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ゴルフメンタルテクニック カテゴリ 〔サイトマップ〕

2001年01月04日 00:00

 イメージとナイスショット
   ・・・ ミスショットなんて知らんぷり

 役割分担とナイスショット
   ・・・ ゴルフを2倍楽しむ方法

 集中力の配分とナイスショット
   ・・・ 集中力にも限りがある!スコアに影響する割り当て

 フェアウェイの真ん中からミスする理由は?
   ・・・ メンタルテクニックを実践するにも、訓練は必要

 過剰な自己評価傾向!自分は思ったほど上手くない?
   ・・・ 実力と自己評価の乖離率は15%

 ゴルフルールは誰のため?エチケットで救われる貴方のスコア
   ・・・ 記憶と感情の関係を知って、スコアに活かそう!!

 スロープレーと見なされないプレーのペースとは?
   ・・・ 1ショットあたりの許容時間・スタート間隔を保つポイント

 緊張した時の深呼吸、正しい方法とは?
   ・・・ 呼吸を助ける姿勢・動作

 上達とは無駄な動きは削ぎ落すこと
   ・・・ 小脳のフィードバック機能に学ぶ上達のポイント

やってはいけない攻めのゴルフ・守りのゴルフ
   ・・・ ゴルフでの『攻め』と『守り』の幅はかなり狭い

ゴルフに役立つ感情コントロールサイクル
   ・・・ 何事も中庸が肝心と申します

ゴルフにおけるメンタルの能動的3要素
   ・・・ 段階的にイメージ・決断・集中を行う

不安や欲に苛まれてもスイングに集中する方法とは?
   ・・・ 五感の力に頼る

コースで優先すべきなのはターゲットか?スイングか?
   ・・・ 優秀な潜在意識を信用して!

ボギーペースのプレー予定がゴルフを難しくする!?
   ・・・ 心理的な負担は終盤ほど増す


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イメージとナイスショット

2010年01月14日 23:52

 ナイスショットするために成功イメージは非常に大切です。

 ゴルフを始めたばかりでは、ナイスショットの確率がミスショットの確率を上回ることはなかなか難しい。

 自分のミスショットを繰り返し見ていることが原因で、失敗のイメージが脳に記憶されてしまうことも考えられます。

 特にゴルフを始めたばかりの方は、ボールを凝視しがちなため、悪いイメージが定着しやすい傾向があります。

 ミスショットしたときは、目でボールの行方を追うのは止めてましょう。

 あたかも他人が打ったように、知らんぷり。

 ゴルフで自分はミスなんてしないと暗示をかける習慣をつけることも成功イメージの獲得には必要です。 

 逆に、ナイスショットした時は、ボールの行方を最後まで凝視して、フィニッシュのポジションのまま、ナイスショットの余韻に浸ります。

 プロゴルファーになったつもりで、存分に格好をつけるのを心がけてください。

 少しずつでも、良いショットのイメージを蓄積することがゴルフ上達の近道となりますので、是非実践してみてください。


 成功イメージの定着で ナイスショット!!

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役割分担とナイスショット

2010年01月27日 19:52

 ショットを打つ時に、皆さんはどんなことを考えてしていますか? 

 残りの距離ハザードの場所を確認したり、ショットの注意点を思い出したり、いろいろ考えることがいっぱいあって大変ですよね。

 ゴルフ場には、人間の錯覚を利用したが仕掛けられている場合もあり、注意深く観察しなければ痛い目にあうことも。

 また、自然環境の変化もプレーに大きく影響して、ゴルフを難しくする反面、飽きのこない要因となっています。

 ゴルフのプレーでは、情報収集とその分析、決断、実行の過程をたどります。

 良い結果を出すためには、順序良く、この過程を確実にこなしていくことが大切です。

 実行である打つ段階になっても、クラブ選択に迷っているのは、決断の過程がうまくいっていないケースで、結果も出ません。

 ひとりで情報収集、分析、決断、実行をすべてを行うのは、予想以上に難しいことなんです。

 プロゴルファーが、トーナメントでキャディを帯同しているのは、それぞれの役割を分担して、事に当たる方が効率的なためでもあります。 

 情報収集をキャディが担い、互いに分析を行い、決断を下すのはプレーヤーで、自分の決断にもとづいて実行に移します。

 決断まで帯同キャディが行い、プレーヤーは打つだけという特殊なケースもあります。

 キャディとプロが師弟や親子などの信頼関係が厚い場合に限られた話でしょうが。

 信頼関係が薄い場合や感覚派ゴルファーの場合では、全行程をプレーヤーが行うことになります。

 感覚派タイプにとって、自分の身体で感じた情報を無意識に分析しているので、他人から提供された数値はあまり意味がありません。

 一流選手が好調な時も、わざわざ情報をキャディから聞かなくても、一見しただけで、自然とクラブに手が伸びるそうです。

 肌を撫でる風で空気の重さ風向きを、足裏感覚で微妙な傾斜や地面の硬さを、錯視などを経験から、脳が瞬時に判断を下しています。

 なんとも羨ましい話です。

 こんな事をできる人はなかなかいないので、できることを順序立てて行っていきます。

 情報収集の過程で、プロはサイモンメモなどのラウンドメモを事前に作成しています。

 ホームコースなどのよくラウンドするコースであれば、事前に自分でホールレイアウト図に情報を書き込んだ攻略メモを作成しておくと役立ちます。

 歩測以外に、レーザー距離測定器GPS距離測定器などを利用すると、正確に距離を測定できて便利です。

 注意深く観察して、の通り道やマウンドの場所など、自然環境の影響を受けやすい場所も書き込んでいきましょう。

 同伴者や後続組に迷惑が掛からないように、手際よく!!

