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フィニッシュとは?〔ゴルフ用語説明〕

2015年11月13日 08:59

 フィニッシュ とは ・・・

 ゴルフスイングにおいて、最終段階のポジションのことを言います。

 写真に撮られたスイングの形は、動きの中の一瞬を捉えただけなので、スイングしている本人の意図・意思と全く違うことが多く、理論的な裏付けが無い場合には安易に真似することは危険です。

 スイングの連続写真などで真似しても失敗がないのは、ほぼ静止状態の始動前のアドレスポジションと最後のフィニッシュポジションだけ。

 初心者にはまず正しい構えを身につけるためにアドレスの形を真似することの他、ゴルフクラブの最終的な行き先を知るためにフィニッシュの形を真似することが上達の決め手となります。

 ゴルフに限らず、現在位置と目標の両方を確認できなければ、効率よく目標にたどり着くことができないように、スイングにおいても現在位置にあたるアドレスと目標にあたるフィニッシュは最初に確認しなければならいというわけです。

 よくある勘違いのひとつとして、インパクト後にはボールを既に打ち終わっているので、インパクトまでが重要でフィニッシュは物理的に意味をなさないと軽視しまうことです。

 動き中の一瞬であるインパクトを意識するよりも、スイングプレーンは意識しつつ、クラブの最終的な行き先であるフィニッシュを意識した方がインパクトは安定してきます。

 練習場で周りを見渡してみてください。

 しっかりとしたポジションにフィニッシュが収まっているのに、ミスを連発する人はそうそういません。

 フィニッシュの体重配分は、右打ちの場合、左足に全体重が載った状態、仮に右足を地面から離してもバランスが崩れない状態が理想です。

 フィニッシュ時に右足の足裏がめくれ上がり、つま先立ちの状態で足の甲がターゲット方向に向くように意識してスイングすると、左足体重のフィニッシュがしやすくなります。

 アドレスで作ったスパインアングル(前傾姿勢の角度)は、フィニッシュ時点では浅くなりますが、軽く前傾は残ります。

 手首の最終的な位置は、スイングプレーンの延長上でクラブの収まりどころが良いところまで、ストレート系の球筋なら、左手の前腕が鉛直方向になって左ひじが地面を指す形になります。

 打とうとする球筋や年齢からくる柔軟性の差によってもフィニッシュの形は多少変わってきます。

 それでも、理想的な球筋を具体的にイメージし、その球筋が打ちやすいフィニッシュをイメージしてから振り始めることが大切となっています。


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ハーフウェイダウンとは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年04月02日 10:15

 ハーフウェイダウン(halfway down) とは ・・・

 切り返しから始まり、インパクトまでのダウンスイングにおいて、その中盤地点付近のスイングポジションのことを言います。

 バックスイングではターゲットラインに対して腰の向きを右に45度程度回転させてトップポジションをつくり、ダウンスイングではその腰を戻していきますが、スイングチェックにおいては、腰の向きがターゲットラインと平行になった状態をハーフウェイダウンの基準としてみていくことになります。

 ハーフウェイダウンではターゲットラインに対して腰の向きが平行になるまで戻りますが、肩の向きはまだ右に45度開いた状態が理想とされます。

 これはトップポジションでつくられた腰の向き(45度)と肩の向き(90度)の差を維持してままダウンスイングが行われていることの表れです。

 つまり、ハーフウェイダウンまでは身体の上体が働いておらず、もちろん腕を引き下すような動作は一切行わないことがポイントとなるわけです。

 左サイドの体重移動に始まる腰の回転に引きずられて肩の回転が戻る関係上、腕の位置も自然に下りてきますが、それは腕の筋肉により意識的に下したものではありません。

 ダウンスイングを腕の筋肉で下している動作の場合、タメが早い段階で解けるので、ダフリやすくなることはよく知られていますが、ダフリを防ごうとして無意識に左肩を上げて調節しようとするため、ハーフウェイダウンでも右肩が極端に大きく下がった状態になるのが特徴的です。

