーン内に立つ必要はありません。

 線で示されたドロップゾーンの線自体もドロップ区域内とみなされています。 

 ドロップした球が最初に落下する場所はドロップゾーン内でなければならないのですが、ドロップ区域内に止まる必要はありません。

 再ドロップを要する場合を規定したゴルフ規則20-2cのⅰからⅵに該当する場合には、再ドロップをする必要があります。

 つまり、ハザード、OB、パッティンググリーン内に転がり込んだ場合、及び、最初に落下した箇所よりも2クラブレングス以上転がった場合などには再ドロップしなければなりません。

 ただし、規則20-2cのⅶの規定だけは適用されず、ホールに近い所に転がって止まった場合でも再ドロップする必要は無く、これがドロップゾーンでの最大の特徴と言えましょう。


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出球とは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年11月19日 15:09

 出球 とは ・・・

 ゴルフショットにおいて、ボールの打ち出し方向(水平方向)や打ち出し角(上下方向)など、インパクト直後のボールの初期挙動のことを言います。

 ボールの曲がりをコントロールすることは比較的簡単とされてきた反面、出球をコントロールすることは、プロの間でも難しい課題の一つとされています。

 従来のスイング理論では、長い間、ボールの打ち出し方向はスイング軌道によって決定されると考えられてきました。

 それが最近の弾道計測やハイスピード撮影技術の進歩によって、ボールの打ち出し方向に最も影響を与えているのはフェースの向きだということがわかってきています。

 弾道解析器トラックマンの開発者であるセオドア・ヨーゲンセンによって提唱された弾道解析理論『Dプレーン』です。

 スイング軌道の方向とフェースの向き(ダイナミックロフトとフェースアングルが示す3次元的な向き)が作る三角平面において、ボールの打ち出し方向は、かなりフェースの向き寄りに近づきます。

 スイング軌道の方向とフェースの向きがなす角を10分割すると、ドライバーでは8割、アイアンでは7割、スイング軌道の方向よりもフェースの向きに近い側に打ち出されるとされています。

 つまり、フェースの向きに100%依存するというわけではなく、スイング軌道も少なからず影響を与えています。

 出球のコントロールが難しいとされている理由は、フェースの向きとスイング軌道の相互作用で打ち出し方向が決定されていたにもかかわらず、単純にスイング軌道だけの問題と誤解してしまった点にあるようです。

 さて、どうしてスイング軌道だけの問題と考えてしまったのでしょか?

 昔のクラブとボールを思い出して下さい。

 ここ最近のクラブやボールの性能は劇的な進歩を遂げていますが、歴史的には長い間、ゴルフ用具は緩やかな変化の中にありました。

 ボールにしろ、クラブにしろ、自然にある素材を中心に作られていた時代。

 ボールとクラブの接触時間は今よりもずっと長かったわけです。

 現代のクラブはどれも球離れが早く、フェースの向きだけでオートマチックにコントロールしやすいものですが、昔はもっと接触時間が長く、ボールは曲がりやすく、よりもボールを意図的にコントロールしている感覚が強かったように思います。

 ここで、先のドライバーとアイアンで打ち出し方向への影響の度合いが違うことに注目してください。

 ロフトの立ったドライバーでは球離れが早く、フェースの向きの影響をより多く受けます。

 反対に、ロフトの寝たアイアンでは球離れが遅く分だけ、若干フェースの向きの影響が少なくなり、スイング軌道の影響が増していると考えることができます。

 このドライバーとアイアンの違いと同じ様に、昔の道具は球離れが遅く、今よりもスイング軌道がボールの打ち出し方向に影響を与えていたはずです。

 だからこそ、長い間、打ち出し方向を決定しているのがスイング軌道の方だと信じられていたのでしょう。

 チタンドライバーが出始めた頃、こうした変化に対応しきれずに、消え去ってしまった名選手がいたことを思い出します。

 長いゴルフの歴史の中、経験則から生まれたスイング方法が、道具の劇的な変化によって、改変を余儀なくされたわけです。

 出球をコントロールするのに、スイング軌道の感覚に依存し過ぎていた人が消え、フェースの向きの感覚で対応できた人が残ったのかもしれません。

 フェースの向きとスイング軌道との関係が解明されたにしろ、フェースの向きとスイング軌道自体に影響する要因もいろいろと存在するため、依然として出球の管理が難しいことには違いありませんが。