 ラウンドメモを準備できた場合もできなかった場合も、その場の状況をよく観察して、できるだけ必要な情報を集めます。

 集める情報は、芝の深さ傾斜などのライの状況や打つ場所とグリーン上の風向きや上空の雲の流れなどやピンまでの距離ハザードの位置など一杯ありますから、時間を掛けずに素早く判断する訓練をしましょう。

 自分がプロキャディになったつもりで、集めた情報を総合的に判断して、思い浮かんだ方法の中から、自分の方針に沿ったルートやクラブ選択などの決定をします。

 ここで大事なことは決断を下すまで、アドレスしないことです。

 一度アドレスに入ったら、あなたはプロゴルファーです。

 ボールを打つことだけに集中して下さい。

 この頭の切り替えで、役割分担が上手にできるようになると、すごく簡単になります。

 お試しあれ!ゴルフを2倍楽しむ方法でした。


 キャディゴルファー役割分担で ナイスショット!!

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集中力の配分とナイスショット

2010年02月04日 23:45

 ゴルフ初心者からスコアが80台までのレベルの人の多くは、ドライバーで飛ばそうと力むあまり無駄にエネルギー・集中力を浪費してリズムまで狂わしている気がします。

 セカンドでも闇雲にピンをデッドに狙ってしまい大怪我をしたり、グリーンにオンしたら気が抜けて簡単にパットをしてしまう方が多いのではないでしょうか?

 シングルにまで上達した方は、集中力の使い方がアベレージとは逆の使い方をしているように思います。

 レベルがシングル以上の方の多くは、ドライバーはコース幅に収まる程度でいいと気楽にショットいる傾向があります。

 ドライバーよりは少しだけ集中力のレベルを上げますが、セカンドでもピンをデッドに狙わず、グリーンのどこかにオンすればいいと打っています。

 グリーン上のパッティングで、最高レベルの集中力を発揮できるように、集中の度合いを徐々に高めていくように心がけているのです。

 集中力も体力と同じように、個人差はあるものの限りはあります。

 集中力を上手に使って、より高いレベルのゴルフを目指してはいかがでしょうか?


 集中力のペース配分で ナイスショット!!

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フェアウェイの真ん中からミスする理由は?

2012年06月22日 20:08

 今、ティーグラウンドに貴方はいます。 

 フェアウェイの幅がすごく広いホール。

 左右にOBは無く、気になるバンカーや池もありません。

 どこに打っても差し支えのないティーショット。

 そのティーショットの行方は?


 また、次のようなケースはどうでしょうか?

 ドライバーのティーショットは改心の当たり。

 ボールはフェアウェイの平らな場所で、芝の上に正座をして待っているような絶好のライ。

 グリーンまでのルートもまったくハザードが係らない、願っても無いポジション。

 そんなときの2打目の行方は?


 どちらケースもプレッシャーのかからないショットなのに、ミスショットになることって、結構ありますよね。

 前にコースマネジメントでの大切なポイントは、気持ちが軽くなるようなルートやクラブを選択していくことだと言いました。

 プレッシャーなどの心的要因で、次のショットがミスショットにならないようにする戦略方針です。

 その方針に従って、できるだけストレスを少なくすべく、思惑通りのエリアへボールを運んだにもかかわらず、次のショットがミスショットになってしまっては元も子もありません。

 そこで、ストレスのかからないショットにおけるミスの原因も把握しておく必要がありそうです。

 このような危険なハザードなどが全く無い場合、目標をきちんと決めずに打ってしまうことが多いのではないでしょうか?

 現在地と目標の両方をしっかりと意識せず、漠然と打ってしまうと、それに比例してボールの行方も曖昧になってしまいます。

 逆に、ショットの弾道がはっきりとイメージできるときは、ナイスショットだった記憶はありませんか?

 この種のミスの原因は、ショットに対するイメージ力。

 イメージが鮮明な場合では潜在意識がイメージした動きを補正してくれますが、うまくイメージできない場合にはそうしたサポートを期待できず、ミスショットの確率を減らしてくれません。

 ナイスショットしようと、スイング中にいくつものチェックポイントを確認している人がナイスショットできない理由も、ショットのメカニカルな部分に気を取られた結果、ショットのイメージが希薄になるため。

 チェックポイントの数が多くなるほど、意図に反してミスショットの確率も高まってしまうわけです。
 
 たとえイメージが大切なことを理解したとしても、いざ心の中でナイスショットを映像として想い描くのはなかなか難しい作業です。

 普段の生活では道順を思い描くなど、誰でも当たり前のようにイメージを活用していますが、こうしたイメージ力も必要に応じて訓練された結果、獲得できた能力です。

 メンタルに関するテクニックの多くは内容を聞いてしまえば、すぐに使えそうに感じますが、肉体的なテクニックと同様、身につけるには訓練が必要となります。

 何回もイメージを思い描いたりするほか、イメージの元になるナイスショットの映像を繰り返し眺めるのも大切なこと。

 いいプレーをたくさん見て、それを頭の中で映像化することを続けていけば、ぼんやりとしたイメージが少しずつですが鮮明になってきます。

 ジュール・ヴェルヌ曰く「人が想像できることは必ず実現できる」と言いますし、イメージが習慣になるまで、気長に続けてみてはいかがでしょうか?


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ゴルフルールは誰のため?エチケットで救われる貴方のスコア

2012年11月08日 13:58

 みなさんはゴルフ規則をどの程度確認していますか?

 ラウンド前日に復習します?

 ゴルフ規則が改訂された年に?

 ゴルフ場で正しい措置に迷った後に?