 ハーフウェイダウンまでのダウンスイングでは、頭の位置を保ったまま、左サイドに体重を移動していくことになりますが、この際、左肩を下げるイメージで行うと、ダフらないだけでなく、左膝にぐっとエネルギーが溜まって、左サイドへの荷重移動が効率良く行えるようになります。

 また、腕の力で打ちにいく意識が強い人の場合、腰の回転を肩の回転が追い越し、右肩が突っ込んだ状態にもなりやすくなります。

 突っ込みの状態では、ターゲットラインに対して腰の向きが戻り過ぎた状態でインパクトを向かえざるを得ないため、アウトサイドインのスイング軌道になる要因のひとつとされています。

 こうした腕の力によるダウンスイングが行われていないかを判断する上でも、ハーフウェイダウンのポジションは重宝します。

 理想的なハーフウェイダウン時の左腕とシャフトの角度は90度前後です。

 これよりも大きな角度になるほど、右腕の力に頼ったスイングと判断されます。

 こうした形を腕の力で力づく維持するのではなく、できるだけ上腕・前腕・手の力を抜き、右肘が肋骨につくように肘が地面方向を向くようなイメージでダウンスイングを行うことが秘訣のひとつとされています。


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パーマネントマーカーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年04月10日 09:35

 パーマネントマーカー(permanent marker) とは ・・・

 コースレーティングを査定するときに、各ティーインググラウンドの中央に設置されるホール距離の基点を示す基準測定点のことを言います。

 ティーインググラウンドと言うと、プレーヤーがティーアップするエリアを視認しやすいように盛土をした場所と思われがちですが、ゴルフ規則上は2つのティーマーカーから2クラブレングスの奥行をもった長方形の区域のことを指します。

 ゴルフコースのスタッフは、日々のコースコンディションやプレーヤーの数などを考慮して、バックティー・レギュラーティー・フロントティー・レディースティーなどの各ティーマーカー自体は、その都度、適正な位置に移動することができます。

 こうした各ティーマーカーが日常的に移動して置かれているエリアの中央にパーマネントマーカー(基準測定点)は設置され、通常、動かすことができないように5~6cm角のコンクリート杭が埋め込まれます。

 パーマネントマーカーの上には、そのホールの標準距離を示す表示板などが設けられています。

 各ホールの距離の表示は、ティーインググラウンドからグリーンセンターまでの水平距離を測定したものが基本となります。

 PAR3のホールではそのままティーインググラウンドからグリーンセンターまでの水平距離ですが、PAR4のホールではティーインググラウンドからIP 1(バックティーから250ヤードのフェアウェイセンター位置)までの距離とIP 1からグリーンセンターまでの水平距離の合計になります。

 PAR5のホールではティーインググラウンドからIP 1までの水平距離、IP 1からIP 2(IP1から220ヤードのフェアウェイセンター位置)までの水平距離、IP 2からグリーンセンターまでの水平距離の3つの合計距離となります。

 コース査定を受けているコースでは、パーマネントマーカー(基準測定点)からグリーンセンターまでの水平距離が各ホールの表示距離となるわけです。

 ホール距離というのは、コースメンテナンス上の他の要因よりもコース難易度に多大な影響を与えると考えられているため、固定されて動かないパーマネントマーカーはコースセッティングを行う上で最も大切なものとされています。


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ビジネスゾーンとは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年04月30日 12:43

 ビジネスゾーン とは ・・・

 スイングプレーン上において、クラブが腰から下に位置する領域のことを言います。

 その名のとおり、職業ゴルファーであるプロとアマチュアとを技術面で分かち、最も違いが出るのがこのビジネスゾーンでの動きです。

 プロの中にも稀に変則的なスイングをする人がいますが、どんなに変則的なスイングをするプロであっても、ビジネスゾーンの動きは共通していると言われています。

 また、スコアアップに最も重要であることがわかっていながら、アベレージゴルファーがパッティング練習を長い時間続けることができないのもこのビジネスゾーンが大いに関係しています。