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調子とは?〔ゴルフ用語説明〕

2018年02月18日 18:06

 調子(kick point) とは ・・・

 ゴルフクラブを構成するパーツの一部であるシャフトの性質として、その撓り具合を分類する区分のことを言います。

 『調子』は大きく『先調子』『中調子』『元調子』という3つの区分に分類されます。

 最近ではシャフト開発が進み、様々なシャフトが販売されていることもあって、『先調子』と『中調子』の中間にあたる『先中調子』、『中調子』と『元調子』の中間にあたる『中元調子』、この他に『超先調子』、『超元調子』なども加えたより細かな分類が用いられることもあります。

 簡単に言えば、『調子』の区分とは、シャフトのどの部分に撓りを感じやすいかという分類です。

 『先調子』ではシャフトの先端部であるチップ側に撓りを感じ、『中調子』ではシャフトの中央部に、『元調子』ではシャフトの手元部であるバット側に撓りを感じるものを一般的にこう呼んでいます。

 ただし、シャフトの剛性分布を見比べてみればわかることですが、シャフトとは云うものは、一般的にヘッドに近いチップ側が柔らかく、中間のセンター部は中間的な硬さで、グリップに近いバット側が硬い性質を持ち、右肩上がりのほぼ直線的な傾向を示します。

 初めてシャフト剛性分布のグラフを見た場合には、どのシャフトも先調子と勘違いしてもおかしくないほどです。

 『先調子』ばかりでなく、『中調子』や『元調子』のシャフトも概ねこの傾向のとおり、先に行くほど柔らかく、手元に来るほど硬いという基本性質はどの調子も共通しているというわけです。

 それでは、どのようにして『調子』を見分けるかですが、これがなかなか難しいのです。

 『先調子』はシャフトの先端部であるチップ側が基準よりも相対的に柔らかく、『元調子』では反対にシャフトの手元部であるバット側が基準よりも相対的に柔らかいということになります。

 『中調子』では話が更に複雑で、シャフトのセンター部が基準よりも相対的に柔らかいものの他、シャフトのセンター部が基準よりも相対的に硬いという正反対の性質のものまで含まれるから厄介です。

 相対的に柔らかい・硬いとされているものの、そもそも基準とするものが示されることがないので、全く意味を成しません。

 剛性分布に複数のグラフが示されている場合なら、グラフの右肩上がりの傾きが急なものが『先調子』、傾きが緩やかなものが『元調子』、中間的なものが『中調子』と判断されることもあるのですが、これも微妙な違いなので、まず判断がつかないことの方が多いはずです。

 グラフですから、縦軸と横軸の目盛りの間隔によってもイメージが変わるのはもちろんのこと、目盛りの数値すら表示していないことがほとんどなので、シャフトの剛性分布はまず役に立ってくれません。

 剛性分布ではなかなか判断がつかないので、最近では『調子係数』が用いられる機会が増えています。

 『調子係数』とは、シャフトのチップ剛性・センター剛性・バット剛性を測定し、以下の計算式で導き出されるものです。

 調子係数
   = (チップ剛性/センター剛性)×(チップ剛性/バット剛性)×100

     超先調子 : 10未満
     先調子  : 10以上~15未満
     先中調子 : 15以上~20未満
     中調子  : 20以上~25未満
     中元調子 : 25以上~30未満
     元調子  : 30以上~35未満
     超元調子 : 35以上

