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クロスオーバーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年07月04日 08:08

 クロスオーバー(cross over) とは ・・・

 スイングのトップポジションにおいて、シャフトがターゲットラインに対して平行な方向よりも右を向いた状態のことを言います。

 『cross 』は『横切る』という意味で、『over 』は円を描くように越えた先の状態にあるという意味です。

 理想的なトップポジションは、シャフトがターゲットラインに対して平行になった状態とされています。

 ですから、『クロスオーバー(cross over )』とはトップポジションに至る動作において、基準となる位置を越えた状態、つまり、ターゲットラインに対して平行な方向よりも右を向いた状態を指すわけです。

 クロスオーバーであっても、スイングプレーン上である限り、オーバースイングになるだけなので、さして問題はありません。

 方向性には問題は生じず、ヘッドが下がるためにエネルギーのロスが生じるだけです。

 オーバースイングを助走距離が長いので加速に有利と考える人もいますが、もし、その助走路の一部が上り坂であるならば、加速で不利になることは容易に理解できるはずです。

 オーバースイングで垂れたヘッドにはそうした欠点が含まれます。

 でも、一番問題となるクロスオーバーはオーバースイングでもないのに、シャフトがターゲットラインに対して平行な方向よりも右を向いた状態です。

 これはスイングプレーンを外れてしまった状態ですから、方向性にも飛距離にも悪影響を及ぼします。

 原因に挙げられるのは、①左手首が甲側に折れることであったり、②フライングエルボー(右脇が空いた状態)であったり、③左肘の曲がりなどです。

 ①の左手首が甲側に折れる状態だと、ハンドレイトなインパクトになりやすく、クラブのロフトが寝るために、クラブ本来の飛距離が出ません。

 ②のフライングエルボーでは①の状態を助長することにもなります。

 ①と②のトップポジションだと、インサイドからクラブを降ろすことが難しく、アウトサイドからカット軌道でクラブが降りやすくなるため、カットスライスやヒッカケのミスが常態化します。

 『左手首を親指側(前腕の角度と同一線上)に曲げる』正しいコックを覚えることも大切ですが、まずはそれを邪魔しているのがフライングエルボーでないかチェックしてみるといいでしょう。

 フライングエルボーを防止するためには、できる限り左右の前腕が同じ方向を向くように意識するとともに、右肘が常に地面を指すように右腕を扱うことがコツになります。

 ③の左肘が曲がった状態で問題となるのは、肩の回転不足にもかかわらず、シャフト位置だけでも適正な位置まで持ってこようとする動作です。

 上体が回らずに腕だけが身体の幅から横に外れた状態では、身体とのシンクロを保てず、
手打ちスイングになって、飛距離と方向性の両方とも損ないます。

 『左肘を伸ばす』にしても、伸ばした左肘を身体の横方向に移動させたのでは曲げているのとさして変わりません。

 左肘は上体の正面の前に伸ばし、腕は振らずにその状態を保ったままで上体を回すということがビジネスゾーンでの大切なポイントです。

 もしも、フルスイングのトップポジションで、顎の下に『上腕の部分』があったら、まだまだ肩の回転が浅いことになります。

 理想となる身体の回転で上体を90度回したかどうかは、ポロシャツなどの『肩の縫い目(前身頃と後身頃の合わせ目)』が顎の下の近くまできており、縫い目がターゲットラインと直角になっていることがひとつの目安となります。

 この状態で腕を伸ばして、手首の正しいコックと右肘も下方向に正しく向いたときに、シャフトがターゲットラインに対して平行な方向を指すというのがトップの基準となっています。

 シャフトの向きだけを気にして修正したとしても、他の条件が整っていなければ、意味のある修正にならないというわけですね。


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腰掛け動作とは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年08月13日 13:09