 プロが何時間もパッティングの練習をすることができるのは、ビジネスゾーンでの身体の使い方を理解しており、そのため、日頃のスイング中でも必要な筋肉が自然と鍛え上げられているからです。

 「すぐ飽きた」と言って、パッティング練習を止めてしまう傾向にある人は、ご本人は気付いていないかもしれませんが、『飽きた』のではなく、体力がないので『集中力』が続かないというのが本当のところです。

 体幹部の筋肉を主体とした正しいストロークによるパッティング練習は、本来はフルショットの練習と同等のエネルギー消費を伴います。

 姿勢の維持に不可欠な体幹部の筋力が不足していたり、使い方を知らなかったりするからこそ、パッティングにおいてもショットにおいても、ビジネスゾーンの動きを省略した形のストロークになりやすいのがアベレージゴルファーのスイングの特徴でもあります。

 こうしたビジネスゾーンのような小さなスイングは、スコアに直結したスイングの安定性を高めるだけだと思われがちですが、飛距離のロスをしないためにも大切な要素になっています。

 ボディターンスイングが現代ゴルフの主流となっているのは、安定性と飛距離性能のバランスが優れているためであり、プロに共通するビジネスゾーンの動きはボディターンスイングのエッセンスの宝庫でもあります。

 その主たる部分は体幹部と腕との同調的な動きです。

 手打ちの人がボディターンスイングをしようと試みる場合、腕の動きに合わせて身体を回す傾向にありますが、これではいくら形がボディターンスイングにそっくりになっても、そのメリットは享受できません。

 体幹部の動きによって、腕が従属的に動かされることが不可欠になります。

 体幹部を主体として回しつつも、腕の力をできるだけ抜くことがポイントです。

 だからと言って、体幹部だけが先行し過ぎても、脇が開いた状態でエネルギー効率は低いものとなってしまいます。

 常に腕の位置が回転する身体の正面側にある状態で、腕を身体の幅の範囲内に収めるように、身体を捌く必要があります。

 特に脇が開きやすい人は、クラブを持つ前に肘の関節が下を向いた状態にして、その肘の向きを保ちながら、前腕だけを回してグリップすることによって、腕が上下にだけ動きやすい状態を作ることも場合によっては必要になってきます。

 スイングプレーンから外れずに、こうした動きをするには、正しいアドレスすることも必須です。

 腰を丸めてボールにアジャストするのでなく、ライ角に合わせてクラブを構えた時に、グリップエンドとベルトのバックルが向き合うように、股関節を折って腰の入った前傾姿勢を取ることも前提となります。

 正しいアドレスで、動力的には体幹部が主で腕は従の関係を保ちつつ、身体の幅で腕が上下動するように、体幹部と腕が同調するようになれば、ビジネスゾーンが賞金を稼ぐ役割を担ってくれるはずです。

 こうしてビジネスゾーンに注目して考えてみると、パッティングから始まって、ショートアプローチ、ハーフショット、スリークォーターショット、フルショットの順に練習していくことが、ゴルフの技術を習得するのに最も効率の良い順番であることがわかりますね。


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パーオンとは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年08月17日 14:33

 パーオン(greens in regulation) とは ・・・

 ゴルフではホールごとにそれぞれ規定打数(Par)が設定されており、規定打数から2打残した打数でグリーンに乗せることを言います。

 例えば、規定打数3打のPar3(パースリー)では1打でグリーンに乗せることができれば、パーオンしたことになります。

 同様に、規定打数4打のPar4(パーフォー)では2打で、規定打数5打のPar5(パーファイブ)では3打でグリーンに乗せることができれば、パーオンです。

 パーオンは和製英語で、英語では『GIR(greens in regulation)』と言います。

 元々、規定打数(Par)は、平均的なプレーヤーの飛距離であれば、ナイスショットしたときにグリーンに届く打数を元に、これにグリーン上でパッティングに要する打数(どのホールでも2打とみなして計算)を加えた数で設定されています。