 ルールは人づてに教えてもらったりするくらいで、ゴルフルールを解説した本は読んだことがあっても、ルールブック自体を手にしたことがないという人も多いはず。

 ゴルフ規則はR&AとUSGAで決められ、日本でのルールも英語で書かれたその文章を日本語に翻訳されているだけなので、読みにくい部分があり、敬遠されがちなことも確かです。

【ゴルフルールは救済規定】


 ゴルフ規則を単なる罰則規定と捉えていませんか?

 ゴルフのルールは罰則規定というより、むしろ救済規定だと考えてください。
 
 ゴルフはあるがままが基本。

 ティーショットでスイングしてインプレーとみなされた以降のボールは、カップインするまでノータッチでプレーすることが原則となっています。

 プレー中にボールが打てない状況に陥り、競技が続行できなければ、本来はゲーム終了なのですが、それではあまりにもかわいそうなので、ゴルフ規則が救済してくれるというわけです。

 無罰で救済を受けられるケース、ペナルティの打数を加えて打ち直すケース。

 ペナルティを受ける場合でもペナルティを嘆くのではなく、プレーを続けることを許してくれるルールを感謝するくらいになれば、メンタル面でもずっと好ましい影響が得られます。

 「ゴルフ規則の第1章はエチケットから始まっている」という話は、耳にたこができるくらい聞いているかも知れませんが、このエチケットもゴルファーを救済してくれるものです。

 みんながルールを守ってプレーすれば、自分自身も安全で快適にプレーができ、おのずとスコアも良くなってくるといった具合に。

 スコア面での効果を考えてみましょう。

【ストレスを発散するつもりが・・・】


 タイガー・ウッズが全盛期の頃、ミスショットをしたときは怒りをあらわにし、ただし、10秒経ったらすべて忘れるというタイガーのストレス対処法が、よくゴルフ雑誌に取り上げられていました。

 クラブを地面に叩きつけたり、キャディバッグを蹴り飛ばしたりとかなり酷い行為もありますが、ストレスを溜め込まないための優れた方法として紹介されていたのを記憶しています。

 タイガーの絶大な影響力も後押しして、日本ツアーでもそんな光景を目にすることが結構ありました。

 しかし、マナーとしてあまりに酷い行為は、子供へのマナー教育の問題もさることながら、スコア至上主義の観点ですら、期待するほどの効果は得られないのではと疑問に思います。

 ストレスは心の安定を乱す要因のひとつであり、確かにプレーに悪影響を与えます。

 その都度ストレスを解消して溜め込まないこと自体は良いことですが、ミスショット直後に激しい怒りの感情をぶちまけるという組み合わせが良くありません。

【記憶と感情の相互作用】


 感情と記憶に関する様々な研究結果から、快・不快を問わず、激しい感情をともなった出来事は記憶に強く残ることが知られています。

 また、記憶したときの感情が検索キーとなって、同一の感情状態のときに思い出しやすい傾向があることも。

 怒りの感情 = ミスショットのイメージ で、

 深く記憶に刻まれ、なおかつ、別の機会で怒ったときに思い出して、ミスショットの記憶がさらに強化されるといった悪循環を生みます。

 これでは負のイメージトレーニングをしているのと一緒です。

 こうした記憶を強化する行為をした後、仮に10秒で忘れることができるのであれば、それ自体が特技と言ってもいいかもしれません。

 ごく普通の人間には、ミスショットの反復練習にしかならず、ミスショットを何度も思い出す羽目になるため、ストレス解消すらできず、スコア改善効果も疑わしい。

 悲しい現実だが、「ゴルフと本人の品格を落とすことになるので止めなさい」と言うより、ゴルファーには「下手になるから止めろ」と言った方が聞き入れてもらえるだろう。

 快・不快を問わず、激しい感情をともなった出来事は強く記憶されるので、ナイスショットしたときにこそ、できるだけ喜んで、いいイメージを記憶に残す方が利口と言えます。

 エチケットの規定ひとつとっても、スコアに影響することがいろいろと含まれていて、奥が深いですよね。

 スコアの面だけでも、エチケットがいかに大切かを理解していただければ、周りの人も救われますしね。


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スロープレーと見なされないプレーのペースとは?

2012年11月10日 23:01

 以前、国内女子ツアーにイエローカードが導入された記事の中で、『全米女子プロゴルフ協会(LPGA)』のプレーのペースについての競技規定を紹介しました。

 ところで、男子ツアーではどうなっているかというと、『R&Aルールズ・リミテッド』は、ゴルフ競技を運営する委員会や関係者のために、「Guidance on Running a Competition」というガイダンスを掲載されています。

 日本ゴルフ協会ではこれを日本語に翻訳し、競技運営ガイダンス(日本語訳)として閲覧できるようになっています。

 この競技運営ガイダンスの付属C ローカルルール > 競技の条件 > 5. プレーのペース に、ショットごとの最大許容時間の規定があります。

 LPGAの競技規定では、1ホールでの平均的な所要時間は1打あたり平均30秒が目安として、ホールアウトした打数×30秒+11秒以上がペナルティの対象となっていました。