 腰掛け動作(スクワット動作、沈み込み) とは ・・・

 切り返しからインパクトにかけて、椅子に腰掛けるような仕草で、アドレスポジションのときよりも上体が幾分沈み込む動作のことを言います。

 通常、スイング中の身体の上下動はミスショットの原因となりますが、『沈み込み』はショットメーカーに共通した動作の特徴 でもあります。

 これは沈み込みの状態が『タメ』のリリースと一対の動作であり、タメのあるスイングと不可分な動作であるためです。

 ゴルフスイングではタメが重要な要素のひとつと考えられています。

 通常、タメが完全にリリースされて、腕が真っ直ぐに伸びる状態になるのは、インパクト後のフォロースルーの段階です。

 インパクト時にはまだ腕が完全に伸び切った状態にはなっていません。

 このタメの残った状態では、スイング軌道はアドレス時よりも高い位置を通過することになります。

 何もしなければ、ボールの上っ面を叩いて、ミスショットになるのは目に見えています。

 そこで、腰掛けるようなスクワット動作をすることで、頭が前後にブレさせずに、下にだけ上体を沈み込ませて、タメが残っている分に合わせて、調整してあげる動作が必要となってくるというわけです。

 これが『タメ』のリリースと不可分の関係にある『沈み込み』です。

 インパクト時にタメを残すことのメリットは、方向性と飛距離の両方ともアップすることです。

 インパクトは1万分の5秒というほんの一瞬のことですが、その僅かな時間であるからこそ、スイングのベクトルの方向を揃えることが重要になってきます。

 インパクト時にタメを残すことよって、スイング軌道は円軌道から楕円軌道へと変化します。

 特に長円形の直線的な部分がインパクトゾーンと重なるため、インパクトで力の加わる方向がその都度変わってしまう『点』としてではなく、『線』として力の方向を揃う効果が生まれます。

 1万分の5秒という短い時間でも同じ方向に力を加えることによって、ショットの方向性が高まるとともに、飛距離アップとともに縦の距離の安定性にも繋がるというわけです。

 『タメ』の保持に伴う『沈み込み』がショットメーカーに共通した動作の特徴であるのはこうした理由からです。

 また、インパクト時にタメを残すことによって、ボールとの衝突でクラブヘッドが当たり負けするのを抑える働きもあります。

 インパクトは1万分の5秒という短い時間であっても、1点ではなくゾーンです。

 インパクトが始まるその瞬間に、力を解放し切って、ヘッドスピードが最速になっているよりも、インパクトが終わる瞬間までヘッドが加速し続けている方がボールに対して大きなエネルギーを与えることができます。

 プロが表現する『ボールへの一押し』とはこんな状態を指します。

 より飛距離を求めるなら、インパクトの終点にリリースポイントを置き、より方向性を求めるなら、フォロースルーにリリースポイントを置くことになります。

 これに加えて、沈み込み動作は反動を利用したスボーツ動作の基本とも言えます。

 高くジャンプするときには、一度身体を屈めて、荷重を抜き、再度、膝に荷重がかかるときには体重以上の荷重がかかるため、その反動によって筋肉を引き伸ばして、大きな地面反力を得ることができます。

 ゴルフの場合、正確なインパクトが要求されるため、あまり大きな『沈み込み』はデメリットとなりますが、それでもタメの保持に伴う必要最低限の沈み込みを反動動作として利用するのは効率的でもあります。

 ショットメーカーと呼ばれる人達では、こうした『タメ』のリリースの度合いがほぼ毎回一定していますし、それに合わせた『腰掛け動作』も無意識に行えています。

 初心者にとっても、沈み込みによってダフるわけではなく、アーリーリリースしてしまうことの方が根本的な原因となるわけです。

 ゴルフ上達のためには、アーリーリリースを直さずに、沈み込みを止めてしまうのはもってのほか、技術的には後退だと考えてくださいね。


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局外者とは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年12月25日 08:10

 局外者(outside agency) とは ・・・

 ストロークプレーにおいては、自分と自分サイドの競技者とキャディー、自分サイドのプレー中のボール、自分サイドの携帯品以外のもの、つまり、自分サイドに属していない人や物、動物などのことを言います。

 マッチプレーにおいては、両サイド(自分サイドと相手サイド)の競技者とキャディー、両サイドのプレー中のボール、両サイドの携帯品以外のもの、つまり、両サイドに属していない人や物、動物などのことを言います。

 具体的には、フォアキャディー・グリーンキーパー・オフィシャルなどのコース関係者やギャラリー、カラス・犬などの動物、コース整備車両などなど、ストロークプレーでは同伴競技者、そのキャディー、相手のプレー中のボール、相手の携帯品も局外者に該当します。