 過去にはゴルフ規則にもパーの算定に関する目安が掲載されていましたが、2000年のルール改正で削除されています。

 平坦なホールでの基準として、パーマネントティー(ティーインググランドの中央)からグリーンセンターまでの距離の目安は次の通りです。

 Par3は250ヤード以内、Par4では251~470ヤード、Par5では471ヤード以上 とされます。

 これはあくまでもティーインググラウンドと各ショットの落下地点の高さが変わらない平坦なホールを基準にしています。

 ですから、ティーインググラウンドからグリーンへ急激に下っている傾斜のホールの場合には、目安よりも長い距離であってもParの数は低く設定されていることもありうるというわけです。

 また、最近ではゴルフ用具の進化に伴い、プロの飛距離が異常とも言えるほど伸びているため、プロのトーナメントにおいては、通常のPar5で営業しているホールであっても、Par4に設定し直して開催していることも多々あります。

 パーオンして2パットのパーが「綺麗なパー」と称されますが、トッププロであっても、トーナメントにおけるパーオン率は7割程度に過ぎません。

 これはツアーに参加する選手のレベルに対して、グリーンの水分量を管理して、グリーンのコンパクションを硬めに調整しているせいです。

 当然、プロが通常営業しているゴルフコースのような柔らかいグリーンでプレーすれば、パーオン率はもっとずっと高い値になり、スコアも圧倒的に良くなることは必至です。

 ただし、プロの技術の高さとトーナメントグリーンの難度の高さが相殺されることを考慮すれば、トーナメントにおけるパーオン率やパット数の数値は、アマチュアがパーを取るための目安ともなります。

 一般的にもパーオン率はストローク数との相関が比較的高い関係にあります。

 パープレーであれば、パーオン率は6割程度でも充分可能です。

 だからといって、パーオンにこだわり過ぎるとスコアがまとまらないのも事実です。

 グリーン上でのパッティングに要する打数が2打以内に収まるのは、グリーン上の比較的にやさしいところにオンした場合がほとんどです。

 ただ単にグリーンに乗せるだけでは、逆にパット数が増える分だけ、かえってスコアが悪くなることもあります。

 シングルクラスであれば、毎回無理にパーオンを狙うよりも、パーを拾いやすい位置に意図的にボギーオン(規定打数から1打残した打数でグリーンオン)させる方がスコアは安定するとも考えられています。

 こうした規定打数やパーオンという概念は、ストロークプレーでのみ発展した文化です。

 マッチプレー競技では二人のプレーヤーの各ホールの打数だけで勝負が決するので、規定打数を設定したり、パーオンを意識する必要すらありません。

 ゴルフ発祥の地であるリンクスコースでは、高木が生えず、海風が吹き抜ける平原であるために、風が一番のハザードとなります。

 刻一刻と変化する風の影響の強いコースにあっては、コースの難易度はその都度目まぐるしく変化するため、規定打数やパーオンという概念はあまり意味をなしません。

 強風の吹き荒れるリンクスコースにおいて、ゴルフがマッチプレー競技から始まったのは必然と言えますよね。


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ベベルカットとは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年10月16日 11:20

 ベベルカット とは ・・・

 フェアウェイとラフの緩衝地帯として、フェアウェイの刈高からラフの刈高に向かって、芝を斜めに刈り上げていく方式のコースセッティングのことを言います。

 通常、ゴルフトーナメントにおいて、フェアウェイとラフの間には中間的な刈高のファーストカットラフを設けるため、フェアウェイ、ファーストカットラフ、ラフの部分は階段上の形状になっています。

 当然のことながら、フェアウェイからが最も打ちやすく、ファーストカットラフ、ラフと芝の刈高が高くなるほど、ボールとフェースの間に入り込む芝の量が増して、不確定要素が増えるため、ショットの難易度は高くなります。