 チップ(先端)・センター(中央)・バット(手元)剛性の比率によって、どこが撓りやすいかの調子を数値で客観的に区分できるのが利点と言えます。



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ドライバブル4とは?〔ゴルフ用語説明〕

2018年03月13日 09:35

 ドライバブル4(drivable four) とは ・・・

 飛ばし屋であれば1オン可能なほどの距離の短いパー4のホールのことを言います。

 メタルヘッドドライバーの時代まではだいたい325ヤード程度までのホールが対象となっていたが、チタンヘッドの登場以来、年々ツアープロのドライバーの飛距離が伸びていることから、現在では360ヤード以内のホールまでもが含まれるようになってきています。

 2017~2018シーズンのセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンにおいて、ダスティン・ジョンソンが433ヤードのパー4をあわやホールインワンしそうになったのは記憶に新しいと思います。

 ただし、これは確かに特殊なケースで、このホールをドライバブル4と呼ぶにはいささか抵抗があるわけですが、ダスティン・ジョンソン本人にとってはそうなり得るわけです。

 ダスティン・ジョンソンだけでなく、米PGAツアーや欧州ツアーで活躍する男子プロの中には、飛び過ぎてドライバーを使うホールがなかなか見当たらないトニー・フィナウ、飛び過ぎないように曲げまくってコースに収めるバッバ・ワトソンを始め、数え切れないほどの飛ばし屋が揃っています。

 ドライバブル4とはいえ、スプーン(3番ウッド)、場合よってはクリーク(5番ウッド)などでも届いてしまうことがあり、圧巻です。

 面白いのはこうした超弩級の飛ばし屋がスタッツにおけるドライビングディスタンス1位になることにあまりというか、ほとんど拘っていない点です。

 1オン可能なパー4では、1オンすることによって、イーグルの可能性が高まることから、1打目でグリーンを狙ってくることもありますが、イーグルの可能性が低い場合にはアイアンでフェアウェイに確実に刻んでくることも少なくありません。

 これは米PGAツアーの賞金が他のツアーと比べても破格に高額であることが関係しています。

 誰が一番飛ぶのかは戦っている本人同士が一番理解していますし。

 単なるスタッツ上の順位を競うよりも、実利を伴うスコアによる順位に拘りやすい環境が整っていることです。

 ドライバブル4は、比較的良いスコアが出しやすいこともあって、一般的には『サービスホール』とも呼ばれていますが、コース設計的には距離が短い分、グリーン周りやグリーン上が比較的難しい造りになっていることが普通です。

 そのため、サービスホールでこそ、確実に2打目が狙いやすい位置に刻むことがゴルフではセオリーとされています。

 特にグリーンがどの方向に長くなっているのかを意識することによって、グリーンの入口がどこか、すなわち1打目に狙うべき位置が明確になってきます。

 考えも無しにグリーンに近づいてしまうと、スピンコントロールがしにくい中途半端な距離からになり、更に難しい方向から狙わざるをえないという状況に追い込まれ、たとえ大きなミスをしなくても、トラブルになってしまうケースも多々あるからです。

 これが1打目でグリーンまで届くとなると、上手くいけば、バーディー確実かつイーグルの目まであり、失敗しても、パーで収まる可能性が高くなります。

 また、更に距離的に余裕があれば、ティーショットを意図的に曲げて、グリーンの入口方向からグリーンを長く使うこともできるので、圧倒的な飛距離が出ることは非常に武器になることは確かです。

 ただし、こうして攻めた結果、パーになってしまった場合には少し注意が必要です。

 たとえパーであったとしても失敗した結果であるため、精神的なストレスを残して、次のホールのティーショットに悪影響を及ぼす可能性があるからです。

 1オンを狙った後始末として、気持ちの切り替えというメンタルコントロールも大切な要素となってくるというわけです。

 アマチュアゴルファーの場合、よほど風が味方してくれたり、まぐれでカート道という高速道路を利用できて、結果として斜面を転がったりして届くことはあったとしても、ドライバブル4として事前に意識できるようなホールは少ないかもしれません。