 ただし、風や水は局外者には該当しません。

 局外者が関わるルールは、『規則18(止まっている球が動かされた場合 )』と『規則19(動いている球が方向を変えられたり止められた場合 )』で、その取り扱いが大きく違います。

 局外者の関与で『止まっている球』が動かされた場合(規則18-1)には、止まっていた場所にボールを戻します。

 例えば、止まっているボールをカラスや犬が咥えて持っていったり、ギャラリーが気付かずに蹴とばしてしまった場合などがこれに該当します。

 この場合、動かされたという事実が確定、もしくはほぼ確定している必要があります。

 基本的には無罰でリプレースし、止まっていた場所が確定できない場合にだけ、球のあった場所からできるだけ近い所にドロップすることになります。

 局外者の関与で『動いている球』が偶然に方向を変えられたり、止められたりした場合(規則19-1)には、ラブオブザグリーンの扱いで、あるがままの状態でプレーを続けることになります。

 例えば、ギャラリーに当たって跳ね返った場合(仮にOBゾーンに飛び込んでしまえば、あるがままなのでOB)などがこれに該当します。

 ただし、パッティンググリーン外から打たれたボールが動いている間に、動いている局外者や生きている局外者の上や中に止まった場合には、止まった所の真下にできるだけ近い所で、ホールに近づかない箇所に、グリーン上ではプレース、グリーン外ではドロップしなければなりません。

 例えば、グリーン外から打たれたボールを動いている最中にカラスや犬が咥えてしまった場合、座っているギャラリーの膝や椅子の上にボールが乗ってしまった場合などがこれに該当します。

 また、パッティンググリーン上から打たれたボールが動いている間に、動いている局外者や生きている局外者の上や中に止まった場合及び方向が変えられたり、止められた場合には、そのストローク自体は取り消しとなり、元の場所にリプレースして再プレーすることになっています。

 例えば、グリーン上でパッティングされたボールを転がっている最中にカラスや犬が咥えてしまった場合などがこれに該当するというわけです。


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公式戦とは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年05月08日 11:33

 公式戦 とは ・・・

 そのゴルフツアーを主管する競技団体が主催し、メジャートーナメントと位置付けられるフラッグシップ的な大会のことを言います。

 最もわかりやすいのが日本国内の女子プロゴルフツアーの例です。

 2017年現在、開催日順で『ワールドレディスチャンピオンシップ』、『日本女子プロゴルフ選手権大会』、『日本女子オープン選手権競技』、『LPGAツアーチャンピオンシップ』の4つの公式戦が開催されます。

 この4大会はどれも、日本女子ツアーを主管する日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が主催するもので、国内メジャートーナメントに位置付けられています。

 日本男子プロゴルフツアーでも、4つの国内メジャーとされる大会が開催されるのですが、主催する団体がどれも異なっています。

 『日本プロゴルフ選手権大会』は、日本プロゴルフ協会(PGA)主催。

 『日本ゴルフツアー選手権』は、日本ゴルフツアー機構(JGTO)主催。

 『日本オープンゴルフ選手権競技』は、日本ゴルフ協会(JGA)主催。

 『日本シリーズ』に至っては、1998年までは日本プロゴルフ協会(PGA)主催であったのだが、現在は報知新聞社・読売新聞社・日本テレビ放送網が主催(日本ゴルフツアー機構主管)となっています。

 かつては日本プロ・日本オープンの他、関東オープン・関西オープン・関東プロ・関西プロも、各団体が主催する主要大会であったため、公式戦と呼ばれていました。


 「それではそれ以外のテレビ中継されているトーナメントは公式なものではないの?」と疑問を持たれる方もいるかと思います。

 こちらは日本ゴルフツアー機構(女子は日本女子プロゴルフ協会)が主管・公認する形式ではあるものの、スポンサーが主催者となる大会で、公式戦以外ではほとんどの大会がこの『公認競技』と呼ばれるタイプのトーナメントに該当します。

 公式戦と同様、公認競技も獲得した賞金が次年度のツアー参加条件ともなる年間獲得賞金額に加算される正式な試合です。

 この他にも、獲得した賞金が次年度のツアー参加条件ともなる年間獲得賞金額に加算される試合として、『特別公認競技』もあります。

 女子の場合、全米女子プロゴルフ協会が主管する日本で開催される米LPGAツアーの『TOTOジャパンクラシック』の1試合だけですが、他ツアーのトーナメントを特別に国内ツアーの枠組みに組み入れたような位置付けとなっています。