 フェアウェイに対して正確なショットが打てた人ほど、次打が有利になるように配慮されたセッティングになっているわけです。

 ただし、それぞれの境が階段状になっているため、フェアウェイであってもファーストカットラフに寄り掛かった状態は、ファーストカットラフよりもむしろ難しいことがあります。

 また、ファーストカットラフであってもラフに寄り掛かった状態も、ラフよりもむしろ難しいこともあり、段階的に難易度が増すはずのコースセッティングが本来の機能を果たしていないとの指摘もあります。

 こうした不公平感を排除するために考案されたのが『ベベルカット』という試みです。

 試みと表現したように、日本ではもちろんのこと、世界的にも実施されるのは稀で、まだまだ実際の効果のほどは検証できていないのが現状です。

 また、今のところファーストカットラフよりも少しだけ手間がかかることも関係していると思われます。

 ゴルフ場のフェアウェイ・ラフのような広大な敷地の芝刈りでは、乗用式の大型芝刈り機が使用されて一気に刈り込まれますが、その周辺のファーストカットラフの部分では小型の芝刈り機で丁寧に行われます。

 それでもファーストカットラフ仕様の刈高に調整するだけで、通常の機械を使用して容易に行えます。

 これに反して、ベベルカットでは、芝刈り機の仕様を通常のセッティングとは違い、刈刃を斜めにセットするとか、片方の車輪のサイズを大きくするとか、何らかしらの工夫を加える必要があります。

 芝刈り機でのこうした特殊な使い方が一般化すれば、ベベルカットももう少し普及しやすくなるかもしれませんね。


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ハモックバンカーとは?〔ゴルフ用語説明〕

2016年10月24日 12:28

 ハモックバンカー(hummock bunker) とは ・・・

 バンカー内に芝に覆われた浮島状の小丘が点在するバンカーのことを言います。

 木と木の間に吊り下げた寝床の『ハンモック(hammock)』と発音も近いため間違いやすいが、『ハモック(hummock)』とは『小高い地形、丘、マウンド』のことです。

 元々はリンクスなどの砂丘地帯に自然にできたバンカーで、穴堀動物達によって掘られて出来上がった大きめのバンカー内に芝の部分が取り残されたため、こうした形状になっています。

 こうした形状のバンカーは歴史も古く、クラシックコース時代からより自然な形のバンカーのひとつとして利用されています。

 ハモックバンカーは砂丘地帯・砂漠地帯などの荒涼とした景観には合致しますが、日本の林間コースのように温暖で湿潤な気候の中では人工的で不自然な印象を与えてしまうことが多いため、なかなかに配置が難しく、日本ではほとんど普及していません。

 日本ではリンクス回帰の思想のもと、加藤俊輔やピート・ダイによってつくられたコースに稀にみられる程度です。

 こうした経緯から、浮島状の小丘の部分は芝や雑草が伸び放題になっており、それが邪魔となることも多いため、バンカーショットの難易度を増す効果があります。

 ゴルフ規則の上では、バンカー内の草で被われている場所はバンカーの一部ではないとされるため、この部分に関してはハザード内のルールは適用されず、ソールをしても構いません。


〔ハモックバンカーのあるゴルフコース〕
  東条ゴルフ倶楽部 8番

  JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部 6番・13番

  きみさらずゴルフリンクス 15番・18番

  ジュンクラシックカントリークラブ 18番

  ロッテ皆吉台カントリー倶楽部 10番

  セントクリークゴルフクラブ WESTコース 3番

  太平洋クラブ市原コース 3番

  ファイブエイトゴルフクラブ 18番

  レオグラードゴルフクラブ 4番

  小萱OGMチェリークリークカントリークラブ 8番

  ザ・ノースカントリーゴルフクラブ 7番 etc



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ヒンジングとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年03月21日 12:23