 サービスホールでもほとんどの場合は刻む方が無難なわけですが。

 確実に刻んだつもりの結果的なミスの場合であっても、グリーン周りやグリーン上が比較的難しい造りになっていることを思い出して、次のホールに引きずらないように上手にストレスを処理してあげる必要があることは同じになります。


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チャックリとは?〔ゴルフ用語説明〕

2018年03月25日 08:23

 チャックリ とは ・・・

 アプローチでゴルフクラブがボールの手前の地面もしくはほふく茎や地下茎などが強いタイプの芝に突っかかって振り抜けず、全く飛ばずに大ショートすることを言います。

 四国地方の東南部の方言に『ちゃっくり』という言葉があり、否定語の前に付いて、『いっさい』とか、『まったく』『ぴとりと』いう意味で使われています。

 例えば、「ボールがちゃっくり飛ばなかった。」とは、「ボールがいっさい(まったく)飛ばなかった。」という意味で使われるそうです。

 単なる方言であるにもかかわらず、耳慣れない言葉であることに加え、プロなどゴルフ関係者が使用しているという状況から判断し、ゴルフ用語と勘違いされたものがいくつかあります。

 特に使用していたプロが有名であればあるほど、ゴルフ用語として広まってしまうものです。

 これは何も方言だけに限りません。

 仮に単なる言い間違いであったとしても同じことが起こったりします。

 実のところ、この『チャックリ』も方言由来なのか、言い間違いなのか、どうもはっきりしないところがあります。

 ゴルフ用語としては、リーディングエッジが地面に刺さることを『ザックリ』と呼ぶのが一般的ですが、英語ではこれを『chunk(チャンク)』と言います。

 そもそも『チャックリ』という表現を最初にテレビで言い始めたのは某有名プロ。

 ザックリを『chunk(チャンク)』と思い出せなかった際、このチャンクの『チャ○○』と、ザックリの『○ックリ』が結びついて、『チャックリ』という言い間違いになったのではないかとも想像できます。

 元来、英語というかカタカナ表記自体が少し苦手な人ですし、当時からゴルフに関して、この人の発言を訂正できる人はいなかったことから、普通にゴルフ用語として、後輩のプロに受け入れられていったと考えてもおかしくない話です。

 また、感覚派としても知られるプロのことですから、単なる『ザックリ』とは違う状況を表わす造語として意図的に使った表現とも考えられます。

 『チャックリ』が使用される際には、単純に技術的なミスとは言いきれない状況も含まれているケースが多いものです。

 海外のトーナメントにおいては、ほふく茎や根などが強いタイプの芝であるバミューダグラスやキクユグラスのラフから、速いグリーンに対してアプローチしなければならないことが多々あります。

 競い合っている中、クラブの抜けの悪いラフからデリケートなタッチを必要とされる場合、アプローチで『チャックリ』したとしても、それを単純な技術的ミスと片付けられない状況でもあるわけです。

 『ザックリ』が多く出るのも、ベアグラウンドや薄芝の難しい状況には違いありませんが、こちらはクラブの入れ方さえ出来ていれば、技術的な面だけで、かなり防止できる状況です。