 男子の場合には、アジアンツアーとの共同主管のトーナメントだけでなく、海外メジャーである『マスターズ』、『全米オープン』、『全英オープン』、『全米プロ』の獲得賞金も国内ツアーの獲得賞金額に加算されます。

 このように、各ツアーにはフラッグシップイベントとしての公式戦、レギュラーイベントとしての公認競技、共同主管・相乗りイベントとしての特別公認競技という3つの位置付けの大会がツアー内の枠組みとして開催されています。

 公式戦でのタイトル獲得は、賞金額が高いということだけでなく、そのツアーを代表する選手の一人に数え上げられるという名誉もあるため、そこに所属するプロゴルファーであるなら、誰もが欲するところというわけです。


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クラブレングスとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年06月22日 10:13

 クラブレングス(club-lengths) とは ・・・

 ゴルフ規則で救済を受ける際など、適用の範囲を決める単位となるクラブ1本分の長さのことを言います。

 規定に1クラブレングス以内とあれば、クラブ1本分の長さの範囲内。

 2クラブレングス以内とあれば、クラブ2本分の長さの範囲内での処置になります。

 この範囲を測定するのに使用するクラブは、そのラウンドで使用するために用意したご自分のどのクラブを使用してもかまいません。

 救済を受ける度毎に、この範囲を測定するのに使用するクラブは任意に変えることができます。

 ただし、一度の救済の中で、複数のクラブを使い分けることはできません。

 例えば、ドロップ範囲を測定するのにドライバーを使用した後、ドロップして最初に落ちた場所から転がった距離を測定するのにはパターを使用するといったクラブの使い分けは許されず、どちらの距離を測定するのにも、自分で選んだクラブ1本を共通して測定に使用する必要があります。

 ゴルフ規則の裁定では、他人のクラブを借りて、クラブレングスを測ること自体は禁止されてはいませんが、仮に他人のクラブを測定に使用する場合、自分のクラブを使用した場合と同じ結果が出ることが前提となっています。

 もし、同じ結果が得られない場合には誤所からのプレー(規則20-7)としての罰則を受けることになります。

 要らぬ誤解を生まぬよう、できるだけ自分のクラブを使用して行うことが無難と言えましょう。

 救済に際しては、そのラウンドで使用するために用意した自分のクラブの中で、一番長いクラブを使用することで、最も救済範囲が広がり、有利となります。

 ゴルフの付属規則Ⅱ(クラブのデザイン)には、クラブの長さは18インチ(45.7cm)以上、パターを除いて48インチ(121.9cm)以下という規定があります。

 通常は一番長いクラブの上限が48インチとなるわけですが、長尺パターを使用している場合、48インチを超えたパターを使用してクラブレングスを測ることもできるというわけです。

 パター自体には長さの上限規定はないのですが、パッティングに使用する際に扱いにくくなりますから、救済のためだけに長くしておくわけにはいかないでしょうが・・・。

 ちなみに、18インチ以上48インチ以下と規定されているクラブの長さを測る方法は、クラブを水平に置き、クラブヘッドのソールに60度の面を当て、60度をなす角の先端を始点として、グリップ上端までの長さになります。

 ゴルフ工房に頼まず、自分でクラブの長さをインチアップする場合には、上限を超えてルール違反にならないように注意して測りましょう。

 また、最近ではドライバーを始めとするウッド系クラブに弾道調節用スリーブが使用されているものが増えています。

 以前使用していたシャフトを新しいヘッドに装着する場合、元のヘッドとヘッド厚やネック長が違うものを装着すれば、当然のことながら、以前のクラブとは長さが違ってしまいます。

 知らず知らずのうちにルール違反を犯していたり、逆にシャフトが短くなって飛ばなくなっていることだってあるので、注意してみてくださいね。

 反対に、遊びで18インチのパターやウェッジを作ることはあっても、18インチにインチダウンしたクラブを競技で使用している人の話はとんと聞きませんが。

 もし、競技で使用するつもりなら、インチダウンする際にも長さの測り方には注意してください。


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