 ヒンジング(hinging) とは ・・・

 身体の関節を蝶番のような方向に曲げ伸ばしを行うことを言います。

 『hinge(ヒンジ)』とは、文字通り、そのまま『蝶番』という意味です。

 特にゴルフでは手首の関節を甲側やてのひら側に折る動作のことによく使われています。

 手首の関節は、圧倒的に曲げやすいのは蝶番のように動く甲側・てのひら側ですが、実際には蝶番関節ではないので、親指側にも、小指側にも幾分曲げることができます。

 こうした方向性の自由度が高い関節運動で、別の方向への動作と区別するために、ある特定の方向、つまり、ゴルフの場合では蝶番関節があるようにも見える甲側・てのひら側に曲げる動作を『ヒンジング』と呼んでいます。 

 肘関節は蝶番関節ですので、本来的には純粋な『ヒンジング』なのですが、一定方向しか動かない肘の曲げ伸ばし動作を日本ではあえて『ヒンジング』と強調して呼んでいないというわけです。

 ゴルフ用語としての『ヒンジング』はコックと深い関係があります。

 コックとは一般的には手首を親指側に曲げる動作のことを言いますが、手首の構造上、親指側へは一番曲げにくく、可動域が狭いのが現状です。

 人間の身体は動きやすい方向へ動いてしまうのが常ですから、コックを意識すればするほど、手首の関節はより曲げやすい甲側やてのひら側に折れる傾向にあります。

 これをスクエアグリップで行ってしまうと、フェース面の向きが変わってしまうため、インパクトで元の位置に正しく戻すという動作が必要となり、ゴルフを難しくしています。

 フックグリップでは、左手の甲が目標方向から少し空を向くように時計回りに回しますが、これによって、フェース面の向きを変えてしまうはずの甲側への動きが本来的に必要なコック側への動きに方向転換されています。

 近年のゴルフでフックグリップが推奨されているのは、左手のヒンジングをコック動作として利用できることが大いに関係しているとも言えます。

 右手のヒンジングもまたゴルフでは重要な役割を担っています。

 オンプレーンスイングは現代ゴルフの要とも言えるものですが、いつも同じ位置にクラブを上げる上で、右肘の方向を地面に向けるとともに、右手首を甲側に折って、クラブを右手で支えることがスイングの再現性で大切となります。

 また、切り返しにおいて、本来、右手は飛距離的な面では機能しないのですが、ヒンジングした右手の指の基節部分でクラブを受け止めることによって、細部のストレッチ・ショートニング・サイクルを引き出します。

 切り返しでのストレッチ・ショートニング・サイクルの主役である左広背筋の伸張反射のタイミングと合わさると、意識せずにスイングを反転させ、クラブを立てたまま、落下させることができるので、ヘッドスピードを上げるのに役立ちます。

 方向性と飛距離の両面に影響するヒンジングですが、ゴルフの技術の中では比較的扱いがやさしく、ほんのちょっとの意識するだけでゴルフが格段に優しくます。


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ビアリッツとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年04月17日 08:20

 ビアリッツ(Biarritz) とは ・・・

 距離の長いパー3において、縦長のグリーンの中央部分を窪んだハロウ(溝)が走ってグリーンを二つに分断していることを特徴としたホールのことを言います。

 こちらもオリジナルのレダンから派生した古典的なホールタイプです。

 その原型は、フランスにゴルフコース理論を初めて持ち込んだスコットランド人設計家のウィリー・ダン親子がデザインした南フランスのビアリッツGCの3番ホールを起源としますが、残念ながら、現存はしていません。

 そのコンセプトは『米国コース設計の父』とも呼ばれるチャールズ・ブレア・マクドナルドと、設計パートナーであるセス・レイノーによって引き継がれ、戦前の米国で大流行しています。

 このビアリッツによって、ロングパー3のグリーンの形状・大きさは『大きな縦長』という定義が確立されたと言われています。

 縦長の大きなグリーンがハロウ(溝)によって二つに分断されているため、カップが切られたサイドとは別のサイドにグリーンオンしてしまった場合、ジェットコースター的なパッティングとなって、距離感とライン読みに難儀します。