 R&Aの規定では、1打あたりの最大許容時間の目安は40秒となっています。

 また、パー3 のホール、アプローチショット、チップ、パットの場合に、最初にプレーするプレーヤーにはさらに10 秒が許されると規定されています。

 前の組と間隔が空いた状態になると、競技委員から口頭で「アウトオブポジション」と警告され、計測が開始されます。

 これは男女ツアーどちらも同じですが、スロープレーを判定する計測の仕方は、女子ツアーと男子ツアーではちょっと違っているようですね。

 ここで、我々がプレーするとき、1ショット対してどのくらいの時間的余裕があるかを考えてみたいと思います。

 プロのトーナメント予選では、各組3人ずつのスタートで10分間隔。

 それに比べ、通常、開場しているゴルフ場においては、スタート時間の間隔は7±1分になっていることが多い。

 4人ずつでプレーし、仮に皆で1ショットあたり40秒使用した場合、次打の場所に移動するのに残された時間は4分20秒。

 バッグを担いだ状態だと、かなり早歩きしても1分あたりの歩行距離はせいぜい70m程度。

 ドライバーの飛距離が240ヤード(216m)だった場合、歩いて約3分で到着し、1分20秒の猶予があります。

 また、電磁誘導の乗用カートで移動する場合、安全性を考慮したカートの速度は6.5km/h程度なので、1分当りの移動距離は108m。

 ドライバーの飛距離240ヤード(216m)の位置には2分で到着し、2分20秒の猶予ができます。

 しかし、カート道路の反対側にボールが行ってしまった場合には、片道30秒往復1分程度の横移動をしなければならないので、歩いたときと同じ1分20秒程度の猶予しかない。

 この間にキャディバックからのクラブの出し入れやコースマネジメントに必要な情報収集をする時間も含まれているので、あまり余裕が無いことがわかります。

 まして、ラフや林の中に打ち込んだ場合には、ボールを探さなければならい時間もロスになるので、まったくもって余裕はありません。

 ルール上5分間の探す時間が許されているものの、それによって生じた遅れは、その後のプレーをできるだけ急いで、早いうちに取り戻す必要があります。

 プレーが遅れたときには、すぐに前の組に追いつけるように、事前に時間を捻出できるようにしておくことも必要です。

 移動時間以外はショットにかける時間だけなので、制限時間の40秒も使わず、できるだけここから捻出したいものです。

 ただし、闇雲に時間短縮を目指してしまうと、ミスショットする確率が高まり、ボールを探す時間も打つ回数も増えて、かえって時間をロスすることになってしまいます。

 そうならないために、守るべきポイントがいくつかあります。

 一つ目のポイントは、毎回、プレショット・ルーティーンを実施すること。

 プレショット・ルーティーンとは、ショットの再現性を高めることを目的に、ボールを打つ前の諸動作から打ち終わるまでの動作を、毎回同じ一連のセット動作として習慣化する手法です。

 身体に動作を覚え込ませて習慣化するには、1万回程度の反復練習が必要と言われています。

 習慣化へ向けての初期の練習段階では、次の動作を意識的に考えなければならないため、かえってミスが増えることもあるので、途中であきらめてしまう人も多い。

 ただし、一度身につけると、スイング動作への導入を自動化できるので、ショットの精度が向上するばかりでなく、動き出しのタイミングがつかめず、体が動かないといったことを防止でき、時間の節約にもなります。

 二つ目のポイントは、スイングのイメージが浮かんだら、すぐにスイング動作を始めることです。

 最近ではイメージトレーニングの効用は脳科学的にも裏付けられており、見たり、イメージしたりするだけでも運動能力を高めることができるのは、ミラー・ニューロン・システムによるところです。

 運動野・運動前野で保存された運動記憶は、ワーキングメモリーに引き出されて利用されます。

 ここで注意が必要なのは、人間の中枢神経の処理が単一チャンネル処理系で、マルチタスクには向いていないということです。

 ゴルフのように考える時間が多いスポーツにおいては、ハザードを気にすることはもちろん、スイングのチェックポイントを意識することですら、スイングのイメージを浸食してきます。

 脳裏にスイングイメージが浮かんだら、余計な考えが浮かぶ前に、できるだけ早くショットの動作に移行することがショットを成功させる秘訣。

 想起から少なくとも10秒以内にはスイングは完了させたいところです。

 そのためにも、一つ目のポイントであるプレショット・ルーティーンは役立ちます。
 
 前の人が打ち終わってから自分が打ち終わるまでが、1ショットの計測時間ですが、これには意志決定の時間も含まれています。

 できるだけ移動中にも情報収集をするとしても、コース上では複雑な計算をしたり、のんびり考えたりする暇はありません。 

 前の組との間隔によっては、即断しなければならないこともあるので、ラウンドの前日までに、状況に応じたコース攻略をシミュレーションして、決断に時間をかけずに済むように、判断の準備を整えておくことが三つ目のポイントです。

 車の渋滞が先頭車両の何気ないブレーキで始まるのと同じように、ちょっとしたことでプレーも渋滞します。

 後続組のプレーのペースを乱し、ミスショットの連鎖も誘うため、後ろの組になればなるほど、遅れが拡大するというような、非常にはた迷惑な問題に発展します。

 一人一人がスタート間隔の7分を保って、快適なゴルフをみんなで楽しみたいですね。


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緊張した時の深呼吸、正しい方法とは?

2015年10月05日 11:46

 「緊張した時には深呼吸をして落ち着きなさい」と誰しも子供の頃には言われたと思います。

 実際に深呼吸してみてどうでしたか?

 緊張がほぐれた気がした人は良いのですが、なかなか効果が感じられなかった人もいるかと思います。

 これは呼吸が浅くなるような姿勢・体勢になっていることが起因しており、かなりオーバーアクションで深呼吸をしないと肺に酸素を取り込みにくい状態になっているためです。

 こうした場合、呼吸を助けるような姿勢を取ったり、呼吸を助けるような筋肉を使うことで、何かしらの方法で呼吸を補助してあげることも必要になってきます。

 腹式呼吸もそうした方法のひとつで、お腹をへこませたり、ふくらませたりする筋肉の動きによって、肺を動かす横隔膜や胸郭の動きを補助してくれます。

 腹式呼吸では、お腹をへこませることで横隔膜を押し上げて息を吐き出し、お腹をふくらませることで横隔膜を押し下げて息を吸い込みやすくしているわけです。

 日頃から腹式呼吸の習慣にしている人には何のことはない簡単な動作ですが、いざ緊張した場面でやろうとしても、混乱してこんな簡単なことすら上手くできないこともあります。