 『ザックリ』は単に地面に刺さるミスですが、『チャックリ』ではライナーが絡みつくようなミスなども含めた、もう少し幅広い結果としての失敗といったイメージです。

 結果としての失敗の程度で言えば、方言の『いっさい』という意味合いからも、『ザックリ』よりも『チャックリ』の方が悪い結果ということになります。

 それでも、ダフりのミスの程度といった技術的な面だけで言えば、『チャックリ』よりも『ザックリ』の方が技術的に低く、程度としては酷いミスと言えるかもしれません。


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ティーペグとは?〔ゴルフ用語説明〕

2018年05月28日 11:25

 ティーペグ(tee peg) とは ・・・

 ゴルフボールをティーインググラウンドの地面の高さよりも持ち上げて、ボールを打ちやすいようにセットするために使用されるゴルフ用具のことを言います。

 単に『ティー』と省略されたりもします。

 ゴルフ規則付属規則Ⅳの1にティーペグに関する規定があり、その長さは4インチ(10.16cm)以内とされています。

 ティーペグの使用できる範囲は、ティーインググラウンド内に限定されています。

 また、インプレー前のボールに対して、ティーアップする際にのみ、その使用が許されているだけです。

 ティーショットがほとんど飛ばず、仮にボールがティーインググラウンド内であったとしても、打つ意志を持って1度振られた後にはボールはインプレー状態とみなされるため、そのボールに触れたり、再度、ボールをティーアップしたりすることは許されていません。

 ただし、空振りした際に、ティーペグの上に載ったままのボールもインプレー状態とみなされるので、ボールに触れることはできず、ティーペグにボールが載ったままの状態で2打目を打たなければならず、そういう意味では(空振りの回数に応じて)2打目以降のティーペグの使用も可と言えます。

 1打目以外の使用で言えば、ティーインググラウンドからのショットがOBとなった後の打ち直しでも、ティーアップすることができます。

 OB(アウトオブバーンズ)にボールを打ち込んだ場合、ボールがゴルフコースの区域から外に出た時点で、インプレー状態は途切れたとみなされるからです。

 インプレー中でなければ、ティーペグからこぼれ落ちたボールを再度載せ直したり、1度ティーアップした後に、ティーアップの高さを変えたり、ティーアップする場所を変えたりすることも許されています。

 ただし、あくまでもスロープレーにならない範囲内でのことですが・・・。

 さて、ティーペグを使用してティーアップする目的は様々です。

 基本的にはクラブフェースとボールの間に芝が挟まり、芝の抵抗を受けて、ボールの挙動が不安定になることを防止するのが主たる目的です。

 これはボールのスピン量が減って、飛び過ぎることや失速しすぎることの両方を防ぐためでもあります。

 また、球筋ごとの打ちやすさもティーアップの高さに影響を受けます。

 ティーアップの高さを低くすると、一般的にはダフることを怖がる意識が働くため、スイング軌道が上からのカットインになりやすく、スライス・フェード系の球筋が打ちやすくなります。

 反対に、ティーアップの高さを高くすると、一般的には空振りすることを怖がる意識が働くため、スイング軌道が下からのインサイドアッパーになりやすく、フック・ドロー系の球筋が打ちやすくなります。

 また、ティーアップの高さは、ショットの飛距離を決める飛びの3要素(打ち出し角・スピン量・ボール初速)にも影響する大事な要素の一つです。

 打ち方やボールの前後・左右・高さの位置だけでなく、使用するクラブヘッドの厚み、クラブ・ボールのスピン性能、風向きなど、使い方によっても、使用する道具によっても、環境条件によっても違ってくるものです。

 ティーショットで飛ばすということだけに留まらず、スピンをかけて止めたり、弾道の高さで止めたり、横に曲げて風にぶつけて止めたり、横風に乗せてランを稼いだりする際、ティーペグの使い方を工夫してみましょうね。

 ちなみに、ティーペグの始まりは砂です。

 元々、ホールカップの中に入れておいた砂を取り出し、ホールから1クラブレングス以内に砂を盛って、ティーアップとしていたのが最古のゴルフ規則の話。

 その後、幾度もルールが改正され、歯科医師W.ローウェルが木製のティーペグを発明して以来、木製のティーペグが主流となり、現在ではプラスチック製を含めた様々な形状のティーペグが開発・使用されています。


  ドライバーの飛距離を伸ばすティーアップの高さとは?

  ティーアップしたい高さで選べるティーペグ 一覧表


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