 2パットで収めるためには、芸術的とも奇跡的とも云えるほどのラグパットのセンスが必要とされるというわけです。

 このため、コースマネジメントの上では、カップと同じサイドに乗せる戦略が2段グリーン以上に優先され、このハロウ(溝)がショットバリューを高める効果を発揮しています。

 更に、バンカーが2つのエリアをガードするために、グリーンに沿ってそれぞれに配置されているため、より高いショットバリューが求められます。

 とはいえ、グリーンの手前にアプローチエリアに適した『エプロン』を配置し、パターでもアプローチが可能な程度の芝の刈高で、比較的簡単なエリアを持たせていることが重要です。

 1ショットでグリーンオンさせるか、簡単なアプローチエリアからの2ショットで確実に寄せるかをイメージさせ、戦略の選択肢の幅を広げる効果を『エプロン』が受け持っている好例と言えます。

 実はリンクスのグリーン周りのイメージから、この『エプロン』を考案したのも、マクドナルドとレイノーのコンビとされています。

 グリーンブライヤークラシックが開催されるコースとして知られるジ・オールドホワイトTPCコース(C.Bマクドナルド設計)の3番ホールも『ビアリッツ』です。

 『罪の谷』と呼ばれるハロウ(溝)がグリーンを分断し、世界屈指のPGAツアープレーヤー達をも苦しめています。


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バタフライグリップとは?〔ゴルフ用語説明〕

2017年04月20日 08:28

 バタフライグリップ(butterfly grip) とは ・・・

 両手の甲を空に向けて、親指をクロスさせ、手を蝶のような形にしてからクラブを握る方法のことを言います。

 左手はストロンググリップ・パームグリップでありながら、右手はウィークグリップ・フィンガーグリップ気味の握り方になります。

 左右の力のバランスが取れるため、クラブを立てやすいというのが特徴です。

 ただし、この握り方には一つだけ注意点があります。

 手を蝶の形にする手順だけでは両肘の向きが横を向いてしまう傾向がある点です。

 ゴルフでは肘の向きは地面の方向を向いて、腕を上下動させやすくすることが基本ですから、手を蝶の形にする前に、一手間入れてあげる必要があります。

 まず、手のひらを空に向けて、両肘が真下を向いた状態で、肘を胸に押し付けてください。

 この状態で、前腕だけを内旋するように回して、親指が重なるように蝶の形にしていきます。

 こうすることでスイング中でも両肘が真下を向いた状態をキープしやすくなるため、更にクラブが寝るのを防いでくれます。

 チーピンやフックはダウンスイングでクラブが寝過ぎることも影響しているので、フック系に適したグリップになります。

 また、アーリーリリースの原因も、ダウンスイング中にクラブが寝ていることによって、ヘッドの重さに耐え切れずにリリースのタイミングが早まることも関係しているので、タメの少ない方にも適したグリップとも言えます。

 ただし、初心者のように球を捉まえる技術をまだ身につけていない人の場合には、ストロンググリップに比べると、少しスライス傾向を強めてしまうので、あまりお勧めできません。

 それでも、グリップした際に、両腕ともそれぞれが肩から上腕、肘、前腕、手首、手へと一直線に並んだ状態を基本としているため、伸ばした状態で腕の力を発揮したいゴルフでは最適と言えるグリップかもしれません。

 飛ばそうと思って力を込めれば込めるほど、腕は縮こまります。

 腕が縮こまると、スイートスポットに合わせたはずのクラブが身体に近い軌道にずれてしまいます。

 その結果、ヘッドのトウ側でヒットして、ドライバーなどのヘッド体積の大きいクラブではギア効果でフック回転がかかりやすく、アイアンのようなヘッドの小さいクラブでは当たり負けしてスライス回転がかかります。

 そういう意味では、力み過ぎて、トウ側にミスヒットする人にも適したグリップとも言えるわけです。


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