 そんな人にはもっと簡単な方法があります。

 深呼吸のときに顎を上げ下げする動作を加えるだけ。

 顎を上げて顔を空に向けたときに息を吸い込み、顎を下げながら息を吐き出すと、かなり呼吸が楽になりますよ。

 自発呼吸ができない人の気道を確保するのと同様の方法です。

 動作を繰り返すことで首の筋肉をほぐす効果もあるので、脳への血流も良くなって、呼吸と循環改善の一石二鳥。

 そもそも胸のどきどきした緊張状態とは、本来、心臓が身体の各所に血液を送り出し、筋肉や脳が有事に対処できるようにするための大切な身体の準備作業です。

 あまり緊張していることを心配し過ぎずに、『身体が緊急事態に対して準備を始めているな』と客観的に自分を観察すると、気持ちが幾分落ち着いてきます。

 ギャラリーが多い土曜・日曜日のティーショットなどで、どうしても過度に緊張してしまって、頭が働かなくなったり、筋肉がこわばったりするようでしたら、先ほどの呼吸を助ける方法で試してみてくださいね。


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上達とは無駄な動きは削ぎ落すこと

2016年08月05日 07:15

 ゴルフに限らず、スポーツ全般に言えることですが、その競技の上級者になれば、洗練された美しい動きをするものです。

 余りにも無駄の省かれたシンプルな動きであるため、完成された美しさだけでなく、簡単そうだという印象をも、見る者に与えてしまうくらいです。

 こうした洗練された動きをマスターする過程において、実際、脳の中でも無駄を削ぎ落す行程を踏まれているようです。

 身体を動かす際には、大脳の運動前野、第一次運動野、補足運動野などの運動領野の他、小脳や脳幹、大脳基底核など、脳のいろいろいな部分が関わっています。

 ご存知の通り、大脳は中枢神経系で最高位の統合機能を担っており、人間の脳の中では容積の大部分を占めています。

 これに比べ、小脳は脳全体の容積の10%程度と小さなものですが、ニューロンの数で言えば、大脳皮質の5倍もの1,000億個とも目されているのは驚きです。

 この膨大な数のニューロンのほとんどが『顆粒細胞』というニューロンです。

 小脳は、この『顆粒細胞』の他、『プルキンエ細胞』、小脳への信号の通り道である『髄質』の3層という単純な構造からなっています。

 1つの『プルキンエ細胞』に対して、およそ20万個もの顆粒細胞が繋がり、信号のやり取りで、運動動作を微調整する機能を担っています。

 大脳皮質から発せられた運動指令(原型)は、脳幹の橋を経由して、小脳の顆粒細胞で受け取られ、プルキンエ細胞ヘと伝えられます。

 これと同時に、全身から体性感覚の情報も受け取っています。

 この運動指令(原型)と体性感覚を比較して、そのずれを予測した上で、微調整した運動指令を大脳に送り返すというのが小脳の役割です。

 こうした予測的に微調整された運動指令を実行した結果、その誤差もまた小脳に戻されて、フィードバックに利用されています。

 この誤差の信号は、脳幹の下オリーブ核から伸びる登上繊維から小脳のプルキンエ細胞へと伝えられる経路を辿ります。

 その際、プルキンエ細胞と顆粒細胞との接続を変化させます。

 多数の顆粒細胞がひとつのプルキンエ細胞に繋がっているわけですが、その内、必要が無いと判断された接続は信号が伝わりにくくなります。

 まさにここで削ぎ落とされる作業が行われています。

 『身体が動きを覚える』というのは、こうした小脳や脳幹を中心としたフィードバック機能によるところです。

 こうして、初心者のぎこちなかった動きは、練習の繰り返しによって、無駄な動きが排除されて、結果としてスムーズな動きへと洗練されていくというわけです。

 大人からゴルフを始めたレイトビギナーは、ゴルフが上手になりたい一心で、いろいろな情報を掻き集めて、熱心に学習していく傾向があります。

 知識を身につける関係上、知識に知識を加えていく過程を経るのはしかたのないことですが、そのことで知識の贅肉が付き過ぎてしまうことも。

 豊富な知識であったとしても、脳の回路と同じように、不要な贅肉となる部分はしっかりと見極めて削ぎ落としていかないと、いつまで経っても初心者の動きのままです。

 スイング中のチェックポイントをその都度付け足して増やしていく方法は、こうした動作の学習とは逆行していることがよくわかっていただけると思います。

 それでも何かチェックポイントがないと不安だと感じる方は、ご自分のスイングが『洗練される』イメージであったり、スイングの無駄が『削られる』イメージをポイントとしてみたらいいのではないでしょうか?


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やってはいけない攻めのゴルフ・守りのゴルフ

2016年08月21日 10:07

 ゴルフトーナメントの終盤、優勝争いをしていた選手がトップから差をつけられ始めると、途端に「もっと攻めなければ駄目ですね」などと言いだす解説者がいます。

 プロである以上、賞金を稼ぐことが第一。

 優勝賞金が一番高額であることは確かですが、危険を承知で攻めた結果は、プロでなくともゴルファーであれば、どういう結果に繋がるかは目に見えています。

 無理やり攻めた結果、仮にたまたま勝てたとしても、それによって得られるのはガラスのように脆い偽りの自信だけ。

 ガラスの土台の上には、次に大きなものを築くことはできません。

 プロでは2勝目が1勝目よりも難しいと言われるのも、攻めのゴルフが毎回都合よく成功するわけではなく、真の実力が問われるからでもあります。

 もし、同様のやり方で2勝目も勝ち得ることができたのなら、それは生まれながらにして『強運』というカードを持っているごくごく限られた人の証です。

 さて、ごく普通の運しか持ち合わせていない人にとって、『攻めのゴルフ』とはどういったものでしょうか?

 『攻め』と云うからには、本来考えておかねばならない『守り』の部分を捨て、『攻め』の比重を高めていく、さらには玉砕覚悟で『攻め』一辺倒の状態です。

 少なくとも、『攻めている』と自分が感じている以上、自分の力量を超えていることを本人も薄々自覚しているはずです。

 そもそも、玉砕覚悟と云うのは万策尽きている証拠です。

 そんな状態から足掻いたり、もがいたりするのも勝手ですが、そこに至る過程の準備不足を顧みないことの方が問題です。

 ゴルフは一発勝負の記録を争うタイプの競技ではなく、4日間通しての合計スコアを競い合うことが本旨。

 自分の力量を見極め、そこから踏み外さずに、安定して自身の能力を最大限発揮できたものが勝者となります。

 今度は反対に『守りのゴルフ』の方はどうでしょうか?

 自分の力量の範囲内で物事をなしている点では、こちらが正しいようにも思えますが、ある種の危険を孕んでいます。

 本人が自覚しているか、無自覚であるかは別としても、誰しも本来あるべき自分の理想像を持っているはず。

 『守り』と云うからには、本来あるべき自分の理想像から一歩下がり、安全な領域の比重を高めていく、さらには逃げる算段を模索する状態です。

 こちらも少なくとも、『守っている』と自分が感じている以上、自分の理想とは違っていることを本人も薄々自覚しています。

 自分はもっとできる人間なのに、あえて能力を抑えている、もしくは抑えられていると思えば、おのずからストレスを感じてしまうのは当然のことです。

 そんな心理状態では、本来、簡単であるはずのことであっても、けっして容易なことではなくなってしまうでしょう。

 自身の感覚として抱く『攻め』であれ『守り』であれ、どちらも好ましくない状態ということです。

 ゴルフではできるだけ心の水面を波立たせない様に保つことが肝心とされます。

 自分の気持ちに素直になって、心地よいゴルフをすることが自分にとってのベストなゴルフを引き出す秘訣とでも言いましょうか。

 ただし、これもあくまで自身を正しく評価できる場合においてのみの話ですが。

 人は自身の評価を過信し過ぎるきらいがあることが知られていますから、自分が抱くものよりもほんの少しだけ安全と感じるゴルフが丁度良い加減なのかもしれません。

 もし、仮に『攻め』や『守り』を意識するにしても、こんな風にイメージしてみては・・・

 自分でコントロールできる技能の限界を崖としてイメージしてみてください。

 崖からの少し離れて立っている自分もイメージします。

 自分の立っている位置から崖までの距離が安全マージンになります。

 ゴルフでの『攻める』とは、けっして崖から飛び降りるような蛮勇ではなく、安全マージンの幅を狭めていくことを指します。

 たったこれだけでも充分危険な行為です。

 反対に『守る』とは、安全マージンを広げていくことをイメージしてみましょう。

 ゴルフでの『攻め』や『守り』とはこの程度の範囲の話です。

 ゴルフでの選択肢は限りなくありますが、確固たる方針に基づく、自分が取りうる選択肢の幅はおのずと限られてきます。

 あたかも風見鶏のごとく、軽はずみにでも、けっして他人のゴルフに「攻めろ」だの「守れ」だのと無責任な言葉をかけてはいけないというわけです。


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ゴルフに役立つ感情コントロールサイクル

2016年08月25日 15:28

 ゴルフでは平常心を保つことが最優先事項とされます。

 「無心になれ」などともよく言われますが、雑念は泉水のごとく湧き出して、人の心を惑わせます。

 仙人でもないかぎり、『無心』となることを望むこと自体、常人には無理があるようです。

 では、どのようにして平静を保つのか?

 下の図のように考えてみてください。

ゴルフに役立つ感情コントロールサイクル図

 人の心を水面としてイメージしています。

 どんなに悔しい失敗体験も、はたまたも喜ばしい成功体験であっても、心を揺るがし、平常心を失わせる原因となります。

 コース・自然に対してであったり、競争相手に対してであったり、自分や運命に対しても、様々な感情が湧き立ちます。

 一般的に『プレッシャーを感じる』と云うのは、失敗体験に端を発し、ネガティブ思考(マイナス思考)から生じる負の感情を重みに感じることです。

 ネガティブ思考は次から次へと負の感情を呼び寄せるので、放っておけば、いずれは自信喪失(不安)状態に陥ります。

 こうした自信喪失(不安)状態から抜け出すには、ネガティブ思考とは相反するポジティブ思考(プラス思考)から生じる正の感情によって、心を軽くしてあげる必要があるわけです。

 できるだけ早い段階で平常心へと戻してあげましょうね。

 だからといって、ポジティブ思考(プラス思考)も度が過ぎれば、オーバーヒート思考に陥ります。

 『落ち着き・和み』は行き過ぎれば、『油断・迂闊』に通じ、『覚悟・挑戦』も行き過ぎれば、『気負い・蛮勇』へ、『楽しみ・喜び』ですら行き過ぎれば、『自堕落・浮かれ』へと繋がります。

 良いことでも、あまりにも熱を帯び過ぎると、心に緩みが生じてくるというわけです。

 その結果、危険を危険と感じられなくなってきます。

 成功するために自信を持つことは大切な要素となりますが、自信過剰(自惚れ)は無痛状態と同じ危険な状態です。

 痛みを感じない状態を無敵状態と勘違いしてはいけません。

 無痛症の患者が十代で早死にしてしまうように、危険を知らせるセンサーが壊れた状態は死と隣り合わせです。

 取り返しのつかない失敗へのカウントダウンが始まっていることに早めに気づいてください。

 自信過剰(自惚れ)状態も、オーバーヒート思考とは相反するクールダウン思考で熱を冷まし、平常心にゆっくりと近付けていくように対処していくことになります。

 ここでも度を越してはいけません。

 『用心』し過ぎたり、『企み』過ぎれば、相手を恐れるあまり『焦り』や『ひがみ』などの負の感情が芽生えてしまいます。

 『ゆとり』や『保険』であっても、度を越して選択肢があまりにも増え過ぎると、『迷い』や『ためらい』を生じてしまいます。

 また、『几帳面』過ぎれば、自責の念から『悔い』も生じ、『目敏』過ぎれば、正義感や完璧主義から『苛立ち』を覚えることすらあります。

 何事も中庸を重んじることが大切ですね。

 マイナスに振れれば、プラスで返し、プラスに振れれば、マイナスで返せば元に戻るサイクル構造になっているわけですが、一番良いのは感情に素直に反応せず、できるだけ心を波立たせないということです。

 それが一番難しいとされる『無心』に近づくことになるわけですが・・・。


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ゴルフにおけるメンタルの能動的3要素

2016年08月29日 15:01

 他のスポーツと同様に、ゴルフでも心・技・体はいずれも大切です。

 心の部分は思考と感情が相俟って、体や技の質に影響を及ぼしますし。

 また、反対に技や体の部分も、自信や精神力を通じて、心に作用してきます。

 ゴルフに関係するメンタル面を考える場合、状態を表わす心理要素と自分で何かをしていかなければならない能動的な心理要素が混ざっていると、混乱してしまいます。

 ここではその辺を少し整理して、能動的な心理要素について考えてみましょう。

 ゴルフは考える時間が長いスポーツです。

 極端な話、スイングしている時ですら、考える時間に充てることもできます。

 ただし、大人の場合、永きにわたり「物事は一つに集中しなさい」と教育されてきた経緯があるため、子供と違って、並行処理は苦手になっています。

 スイングにおけるチェックポイントであったとしても、スイング中に物を考えることは避けた方が無難と言えます。

 ゴルフに関するメンタル面で、自分で積極的に行わなければならない能動的なものは、イメージ・決断・集中の3要素です。

 下の図のように、それぞれを実行する場所を限定して、ひとつひとつ順番に行っていくことで、不器用な大人でもそれぞれを正確に行っていくことが容易になります。
ゴルフメンタルの能動的3要素 模式図
 思考エリアでは、過去の経験や未来への予想を行う段階で、まずは『イメージ 』が中心となります。

 初めにターゲットラインの延長線上の真後ろに立って、顔の正面でターゲット(目標)の方向や距離を直視して確認します。

 物を見る場合、目標を両目の中心に置くことが錯視に陥らないためには大切なことです。

 ここで、目で見たターゲットをイメージに変換していきます。

 ターゲットがブラインドとなって、目に見えないときばかりでなく、頭の中の仮想空間で回転させたり、視点を変えたりする必要があるため、基本的には頭の中でイメージ化したターゲットを利用します。

 次に、このターゲットに対して、クラブや打ち方などを変えた様々な球筋の弾道をイメージしていきます。

 この際、スイングイメージは補助的なもので、あまり拘ってはいけません。

 スイングイメージ自体は練習の段階で仕上げておくものです。

 あくまでもここでは仕上がったスイングイメージの選択肢の中から、最適なものを選ぶだけといった感じで、ターゲットに向かう弾道イメージの方が中心となります。

 次の段階で、このいくつもの弾道イメージの中で、状況に応じて最も適したものを一つだけ選択します。

 状況に応じては一つに決めかねる場合もありますが、迷うような場合であっても、必ずどちらか一方に決めて、もう片方の存在は忘れてしまうことが肝心です。

 これが『決断 』するということになります。

 決断したら、選択したものを再度イメージし直し、そのイメージを保持したまま、スイングエリアに入っていきます。

 イメージを保持できる時間には個人差がありますが、たいていは雑念によって10秒程度でかき消されてしまいます。

 スイングエリアでは、思考エリアでの作業を無駄にしないためにも、せっかく選択したイメージが失われてしまう前に、スイングを終えてしまうことが大切となります。

 そのためには、プレショットルーティンの行程を見直して、無駄な工程を省き、日頃から繰り返すことによって、一連の無駄のない動作を身につけてください。

 スイングエリアに長居しないように、スイングエリアを水が満たされて呼吸ができない空間として、想像してみるのも良いかもしれません。

 水の中では音も伝わりにくくなります。

 周りの雑音に惑わされずに、集中することができるかもしれません。

 泳げない人ではかえって慌ててしまうかもしれませんが、概して水の中は落ち着くものです。

 数秒という限られた時間の中、過去や未来に意識を飛ばしている暇はありません。

 意識を現在に引き戻し、今やるべきことだけに『集中 』します。

 そして、人の集中力にも限りがありますから、集中力を無駄に浪費してしまわないように、スイングが終われば、速やかにスイングエリアから出て、集中した意識を解放してあげてください。

 スイングエリアから出た瞬間に、集中のスイッチが切れるイメージで。


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不安や欲に苛まれてもスイングに集中する方法とは?

2016年09月02日 09:56

 不調な時ほどゴルフコースでは自ずとスコアを乱す要因となるハザードやOBなどが気になり出し、不安に感じるものです。

 また、反対に好調であれば、ハザードやOBなどは気にはなりませんが、期待が強ければ強いほど、欲によって、周りの状況を正しく判断する冷静さを失っているものです。

 スイングする際には、こうした余分な感情を取り除いて、目標に集中することが大事になるわけですが・・・。

 実際問題として、『無心 』になるだとか、『無我の境地 』に至るなんてことは、修行僧の目指すところであり、生臭坊主はもとより常人にはとうてい無理なことのようです。

 ただし、次々に湧き上がってくる感情や思考に対して、無策というわけではなく、常人なりに対処する方法は存在します。

 概して、感情に翻弄されているときや物思いに耽っているときは、意識が過去や未来に飛んでしまっている状態と言えます。

 現在時点に意識を引き戻し、今やるべきことに集中させるためにはどうしたらよいでしょうか?

 感覚器官の力を借りるのが簡単な方法となります。

 ご存知のとおり、人の感覚には『見る・聞く・触れる・嗅ぐ・味わう 』といった五感があります。

 こうした感覚に意識を移した瞬間に、誰でも現在感じうるものに心が奪われます。

 この作用を利用すれば、感情や思考が去来しているときであっても、簡単に意識を現在に引き戻してやることができるというわけです。

 狙うべき目標を『見る』という視覚。

 風の音を『聞く』という聴覚。

 手や足で『触れている』という触覚。

 草や土の臭いを『嗅いでいる』という嗅覚。

 『味わう』という味覚に関しても、緊張してときには唾液は減るもの。

 そうした唾液の味に意識を移すだけでも、感覚の力で意識を今現在に取り戻すことができます。

 こうして今やるべきことが鮮明になったのなら、すばやくアドレスに入って、さっさと打ってしまいましょう。

 ぐずぐずしていては、とめどなく湧きたつ感情にまた飲まれてしまいますよ。

 また、意識を現在に戻せるからといって、アドレスに入ってから感覚を使い出すのでは遅過ぎます。

 確かにアドレスに入ってから、フェースの向きを合わせたり、アドレスの向きを微調整したりする行為も感覚で意識を現在に取り戻すことはできますが、その間に一番肝心な目標のイメージが失われてしまいます。

 目標イメージもまた失われやすいことを配慮しましょう。

 目標を見直せば良いと思うかもしれませんが、以前話したように錯視の影響でアドレスの状態から目標を確認するのは危険です。

 感情に飲まれたら、アドレスを一度解き、感覚を使って意識を取り戻した後に、再度ルーティンをやり直してください。

 と云うか、是非とも感覚で意識を取り戻す行程をプレショットルーティンに加えておいてくださいね。


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コースで優先すべきなのはターゲットか?スイングか?

2016年09月14日 09:50

 ゴルフコースではスイングに集中しなければならないと思ってはいませんか?

 確かに、練習では試行錯誤を通じて、スイングのマイナーチェンジを図ることは大切。

 長いゴルフの歴史の中でも、スイング理論が完成されたことは未だかつて一度もないことですから、どなたのスイングであっても改善の余地は必ずあるものです。

 ですが、結論から言えば、コース上でボールを打つ際には、ターゲットイメージを優先すべきです。

 たとえ話として、射撃で的を狙う場合、いざ撃とうとする段になっても、銃を組み立てている人なんていませんよね。

 アドレスに入っているにもかかわらず、スイングのことを考えるのはこれと同じこと。


 こう考えると、相当間抜けな行為だということがわかります。

 自分で直接管理できるものはスイングだけと考えてしまうと、スイングにより強く意識が移ってしまいがち。

 正しい軌道でスイングして、正しくインパクトできなければ、正しい方向に飛ばないと思い込んでしまいます。

 こうなると、スイングのチェックポイントを確認しながら、スイングを意識下でコントロールしたくなる気持ちはごく自然な感情です。

 ただし、先の例のように、スイングは練習段階で組み立てを終えておくもの。

 スイングのメカニカルな部分に拘るのは練習中だけで十分です。

 スイング練習では無意識のレベルでスイングが行えるところまで落とし込むことがその主な目的になります。

 完璧なスイングである必要はなく、性能の良し悪しも問われませんが、スイングの未完成品だけはコース上に持ち込むのはタブー。

 いったんコースに足を踏み入れたら、スイングのことは一切考えずに済むレベルにしておくか、もしくはせめてスイングのことは忘れられるように、別のことに集中しましょう。

 そこで有効になるのが、ターゲットに対するイメージを明確に持つことです。

 一般的に忘れることは難しくても、人は一点に集中すると、他への意識が緩みます。

 より重要なターゲットイメージに集中することで、スイングを意識から解放し、潜在意識がコントロールする領域に戻してあげることができます。

 ターゲットイメージに集中すると言っても、ここで大事なのは、身体の向きを意識的に微調整して、正しい方向を向こうとすることではありません。

 単にターゲットをイメージするだけ。

 ターゲットまでの距離や方向を具体的にイメージしましょう。

 意識の役割はターゲットを指定してあげることだけです。


 これに応じて、潜在意識は必要な弾道イメージやスイング方法に加えて、アライメント調整という答えを導き出してくれるものです。

 この意識と潜在意識の関係は、上司と部下の関係に似ています。

 馬鹿だと思っていた部下が、実は優秀すぎて、上司の自分には理解できていない場合やその逆もしかりです。

 潜在意識の導き出す閃きは、単なる思いつきではありません。

 過去に経験した膨大なデータベースを元に、高度な演算の結果として、導き出されています。

 貴方がちまちま頭で計算しているレベルを遥かに超えています。

 スイングにしても、弾道にしても、アライメントにしても、潜在意識が得意な領域にまで、意識が口うるさく指示すると良い結果を生みません。

 もう少し、もう一つの自分でもある潜在意識を信じてあげてくださいね。

 ただし、潜在意識の土台となっているのは充分な練習や経験であることを忘れずに。


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